人畜さんのすすめ

「人畜さん」とは西尾維新の『化物語』シリーズの掛け合いで出てくるフレーズだが、今こそ必要な概念なのではと「人畜さん」について考えてみた。
(※作中での意図とは異なるであろうことをここに断っておく)

「人畜さん」とは人畜無害な人の略である。(略し方はともかく)
何かと木を配ることの多い社会になった。優しい社会といえば聞こえはいいが、正直窮屈な思いをしている人も多いかと思う。

そんなあなたに勧めたい。人畜さんとしての生き方。
それは間違っていてもいい。だけど間違えはしないこと。

どういうことか。例えば、私の記事の中で間違いがあったとする。それでもそれで傷つく人はいないようにする。例えば、ツイートの中で間違いがあったとする。それでもそれで困る人が出ないようにする。そういう配慮を忘れないように心がける。それが間違えはしないということ。

つまり、常に自分が間違っているかもと想定して発信すること。間違っていたらどうなるか考えておくこと。どうするべきか考えておくこと。
それさえ忘れなければ正直何をしても問題にならないと思う。問題が解決してしまっているから。

例えば、今回あえて誤字を残してみた。間違っている。でもそれで困る人はおそらくほとんどいないだろう。「気を配る」だと多くの人が理解してくれるであろうから。(木を配る世の中になっても優しくていいかもしれない)

何なら今回この記事を公開することで私は全ての間違いを事前に克服してしまうのだ。自分が間違っている可能性を受け入れていることを公表したから。(それでもツッコミ待ってます!よろしくお願いします!)

閑話休題。そうするとどういうことが起こるか。怒られもしないが褒められもしない。騒がれもしないがもてはやされもしない。それが私の考える今の時代を何とか生きやすくするためのペルソナ、”人畜さん”である。

以上、西尾維新は深読みすればするほど楽しいね、ぜひ紙媒体で読んでね!のすすめでした。

文責  綿来すずめ

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