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プレイバック関西ラクロス2019 データ編⓳

少し前との比較 1部&2部 との比較

上の画像は、いつぞやの勧誘時期に配られるラクロス説明冊子です.平成11年と書いていました.机の中に、こういうのが何枚かありましたが、断捨離出来ない人間なので、捨てずに置いていました.

・データはほかにもあった!

この場をお借りして、昨年の関西学生1部のデータの話をしていますが、実は、他にもデータがあります.これまで記してきましたデータは、1部上位5チーム間の対戦結果のみ(計10試合分)が出所です.私は、昨オフとステイホームの今の時間を使い、昨年の1部17試合(ファイナルも含む)、2部11試合の計28試合をほぼ同じ形式でデータ取りをしています(厳密にはスコアシートが少しずつですが進化しているので、多少の差はありますが).ですので、

1部と2部のデータ比較

というのもできないか、検討しました.

あと、実は、データ収集は3,4年前から行っていまして、一昨年の2018年はサボってたのでno dataですが、2017年の1部リーグのデータはあるので、

2017年と2019年の関西1部のデータ比較

も、できないことはないんです.

先ほど述べましたように、少々データの取り方に差異はあるので、較べられるデータは限られますが、この2つ、やってみましょう!(めんどくさかったので、同じ形式で新たに取り直す、ということはしておりません.あくまで現存するデータのみで比較します)

上記のふたつの比較を同時にやります.データ取りをしているチームに偏りがあるかもしれませんが、全く比べられないこともないので、やってみます.

ここでの比較データ収集の対象試合は、17年1部4試合,2部9試合、19年1部5試合,2部8試合 です.この少なさは、私が観られた試合数に限定されるからです.17年のほうがデータ(観た試合数)が少ないので、そちらに合わせるように、19年のデータは、だいたい同じような順位どうしのゲームをピックアップしました.

何を比較するか、ですが、データの取り方が若干経年で変わってますので、比較できそうなのは、


クリア成功率
ゴール決定率


このふたつくらいですが、ご了承下さい.

では、以下に比較数値を記します.17年に対して、19年はどう変化していますかね?

クリア成功率
17年→19年
1部 ±0%
2部 +2%

クリア成功率のおおよその値は75%です.クリア成功率は、1部では変化なしですが、2部では上昇しています.

ゴール決定率
17年→19年
1部 +4%
2部 -4%

ゴール決定率のおおよその値は40%です.ゴール決定率は、1部では上昇、2部では降下しています.

注意)1部と2部、の1対1の比較をするにはデータ数が足りない(観た試合数が少ない)と判断しましたので、このような表現に留めたいと思います.

実は、➏には記載しておりますが、一番大事なことをここで言いますと、19年シーズンから女子ラクロスのルールが変わっていまして.出場人数が10人←12人、となりました.このため、上記の数値には、その、影響が入っているのか、いないのか….➏においては、私見として、クリアについて、

人数が減る分、ボール保持者が動きやすくなり、成功率は上がると考えていますが、逆に、その分体力的負担もかかるので成功率は下がる、という見方もできます.

と、書いていましたね.結果から考察すると、1部については、ライド能力が高いので、人数が減ってもクリア成功率に変化はなかった、と考えられ、2部では人数減で動けるスペースが増えた分、成功率が上昇したと推測します.2部のほうが、パスを繋ぐより、比較的レベルの高いボールキャリアがランでクリア成功させることが多いように思うので、こうなるのかも知れませんね.

ゴールについては、オフェンス人数も7人→6人と減ったので、決定率は上がる、と考えるのが普通だと思います.1部はまさにそうなっています.が、2部は逆に低下しています.人数が減ることで、各人の役割(負担)が増え、オフェンスが上手くいかなくなったんでしょうか.

注意)このように、いろいろ推測を巡らすことも楽しみだと思います.が、前述のように、サンプルデータが17年と19年とのあいだで比較に値するかどうか、という問題も孕んでいること、考慮下さい

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