4月11日

数ヶ月ぶりの痛みを感じて、ひどく不安になった。
初動のこの感じはどうなるかわからない。そんな感触、記憶、予知力がからだに備わって(刻まれて)しまっている。
大人になるまでは、薬をほとんど飲んだことがなかった。今ではエルペインだけは、それなしで生きるのがむずかしい。もっているだけで安心できる。

AさんがHPのアップ作業をしたがっていたので、付き添ってアドバイスしてあげた。横から操作を指示するとき、微妙に腕と指と頭、それから視線が過去の自分の作業を追おうとする。彷徨う手と目が、主体として作業してたときの感じを呼び覚まそうとする。
想像が及ばないときは、Aさんに席を代わってもらった。主体交代。視認性が高い。主体になるのがいちばんらく。ひとこぶらくだ、ふたこぶらくだ。いちばんらくだ。・・・少し体が思い出して、はっとしてAさんにまた席を譲りアドバイスした。
たんに私も久しぶりの作業だったのだ。頭より手と目が、よく考えてるしよく覚えてる。
アップ作業終了。

うちに帰って、すぐに布団に潜り込んだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?