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能動的淡路島(2022.2.26-27)①

神戸編からの続き。

明石海峡大橋まで、高速を回避すると+15分、ぐるっと山側まわりになる。自分の運転で淡路島に渡るのは初めてでワクワク!
しかし自分のETCカードを持ってくるのを忘れてきてしまったせいで、通行料がかなり高くついた。橋を渡るときはETCカードを忘れずに…!

橋は見て楽しい、渡って楽しい素晴らしいスポットだった。天気の良さも相まって、なんていい気分!

淡路島に到着、島自体は二度訪れたことがあり、その時には行っていない場所を縦横無尽にめぐるのが今回の目的だ。
まず橋からほどない距離の兵庫県立あわじ石の寝屋緑地というところで車を降り、散歩をしようと歩き始めると、公園管理事務所のおじちゃんに話しかけられる。

「けっこう広いけど歩くつもりかい?」「はい、普段登山しているのでこのくらいは全然平気です」「おおそうかあ、1時間くらい時間があるならこのルートがいいよ」ちょうどルートマップの立て看板があり、おすすめの道を教えてくれる。

「というかよかったらご案内しましょうか。変なとこがないか見回るのが私の仕事だからね、どうせおんなじ道を歩くんですよ」そう言われて、おもしろそうだと思い「はい、お願いします」とおじちゃんと一緒に歩くことになった。

小気味良い足さばきの彼

「私はねえ、15年この仕事やってるけど、お客さんと歩いたのは初めてだよ」と嬉しそうに言われる。おお〜そうなんですね。一体、どうしてそうする気になったんだろう?
「この仕事はいい仕事ですよ。シルバー人材で雇ってもらっているけど、煩わしい人間関係もないし、毎日こうやって歩いて健康。こんなにいいことないね」おじちゃんは朗らかに続ける。なんか愛嬌のある人だな、と思う。
どこから来たの?とか、お仕事は?とか聞かれるので、かつて大阪に住んでいたことや、今の仕事のことなどをぽつぽつ話すと、おじちゃんもいつから淡路島に住んでいるかとか、ここでの暮らしはどうかとか、いろいろと話してくれる。

淡路島の人はどんなふうに暮らしているんだろう、と興味があったので、「買い物に行くとしたら三宮まで出るんですか」とか、「移住者は多いんですか」とかいろいろ聞いた。

「コロナで淡路島は来る人が増えてる。キャンプブームもあるし、都会に出辛い人が、ここならいいだろうと遊びに来るんだろうね」とか、「最近は外の資本が多くてね。地価が上がってるよ。わたしの家は、〇百万で買ったんだけど(忘れてしまった)この前どっかの会社の人が来て、土地売りませんかって。聞いたら、買った時の何倍もの値段だったよ」とか、いろいろと興味深いおはなしだった。
「ああ、パソナとかですか。キティちゃんの施設ありますよね」初めて淡路島に行った時に、都会の人でも迷わずに楽しめるコンテンツがけっこうあるんだなと驚いたものだった。

寝屋緑地自体は、歩きやすく、適度にアップダウンがあり歩きごたえも十分、鳥が多くて、いいところだった。ぐるりと回って駐車場まで帰り着き、「ありがとうね、楽しかったよ」「わたしもです」お互いお礼を言って別れる。
あのおじちゃんは今も元気に毎日公園を周回しているだろうか。

少し走って東浦の浜辺の公園に立ち寄り、その後ランチにしようと近くの寿司屋を目指したら土曜日だというのに休業だった。今日の宿は南あわじ市なのでとりあえずそのままどんどん南下する。

一人分とは思えないパンたち(再掲)

建築設計事務所がやっている洒落たカフェがあったので立ち寄ってみるとキャロットケーキが美味しそうで、思いがけずランチがケーキになってしまった。あと、買いすぎていたパンも適宜、食べた。

つづく。

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