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福岡再発見(2022.5.29-31)②

その日の宿、「ほりわり」というゲストハウスに宿泊。
先ほど通った「御花」にて期間限定で働いているという男の子が長期滞在をしていて、彼とおしゃべりをして柳川の夜はゆっくりと更けていった。

盛岡出身、京都の大学に通う4回生で、今なぜ柳川にいるのか、参加している観光業のインターンシッププログラムのようなものの話や、地元盛岡のことなどをいろいろ聞かせてくれた。
盛岡には一度しか行ったことがなかったが、自分でも解明できない謎の好感を抱いていた街で、彼の話を聞いて近いうちにまた行こう、と思ったのだった。

彼に教えてもらって何それすごい、と思ったのが、「盛岡という星で」という盛岡市が企画、発信しているメディアである。
「コロナの最初の頃に、京都の下宿にこの冊子が送られてきて」と彼が見せてくれた立派な小冊子には、過大すぎない、押し付けではない、さまざまな角度から切り取られた盛岡の愛おしい景色、人、物ごとが綴られていて、盛岡に一度しか行ったことがないわたしでも何か「うんうん」とうなずきたくなる、そして心がじんわりと満ちていくような写真や文章に溢れていた。

県外在住の学生向けに、県の特産品などと一緒に送られてきたのだそうだ。地元を離れ、人とあまり会えない日々の中で、きっとそれは彼らにとって、単なる紙の束とは思えないくらいとてもあたたかな贈り物に感じられただろう。
盛岡市スゲー、と思ったし、地元が好きと明るく話す彼がまぶしく映った。心からうらやましかった。

つい先日この「盛岡という星で」ビジュアルブックを郵送してもらえるという企画があったので、速攻で応募してわたしも手に入れました。うれしい。

髪がポワポワ

そして彼がプログラムで3ヶ所目に訪れる予定の場所が、わたしも近々訪れたいと思っている島根県の隠岐であり、これはいつかまた会うかもねと笑い合った。

オーナーさんはちょうどこの週末開かれている「森・道・市場」に出店中とのことでお会いできなかったのだが、彼女にもいつかどこかで会える気がしている。

ごちそうになった植木のスイカ

スタッフとして来ている方には、「植木のスイカがありますよ」と美味しいスイカをご馳走になったり、帰りにたまたま駅まで車で送っていただいたりしてお世話になった。
まだ5月にもかかわらずスイカを食べているなんて!ちょっといけないことをしているみたいで嬉しい。初物は格別だ。
ちょうど前回の出張時、植木の道の駅を通って「植木のスイカ、美味しそうだな~」と思っていたばかりだったので、念が通じたようで嬉しい。

つづく。

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