それぞれのウェディングSTORY~サプライズウェディング~
ウェディングといっても、お一人おひとり、そのカップルの数だけウェディングは存在します。
ウェディングプランナーの私が出会った、それぞれのウェディングストリーをご紹介します。
1.どうしてウェディングプランナーに依頼した?
長年、事実婚を続けてきたお二人。
「老後のことも考えて、入籍しようとやっと決意したんです。」と新婦様。
最初は写真だけにしようかな?と考えていたところ、どうせ写真を撮るなら、長年心配させていた両親に花嫁姿を見せたいと、ル・クールへご相談に来られました。身内だけの挙式・披露宴をお考えとのことでしたが、
「新郎に内緒とか・・・できませんかね?」
という思いで、ル・クールに依頼をお決め頂いたとのこと。
もちろん!やりましょう!!と、新郎にサプライズのウェディングが決定。サプライズウェディングの準備を始めました。
2.結婚式で一番大切にしたいこと
新郎にサプライズで!というのはもちろんでしたが、
①参列は家族と家族のように思っている新郎の会社の社員さんたち少人数のみ。
②自分の親友だけ呼びたいので、新郎の友人をサプライズで呼んであげたい!
③大好きな向日葵を使ったお花で飾りたい
④肩ひじ張らないリラックスした雰囲気にしたい
そんなご要望を叶えるために、
「アットホームでナチュラルな雰囲気のウェディング」
「料理がおいしい1軒家の貸し切りレストラン」
「挙式はゲストに誓う人前挙式」
という内容に決定しました。
3.お二人のウェディング内容
お二人の大事にしたいこと=テーマを形にするために、
今回私が提案したウェディングは、、、。
①ナチュラルでグリーンに囲まれた貸し切りフレンチレストラン
②新婦のお父様とバージンロードを歩いていただくために、ガーデンにチャペルを設営。ガーデン人前挙式を用意。
③お料理はお箸で食べられる優しいフレンチ。
④挙式でゲスト全員からお祝いの言葉をサインをいただき、パーティーではケーキカット以外の演出を省き、食事と会話に集中。
⑤引出物は全員にお菓子のみご用意されたので、お見送り時に一人一人に手渡し。
4.ウェディング実況
作業着で現場にやってきた!とばかり思っていた新郎様は、タキシードを出されたとたんに「だまされた―!!!」と一言。
声を潜めて控室にいたゲストからは歓声が上がりました。
素敵な新郎姿に変身して、誘導されたチャペルには、家族のような従業員の皆様や大切な家族、親友の笑顔!新郎は涙が溢れます。
そこに、美しい花嫁がお父様に手を引かれて登場!新婦の手を新郎にゆだねながら、男泣きのお二人。
少人数ならではの、ゲスト全員からのお祝いの言葉と立会人サインにひとつづくうなずき、涙するお二人。ご両親の「まさか花嫁姿を見られるなんて…!」という言葉には、そこにいた全員が涙涙でした。
パーティーではお二人のテーブルを囲むように、すぐそこにゲストのテーブルを配置。お食事を楽しみながら、お二人は自由にテーブルを回り、おしゃべりしたり、写真を撮ったりと、アットホームな時間が流れました。
唯一のイベントであるケーキカットは、新婦にもサプライズでご用意!照れながらも、嬉しそうなお二人の笑顔が印象的でした。
最後の時間は新婦からご両親はじめすべてのゲストに感謝の言葉を述べられ、サプライズされた新郎は「人生で一番幸せな時間でした」と締めくくられました。
5.ウェディングを終えて
新郎にサプライズというミッションで、準備から当日まで緊張の連続で、いかに新郎に分からないようにするか?ということが命題だったウェディングでした。
結果は大成功で、涙涙と笑顔にあふれたアットホームなファミリーウェディングになりました。
新婦を見た時の新郎の顔が、とても印象的でした。ドレス選びからお二人で来られる場合が多いけれど、ファーストミートというのも素敵ですね。
お二人のお互いへの思いやりと、ゲストへの感謝の気持ちにあふれたウェディングでした。
詳しくは→→→https://la-cour.net/case/579.html
場所:1軒家フレンチレストラン
挙式:ガーデン人前挙式
人数:12名(お二人含む)
お料理:フレンチコース
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