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このままだとEXVSシリーズは衰退する

今日↓の記事を見ました

売上や企業理念などの細かいデータを交えた非常に興味深い考察を交えた上でEXVS家庭用発売の需要を解説しています。

中でも注目度の話は興味深かったです。
以下は自分で作ったものですが、
マキオン家庭版発売>>マキオン オンラインテスト>>マキオン家庭版発売告知=クロブ稼働=EXVS2稼働=PDF2022

注目度推移

なんと新作稼働が過去作品の家庭版発売の1/4の注目度しかなく、さらに定期的にアプデされるクロブが不具合対応程度しかやっていないマキオンに負けているという現実・・・。こう見ると家庭用勢はAC勢の倍以上居るのが分かります。
私的にも上記の筆者様同様にゲーセンで次回作が稼働するという情報はさほど嬉しいと感じませんでした。というのも現状クロスブーストをプレイする気力がゲーム性以外の理由であまりないからです。

理由を列挙すると
①1プレイ100円が高い
②ゲーセンが遠い/無い
③マナーが悪い人が多い(自分含めて)

①は言わずもがな今どき一回100円のゲームなんて冷静に考えると高すぎると感じるからです。勝率50%の人が10000戦やるとなると50万円かかります。
全国大会上位に入るような人でも勝率は75%くらいで、この場合は10000戦に25万円。
マキオンは定価でも8000円くらいで月額1000円前後のps plus代金で無限に遊べます。
さらにはトレーニングモードの存在も個人的に見過ごせません。初めて扱う機体は操作練習の有無で勝率が変わります。なので勝率を上げたいなら必須です。しかし、操作練習にお金がかかる…なんだか馬鹿らしく感じます。EXVS月額会員加入なら月に数回は無料になるみたいなのはあっていいと思いますね。
今どき無料プレイの人気ゲームなんていっぱいある中でゲーセンでしか遊べない一回100円の商売を続けているので新規プレイヤーは入りにくいでしょう。

②ゲーセンが遠い
先述の記事にもありましたがクロブが稼働開始した2年前と比べて全国のクロブ設置ゲーセンは5%も減少しているようです。そして私の行きつけのゲーセン(広島駅に隣接していたフタバ図書内のゲーセン)も潰れました。そのゲーセンは広島駅に隣接しており、広島駅まですぐに行ける私にとっては駅近で飯の選択肢が多いのもあってゲーム→飯→ゲーム→電車で帰宅といった強行動ができる最高の環境でした。
ついでに言うと席の数も多くて混んでないのも良かったです。ここが潰れてから明確にゲーセンに行く頻度は減ったと思います。
ゲーセンが潰れる理由は電気代の高騰などもあるようですが、明確に魅力が無いからだと思います。
家でできるゲームが充実し、さらにはスマホゲーも日々進歩し、中華EXVSなんかはもはやスマホゲーです。あと何年か経つと高度なアクションゲームも高いグラフィックを維持してスマホでプレイできるかもしれません。それなのに未だゲーセンでしか遊べないゲーム、しかも家でも十分できるようなゲーム内容…衰退するのは当たり前です。
また、電気代に関してもゲーセンは誰もプレイしていない筐体も常時電源をオンにしています。はっきり言って電気の無駄です。電力不足などで困っている現代で誰も遊ばないゲームの映像を延々流すのは良くないと思います。

③マナーが悪い(俺もだけど)
これは人のことも言えないんですが奇声を上げるプレイヤーが多いです。最寄りのゲーセンの常連客?がゲーム中ずっと喋っているのに実は一人でシャッフルをしているのに気づいて行くのをやめたことがあります。他にも別の人が大声を出したりと、最寄りなのに行きつけではなくなりました。
その後、私自身も家庭用ばっかりプレイしていく過程で誰にも声が聞こえないのもあってか自然とゲーム内の判定に不満や、味方のミスに文句を言うのが癖になってしまい、ゲーセンでも悪態をつくようになってしまいました。空いている時間帯にしかゲーセンには行かないので見られていないはずですが、残念ながら私自身もマナーが悪くなりました。こんな醜態を人前でするのは良く無いという思いもあってゲーセンに行かなくなりました。まあ、悪癖を第一に治すべきなのは間違いないです。
有名プレイヤーも配信で大声を出しています。これはその配信者が好きなら面白いと感じるものの知らない人が現地で見るとただの迷惑な人に見えると思います。

まとめ

以上のことからゲーセン一本で展開するのは時代遅れに感じます。グローバルとかSDGSだとかが重要視される現代社会において、国内の都市部でしか遊べないゲームなのにマナーの悪いプレイヤーがいるのが原因で遊びづらいと感じる人が多く、さらにお金も他のゲームに比べると異様に高く、ゲーセンは多数のゲームをつけっぱなしにして電気の無駄と、完全に全時代的なコンテンツです。新規プレイヤーの敷居は上がり続け、次第に今の現役プレイヤーもゲーセンに通えなくなり、EXVSシリーズは新規の激減も相まって終焉を迎えることでしょう。

ゲーセン展開を続ける理由の考察

個人的な推測ですが、ゲームセンターの売り上げをEXVSシリーズが長年支えているのが原因でしょう。バンナムの格ゲー:TEKKENは世界的に見て人気があるものの、ゲーセンよりも家庭版が先行しているようで、ゲーセンではプレイヤーが激減しています。一方、鉄拳は世界中で人気があるのでゲーセン文化などがない国では展開が困難と判断して、ゲーセンをおまけ程度に扱って世界中でプレイすることに尽力したのだと思います。
一方でガンダムというコンテンツ、さらにその中の一部であるEXVSは格ゲーに比べると海外での需要がなく、家庭版を出しても購入者のほとんどが日本人です。家庭用発売でゲーセンの稼ぎ頭が減るうえに、格ゲーほどの海外需要もないから渋っているのではないでしょうか。

以前、WALKMANという商品は発売直後に世界中で爆発的なヒットをしたのに、スマホの発達によって市場から姿を消したと言う記事を見ました。
この間、20年も経っていないようで、新商品がヒットする期間というのは近年の技術の発達に比例して減少しているようです。EXVSシリーズもこのままゲーセン一本で展開するとWALKMAN同様に別なサービスに淘汰されます。ゲーセンはある程度仕方ないかもしれ無いですが、EXVSシリーズのゲーム性は唯一無二です。人気があるからここまで続いたわけです。ゲーセンの呪縛から早く解放しないとプレイヤーは減少し続けるでしょう。


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