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シノビガミ 鐘守錫為

特定シナリオへのネタバレのないあんしん記事です。

錫為

公安隠密局所属、鐘守錫為。
ごく狭い範囲のシノビガミ向けに作ったキャラクターです。

キャラシはこちら。
公安隠密局所属って言った二行後に指矩班のキャラシを出すな。

経緯

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経緯です。
散々ペアRPやっておきながら相手のキャラに合わせたキャラメイクの経験がほぼ皆無だったので、珍しいことやった覚え書きついでにnoteをやるかと記事を書いてます。

なのでこれらを合わせて読むといいと思います。
なんか……まあ……なので……あんまりいいことではないというか……よくないことをやっているな、とは思っているんですが……。
やっており、やっているからには、私なりのアンサーを全力でやります。やっています。許さなくていい……(許されなくていいとは本当に思っています……)

キャラメイク筋立て

まず灰吏さんはベン図の受け(※)なので、私はだいたい灰吏さんのことが理解できます。灰吏さんが参加したセッションのGMもやったわけだし。
(※さかなとありおりさんの性癖のベン図にいる受けのキャラクター。我々は物語概念の好みは近いがキャラのヘキは割とズレているため、この範囲が意外と狭い。)(他には真城オベロンなどがこれにあたる。)
理解できるので、灰吏さんにどういうキャラを当てるのが適切なのかまあまあなんとなく分かります。
基本の方向性としては諸事情より緑間真太郎(黒子のバスケ)とあとは渡辺綱(FGO)をエッセンスとすることを決め、灰吏さんに対応する俺の攻め概念を詰めていくことにします。
というわけで灰吏さんの設定を整理しつつ、一つずつやっていきましょう。

・あまり表には出さないが、ホモソやカースト概念へこだわりの強い男
それを上回るホモソ強者をぶつけよう。マウント、とってくぞ。
少なくとも仕事では超有能である必要があり、恐らく先輩がいい。
灰吏さん本人もホモソ強者ではあるが、立ち回りや世渡りで立ち位置を保持している側面もある。なので当てるならそういう小細工の必要ない男。人からどう見られているか、他人からの評価をあまり気にしない男。
表情豊かな細身系軽薄イケメンだから問答無用で体格勝ちしている無愛想な男とする。お喋り男に当てるべきは寡黙な男。これは世界の鉄則であるため。

圧倒的男性性をやっていくし仕事でも有能となると説得力のためにあらゆる面から強度への補強が必要になるので、やっていくぞ。
190cmくらいあっていいだろ。緑間は195cmあるんだぞ。背が高いし体格もいいし、それを支えるだけの食欲がある。マジでめちゃくちゃ食う男にしよう。めちゃくちゃ食うから逆に自炊するかもな。だいぶざっくりした男の料理だろうけど。
またこの文脈で仕事ができてめちゃくちゃ食う男となると性欲が強くないはずはないため、めちゃくちゃ性欲の強い男となる。あと絶対モノがでかい。だって男性性だから……。
あと当然酒にも強い。体格がいいなら肝臓もでかい。

あとまあ多分……なんか……男が好きって言うより……男女こだわらないって感じだろうな……。
性欲がめちゃくちゃ強く、男も女もお構いなしに抱ける男。強すぎる性欲が先行するため愛情や恋慕とはあまり縁がない。他人に対して恋愛感情を抱いたこともない、と思っている。
それはそれとして理不尽や権利の侵害を嫌うし、他者への尊重はあるからそれなりに丁寧には抱く。ものがでかいから前戯はきちんとするし経験も多いからまあまあセックスはうまい。
本人としては自身の性欲の強さを疎んでいるきらいはある。理性でそれを制御している。

・いいとこ育ち。代々続く名家の出身
これに当てる有能な男になるといいとこ出身は有り得ませんね。
現場経験で強くなった叩き上げとしましょう。泥食った経験があるくらいの方がいい。いいとこ育ちでそれなりに挫折も知っている灰吏さんですが、その身分では通り得ない底辺の日々を通過している男であった方がいい。
あと、末裔取りたい……。(小声)
なのでほぼハグレモノ扱いの末裔系少数流派出身の男として、物心ついた頃に流派が忍法狩りに遭っていることとなりました。
斜歯の忍法狩りから辛うじて逃れ、追手の追跡を振り切りながらハグレモノとして活動していたがやがて比良坂に拾われ、今は公安隠密局で仕事をしている男とする。

そんでもって1on1やるからには公安隠密局二人マッチ、まあつまんねえな……。
ちょっと盛りすぎ設定だけど斜歯への三重スパイでいい? 忍びならそれくらいは全然あるだろ……忍びだぞ……そういうシナリオだってある……。
というわけで、かつての自分の流派を滅ぼした流派へのスパイをやっている男。復讐心があるとそちらにドライブしてしまって攻めとしてやや外れるので、恨みは相当にあるが復讐心はないくらいに留めます。
設定的に下位流派なら指矩班一択。幼い頃に流派が忍法狩りに遭って人生めちゃくちゃになってるのに公安入って指矩班でスパイできるくらいになっとるんか~。
いや、努力っていうか……スペック高いな……まあいいだろ……強くて有能な男をやると決めたし……。強くて有能な男をやると決めた以上はもはやこういうところで日和ってはいけないので……あとは言動で説得力を出していくしかないので……。

それはそれとして泥食ってたわけだし、攻めなので、レイプされた経験はある男だろうな……。攻めなので。
攻めなのでレイプされた経験のある男です。される側の気持ちを知っている男です。攻めなので。
こういった経験があるため、男性性は強いがそこにあまりアイデンティティがない。他人の男らしさだとかホモソーシャルだとかカーストだとかへの興味関心頓着もない。男女問わず抱けるため女らしさにも興味がない。

・未亡人
詳細は割愛するが、未亡人。なのでこっちも未亡人を当てるぞ!
そもそも灰吏さんに当てる攻めとなると『完全な陽性キャラ』か、『影を背負っているが乗り越えているキャラ』の二択ですが、今回は泥食ってる男なので後者確定です。というか色んな意味で前者はない。
いや、未亡人しかねえ……。もともと忍法狩りに遭っているので未亡人みたいなもんだし。
で、どういう相手に対して未亡人してるかですが、これはまあ色々考慮して同流派の兄貴分とします。弟分はわざとらしすぎるため。灰吏さんに雰囲気が似ているが似すぎていない男。それくらいのライン。

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これくらいのライン。
鐘守とともに斜歯の忍法狩りから逃れたもう一人。一回りくらい年上。何事も上手にこなせる器用なタイプ、飄々とした態度、本音をあまり口にしない。
この兄貴分は忍務先で命を落としているものとしますが、死んだことは直接は知らないくらいの侘び寂びが好きなので、そうします。斜歯の絡む忍務に赴いたはいいものの帰ってこなかった男。
亡くしたのは鐘守が中学生くらいの頃かな。それくらいで庇護者を失って、後は泥食って生きつつ比良坂に拾われたといった経緯。
なので高校にも行っていない。とはいえ公安と斜歯で仕事をしているくらいなので大学は出ているはず。多分高認取って通信大学出たんだと思う。それくらいのガッツはある男として設定しています。そうなった。

・公安隠密局所属、指矩班への三重スパイ
・寡黙で無愛想で有能な先輩
・問答無用のホモソカースト上位男
・が、本人はそういったことに頓着がない
・ハグレモノ出身で泥食ってた時代がある
・今の地位は不断の努力で勝ち取ったもの
・兄貴分を失った未亡人

灰吏さんへのアンサーとしての設定はだいたいこんな感じかな。

あ、名前。
名前はとりあえず五行思想から金を引っ張ってくることとします。
金剋木、火剋金。灰吏さんは火の要素を持つ木の男のため。
とりあえず金の文字が含まれるそれっぽい名字をぼんやり探し……金森かな~~。でも金森だとちょっとモロすぎるのと普通すぎるので、ちょっと捻って鐘守かな……カナモリって本来読まないけどいいでしょ……。
下の名前は今回は漢字一文字男って感じはしないので二文字として、まあそこにも金の字を入れるのはやりすぎか~? まあいいか。灰吏さんも火の字多いしな。木の男だけど。
割と私は人間の名前っぽくないけど人間の名前ですって言い張ってるとだんだん人間の名前に思えてくるラインが好きなのでそういうラインで探り……錫為……錫為かな~。
錫の字に何を組み合わせるかで結構迷った。錫野(スズノ)とかも考えた。ただススキノの隣にスズノ持ってくるのはな……女性的な響きになっちゃうし……錫の字が響き的にも意味的にもいい感じだから錫の字はほしく……。

というわけでまあ、鐘守錫為(カナモリ スズイ)です。少し大仰とは感じますがシノビガミのPCだからいいでしょう。
親からの名付けの意図としては錫(たまわる、たまものの意)を為すということで、他人に何かを与えてやれるような人間になれ、というような祈りが込められているものと思われますが、物心つく頃に両親が死んだので本人はそれを知りません。
同流派で同じ金偏縛りをやり、兄貴分の名前は白銀錨となりました。

アンサー以外の部分

さて、こうしてキャラが決まっていくと流石に恥ずかしくなってきます。
というのもそうする必要があってやっていることで、説得力のある言動を伴わなきゃいけないというプレッシャーを引き受けているとはいえ、いくらなんでも有能方向に設定を積みすぎている。
こんだけ積んだキャラなんだから相応の瑕疵は抱いていて然るべきなんだよ。不幸な過去? そんなもんはキャラクター設定的には全然プラスのやつだろうが! もっとなんかヤバいやつで頼むよ~恥ずかしい感じのさ~。

というわけで、猟奇趣味の男になりました。
男性性だし……男性性の補強にもなるし……恥ずかしいので……。

人間に暴力を振るい、破壊することに激しい性的興奮を抱く。得物を使っての傷害ではなく自らの肉体でもってする方が望ましい。本人の意志を無視し、他者の尊厳を踏み躙り、屈服させることに愉悦を感じる根本的気質の持ち主。抵抗を捻じ伏せることに興奮するし、許しを乞うて流される涙にこの上なく心が満たされる。
その欲望を思う存分に発散していた時期があり、そのことを今は心から恥じ、律することに努めている。努めてはいるが根っこの性質は変わるものではなく、合意を得て暴力衝動を発散することもある。ちょこちょこデリヘル呼ぶ。

あとは諸々。脆弱性というか、人間性としてのエッセンス。

仕事第一に生きる男だが、それは仕事以外にやることがないため。仕事命というわけではない。公安にいるのは少しでも世の中を良い方向に転ばせられるかもしれないと思っているから。
斜歯忍軍への恨みがあり、彼らへのスパイとして働いているが、それで自分の兄貴分が帰ってきはしないと理解している。自分のような境遇の人間を二度と出したくないと思いながら、自分のような境遇の人間を生み出した組織にスパイとして潜り込み、表向きとはいえその歯車となっている。
公安隠密局に所属し、能力相応に稼げるようになってからはマンションの一室を借りてまともな生活を送っているが、それも「二人で普通の生活を送れるようになるまで頑張ろう」と自分を励ましてくれていた兄貴分の言葉を引き継いでのもの。その生活を共にしたかった相手はもういない。
家族や家庭の伴う”普通の人間の暮らし”と縁遠く生きてきたため、自分にその適性はないと思っている。苦手意識すらある。逆に普通の人間が当然に営みを送るさまを尊ばしく感じる。そうできる人間は正しく日々を謳歌すべきだし、向いていない自分は彼らの営みのために尽力している。
趣味の酒集めは私生活らしいものがなさすぎるために意図的に取り入れたもの。吟味も甘ければいつでも放棄できるし、本当に貴重なものは手に入れたがらない。
有能な裏に空虚さを併せ持ち、そのことに自覚のある男。そこから抜け出す動機の今はまだない男。

そういう男になりました。
多分ここに灰吏さんを当てると、後輩に自分の兄貴分を重ねて甘やかしたがる猟奇趣味持ちの男というそれなりの地雷男が完成しそうですね。
うん。これくらい恥ずかしくていいと思う。長所を積むためには弱点を取らなきゃいけないので。
ちなみに趣味を酒集めとしたのはコレクションは男性性を補強する趣味だなと思ったからです。何かを我が物とすることに満足を得る性質。狩猟本能。

外見の要素はエッセンスとして取り入れた二人の色が相当に強いですね。厚い前髪と下睫毛。灰吏さんに当てるので黒髪一択。パッと見で何を考えているかわからない怖い男にしたかったのでまあまあ目つき悪め。眼力が強い。
視力に問題はないが、見えすぎて疲れるために家では眼鏡をかける。あとは強面の印象緩和のため。

キャラシを組む

キャラシを組むぞ~。

「有能先輩キャラだしこっちだけ中忍頭で組んでいい?」
「負けたときの言い訳になるしいいよ」
「なにがあってもぜったいにまけられなくなった」

はい。
私は灰吏さんのキャラシを知ってるけど、灰吏さんは公安用にキャラシを組み直してくるし、灰吏さんのキャラシのことは極力忘れて組みます。
忘れて組みますが覚えてはいるので、前の設定も汲みつつフレーバー的なとこを優先的に決めていこう。
私は普段フレーバー後付けする派だけど今回ばかりはな。

まずは斜歯忍軍指矩班。これはまあ縛りってほどではない。指矩班、強いし……。
公安からのスパイだし謀術から2コ取る必要はあるな~。どうせ調査術指定だしな。
末裔キャラにしたがどこの末裔に……まあ……飛傘だな! 私は飛傘が大好き。あと金の文字にこだわってきたので、元の流派が鉢屋衆なのはちょうどいいです。いやクソ強いから縛りでもなんでもねえわ。

まあ色々考えたんですが、言霊術持ちの男である、ということにしました。
なぜなら私が言霊術を持っているために寡黙な男というのが好きだから。
忍法狩り絡みの設定と合わせ、「生まれつき強い言霊の力があり、制御できないそれを斜歯忍軍に追跡されていた」「忍法狩りに遭った後は極力喋らないことで追跡を逃れていた」「比良坂に拾われた際に言霊の力をある程度封じられ、制御できるようになった」という設定を加えます。寡黙である理由をそこに置く。
この結果特技選択にめちゃくちゃ苦しみました。マジで偏らざるを得なくて悲しかった。でもまあそれくらいの縛りはあってよかったなという気持ちもある。

キャラシ再掲。私なりのフレーバー重視しつつ1on1で絶対に勝つぞ! という気持ちでもって組んだシートです。有能な男をやるならガチガチに強いキャラシを組まなきゃならないので……。
フレーバーを捨てるなら多分布砦を捨てて裏コードにしていたが……高所型だしということでシナジー優先しました。

実際当ててから生えた設定

なんか麝香会総合病院に所属してたことになった。

冷静に考えてめちゃくちゃ性欲が強くてモノがでかい男が比良坂に拾われてどこでこき使われるかって言われたら麝香会総合病院一択なんだよな。
結果麝香会総合病院で丁稚奉公しながら娼婦や男娼の相手をさせられていた経験が生え、性格的にそこで仕込まれたことをきっちり学んできていることは間違いないため、めちゃくちゃセックスが上手い男になってしまった。
当初はモノがデカいから前戯ちゃんとできはするしそれなりに上手いけどゆうてまあテクでは灰吏さんのが上なんじゃない? くらいの気持ちだったのが……。
汚れ仕事も相当させられていたことは間違いないため、多分……人間を……性的に調教したり陥落させる技術も……身につけて……いっいやだ……そこまでやるつもりは……いやでも性格的に絶対便利に使われてるしこれまた性格的にその時にちゃんと学んじゃってるんだよなァ……。個人的には堅物男が麝香会総合病院で竿役やってるのはけっこうアリだなって思うんですけどそれにしたってな……。

というわけで麝香会総合病院で丁稚奉公やら汚れ仕事やらさせられまくっていたのが、努力で抜け出して公安隠密局に入局した男ということになりました。
多分麝香会時代は割り当てられた狭い部屋で暮らしてたし金もあんまりもらってなかったと思う。そこから努力して高認取ったり通信大学通ったりで入局を認められるまで至った。麝香会抜けるときに引き留められたし待遇改善の申し出もあったけど流石に断ってる。

あと絶対体毛が濃いけどボーボーにしてる印象はないよな~って思ってたんですが、麝香会総合病院経由してるならその時に体毛の処理を教わってそうなので、それで普段から処理してると思います。
別にもう必要ないんだけど、普通に蒸れたりすると不潔で不快なので。淡々と処理する。

というわけで色々やってます

やってますが、記事が長くなってきたので、分けます。
以降はなんかログの話をやります。


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