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11話 ベーシックインカム 解雇通告とルームシェアの誘い

これは、ベーシックインカムが実施された近未来を想像した物語です。

Living with BI 〜ベーシックインカムがある世界〜

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ベーシックインカム時代のルームシェア

一人暮らしは気楽ですが、やはり共同生活に比べてお金がかかります。仕事がなく、ベーシックインカムが必要最低限の生活費程度しか出ない状況で暮らしていくとなれば、共同生活を余儀なくされる人は増えることでしょう。

ルームシェアはお金が浮くのがメリットですが、ルールを決めてお互いの暮らしに配慮し、トラブルは話し合いながら解決していかないと立ち行かなくなります。

この記事を書く少し前に、男性が田舎に10人集まって、ひとつ屋根の下でわずかな共益費負担で暮らしている例をテレビで見かけました。他の費用は山で採れたものを販売して、食料などを買い、当番制で掃除をし、食事を作っています。

エネルギーの消費は最小限に抑えられており、けっこう楽しそうでしたし、「お金儲けよりも自分の時間を充実させたい」という人が多いようにも感じました。これは「足るを知る生活」のひとつと言えるかもしれません。

効率がよくなるほどぬくもりが失われるのでは…。

マンガ冒頭の雇用相談やコンビニは、あまり誰にも会わずに生活している社会を描きました。こういう生活シーンはすでに始まっています。セルフレジは自販機感覚で利用できるのが便利ですね。

テクノロジーは便利で効率がよいものですが、ただ、あまりそればかりを優先すると人のぬくもりがが失われていくような気がしています。

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