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カット!! 〜担当番組が1つ減って2つ増えます〜
職歴に「アルコ&ピース」って書けるね
4月からお手伝いする担当番組が一つ減り、二つ増えました。当たり前のことながら、頭の使いどころが全く異なるので、新しい番組に入るたびに、部署異動どころから、転職している気分です。
減った方の一つが、先日最終回を迎えた「アルコ&ピースのメガホン二郎」。丸7年間の仕事の中で一番、会議が楽しく、会議中に”悪い笑い”(良い意味)をした番組です。(良い意味)は、本当に良い意味。
スタッフさんが資料を画面共有する際にできた10秒ほどの空白の間で「そういえば○○観ました?面白かったですよ」と映画の雑談が始まる感じが好きでした。
ド正面からの映画プレゼン企画で感嘆したり、散々笑って観た後に「これ映画要素どこ行ったんだよ」と思い直したり。ひたすら楽しかったですね。
言うまでもなく、演者・スタッフの“面白そうな匂い”を嗅ぎ取る嗅覚がエグくていらっしゃるため、現場発で生まれる新しい流れが毎収録ごとにあって、やる企画を知っているのにも関わらず、毎回オフラインデータ拝見するたびに新鮮に爆笑してしまいました。
楽しんでるだけじゃダメですが。力不足を実感する場面も多々ありまして、脳の柔軟性とか、切り替えるスイッチの多さが課題ですね。もっとファニーな頭の使い方ができるようになりたいものです。
番組が始まる時にもTwitterで書きましたが、改めて、自分の職歴に「アルコ&ピースの」と冠が付く番組を並べることができて、嬉しい限り。この仕事を意識し始めたきっかけが「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」でしたので。これまでテレビ東京で仕事をする機会も少なかったので、様々なスタッフさんとの出会いにも感謝感謝、またいっぱいやりたいな、ハッピースマイル。
「新番組」と「新しく番組に入る」の違い
さて、増えたレギュラーの方ですが、一つは「形から入ってみた」(TBS)、もう一つは以前から続いている某番組です。(まだクレジットされてないので一応、番組名未記載)
「形から」は企画書づくりの段階からお手伝いさせていただいている番組で、特番2回放送を経てのレギュラー化です。めでたい。頑張ります。で、もう一つの方は、既存の番組に新しく参加する形となります。
今までの自分の人生に当てはめるとするならば、前者は「小学校の同級生と同じ中学に入る」で、後者は「幼小中高一貫校である私立に高校から入学する」という感じです。自分の場合は桐光学園。
番組に対する理解度に圧倒的な差があるので、後者はかなり難しい。「ここはこうしたら良いんじゃないですか?」と出したアイデアが、「それは初期に散々試して失敗してるので」みたいなことがままあります。
番組、またその会議というのは非常に“ナマモノ”ですから、技能やアイデアをぶつけるだけではなく、なんというか「生理的な方向性」を合わせる必要があります。それを同期させると、頭の使い方も定まっていくので、宿題の打率が上がる。気がする。経験上。
正直これは一か八かで、クラスガチャ、部署ガチャ、ご近所さんガチャと一緒ですね。結局は人の集団なので、徹底的に合わない可能性もあります。仕事なのでやりますけど。「こっから2時間、ちょっとキャラ入れないとキツいな」って会議よりは、ナチュラルに喋れると嬉しいですよね。
そして、これまた難しいのが、番組の風土を感じ取りながらも、「馴染む」のは良くなくて。
自分は「新しい風」「新しい刺激」にならなくては意味がありません。外部の新しいスタッフを入れるというのは、そういうことです。社内の研修とかじゃないから。「郷に入っては郷に従え」とよく言いますが、この場合求められるのは「郷に入っては、独特な表札とか見たことないスニーカーとかで近隣住民に個性をアピールしつつ、ベースとしては郷に従え」という感じでしょうか。
まずは自分の周りの席の人から輪を広げていく。桐光学園で学んだメソッドを活かしつつ、「番組に入れてよかったな」と思ってもらえるよう、頑張ります。
おまけ:給料のはなし
ようやく父親の月収を超えたぜ…と内心喜んでいたのですが、今度海外に転勤して、現地で副社長やるそうなので、またズドンと突き放されました。働きすぎ。
同世代の作家とかをライバルにするのが定石かもしれませんが、悲しいかな知り合いも少ないので、当面の間は父をライバルに見据えて仕事を頑張っていきます。
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初めてなのにインストを勧めてくるかのようなApple Musicのサムネ
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