The View 関西ラクロス2021(4)

~2020年の前と後(中編)~

★各学年の部員数とは? (総部員数)

既報(3)にて、”各学年の部員数比率とは?”ということで、比率について書いてきました.次に、ここでは、率ではなく、実数で表していきたいと思います.

既報(2)において、年度別の総部員数を載せていますが、再掲しますと、

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と、なります.2020年を挟んで、部員数は大きく落ち込んでいることが分かると思います.では、これを学年別の部員数が分かるようにしてみましょう.また、データ収集の関係で、2016年以降となること、ご容赦ください.

画像2

このグラフは、第一軸/折れ線で、各学年の部員数を表し、(全体の規模も分かるようにするため)第二軸/棒グラフで、総部員数を示しています.総部員数が年々減少傾向にあることが分かりますが、各学年別では、既報(3)でも同様のことを述べましたが、2019年までは、

だいたい、1回生 > 2回生 > 3回生 > 4回生 となっています.

比率ではなく実数でみると、2020年の後の2021年の部員数の落ち込みが非常によく分かるし、学年の構成比が変わってしまっていることも分かりますね.2021年は、

3回生 > 1回生 > 4回生 > 2回生 となっています.

※ただし、このグラフの総数は、参加全校分ではなく、2019年参加の36校分のみを遡ってカウントしています.ご容赦ください.(2021年はそのうち大手前のみパンフレット記載ないので35校分となります)

★見方を変えて、入部から4年間の変遷は?

ただ、このグラフでは、その年ごとの、学年の構成(比率)は分かりますが、見えてこないところがあります.各年毎に、その年の学年構成を知りたいのではなく、今回データを集めていて、

入部した各代が、淘汰されどのように人数が減少していくのか

と、いうところに、フォーカスすべきかな、と感じました.そうすると、

2020年の公開データは無いが、そこを補完できるような何かが分かるのではないか

と、考えました.

では、上のグラフと全く同じ出どころの数値を使って、下のグラフを作ってみました.いかかでしょうか?

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折れ線グラフの色違いは、それぞれ、同じ代が4年かけて人数がどう変わっていくか?というように繋いでいます.例えば、ここで4学年全て揃っているのは水色しかないですが、水色は、2016年に1回生として入部した方々が3年後に4回生になるまでの人数変化を表している、ということになります.白抜き数字は、その年の学年を表します.どうでしょう?各代の変化が分かりやすいとは思いません?おおよそ、ですが、やはり1回生→2回生の減少変化が大きくて、2回生→3回生、3回生→4回生、では減少が少なくなっていきます.

いま、2020年の前と後のことを考えていますが、ちょっと他に気になることが.それは、2019年の部員数減少です.遡れば、2014年から2018年の5年間は、1400~1500人で推移してきていますが、2019年はそこから大きく減少しています.このグラフでみますと、

2018年から2019年で、2019年の2回生と3回生の前年からの減少が多い

2019年の1回生も減少傾向にはありますが、それよりも2回生、3回生が減ってしまった、という感じがします.学年が経っても、いろいろな理由で、部を離れる人がいますが、それが顕著の出てしまったのでしょうか…

本題に戻りまして、先ほどのグラフに、勝手に予測した、2020年の部員数をプロットしてみます.赤字で書きました.

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前後の年の傾向から、だいたい、こんな感じかなと思われます.

2020年は2回生が一番多く、1回生が一番少なかったのでは、と予想します(あくまで個人の見解ですし、➍➌➊の大小はほんまにようわかりません…).足し合わせますと、2020年の総部員数は、1080人くらいだったと思われます(すいません棒グラフは載せていません).だとすると、

2019年:1255人 → 2020年:1080人(予想) → 2021年:926人

という変化となり、2019年→2020年、2020年→2021年のいずれも、その減少比率は約14%で同様となりますが、それは前述の、減少の大きかった2018年→2019年の約11%よりも更に上回る減少となってしまいました.残念ながら、活動自粛の影響が去年も今年も大きかった、ということでしょう.

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