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女性性と男性性について①

2020/6/4 切欠はTwitterより

今の世の中は圧倒的に男性性の世界であり、性別が女性だとしてもそれは同じだと言われる。単純な所では女性性は受容で男性性は欲求だと分かれる。気付いて止まるならそれは女性性、盲目的に求めるなら男性性だともいう。

女性性、男性性とは何だろうか?

肉体的な性別とは別に、心理的・精神的な部分における「男性らしさ」や「女性らしさ」のことを指します。一般的には、男性のほうが男性性が強く、女性は女性性が強いとされていますが、どちらもひとりの人間の中に存在しており、男女問わず誰しもが持っている感情です。
男性性に分類されるのは、論理性や、リーダーシップ、攻撃性、積極性、決断力などが一般的です。逆に女性性とされるのは、感情、やさしさ、包容力、柔軟性、共感性などです。
https://biz-shinri.com/dictionary/masculine-and-feminine より引用

スピリチュアルな用語としても最近は珍しくなくなりました。
『人類がこの地球で生きるためには二元性(相対性)に別れなくては存在できなかった』
『アダムとイブが禁断の木の実を食べたことで楽園(二元性のない世界)から二元性(分離)の世界へと落とされた』、など。

二元性とは…相対する性質、概念、「善と悪」「好きと嫌い」「火と水」「光と闇」「男性と女性」「陰と陽」「幸と不幸」「生と死」…など

二元性を男性性・女性性に当て嵌めると、一般的には以下になります。

男性性:陽、光、父性、能動的、論理的、思考的、他者を好む、求める性質
女性性:陰、闇、夜、母性、受動的、感情的、共感的、直観的、他者から好かれる、受け容れる性質 等

男性性と女性性の質の違いとしては、男性は「自分で解決したい」、
女性は「解決する」よりも「共感したい/してほしい」とも言われますね。

性別関係なく、女性性・男性性というのは皆が持っています。そのバランスが異なるだけ。そうした性質が違うから、価値観の相違などが出てくるわけですね。

ここまでが調べればすぐに分かる範囲で言われている女性性・男性性のお話です。

また、スピリチュアルでは、この内面の男性性・女性性の統合といった話が有名でもあります… 分かりやすいところでは、カバラという体系では神との合一を目指しており、神の意識にはこの世界の二元性の意識はないので、意識を高めていくこと(内面を統合していくこと)が神の意識との合一になると考えられているようです。

二元性での考え方、例えば「良い悪い」という価値基準でものを考えていることに気が付くだけでも、確かに意識は変わるかもしれないですね。

以下は、もう少しスピリチュアル…形而上的なお話で女性性・男性性についてを追記していきます。

そもそも、女性性・男性性に分かれる前は何であったのか?

上記では、『人類がこの地球で生きるためには二元性(相対性)に別れなくては存在できなかった』、『アダムとイブが禁断の木の実を食べたことで楽園(二元性のない世界)から二元性(分離)の世界へと落とされた』、
というところに触れました。「この世界に堕とされた」という表現もありますね。

また、キリスト教においては、神に背いて知恵の実を食べてしまったことが人類が最初に犯した罪であり、それを人類が生まれながらに宿している【原罪】とも云う。
この世界(地球)は人類にとって「堕とされた」世界であり、人である限り罪を背負っているという考え方ですね。

生命の樹で有名なカバラでは、その生命の樹の図によって世界を4つに分けています。

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一番上の最上階を①アツィルト(神性界)、次を②ベリアー(創造界)、その次を③イェツィラー(形成界)、④アッシャー(物質界)に分け、

①アツィルト(神性界)には神の性質であるアダム・カドモン(神の性質に似せて作られた神人であり両性具有)が存在し、
④アッシャー(物質界)に住む人間は、①アツィルト(神性界)のアダム・カドモンとの合一を目指している。

カバラからすれば、女性性・男性性に分かれる前は、上記のアダム・カドモンこそが我々人類の元型であり、魂の源なのだとしているのですね。

一例ですが、女性性・男性性に分かれる前は何だったのか、ということの参考になると思われます。

その上で更に何故、この世界に人として生まれたのか、という話になると、また違うお話になるので割愛します。
(神は神自身では自分の姿を見ることが出来ない為に人を作ったという話もありますし、原罪を洗う為だという話もありますね…)

女性性・男性性は本当に存在するのか?

この世界では相対的であり二元的であることが当たり前すぎて、その概念に当て嵌めなければ表現が出来ない、物事が成り立たないという思い込みで溢れています。相対的な基準がなければ生きにくい世界であるのは確かです。

では男性性・女性性とは、改めて何か。

私という主観から見た世界の共通概念(コモンセンス)であり、それは”行為”ではなく”在り方、在り様”の違いと言える。



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