腰痛日記

7月の引越しで腰を痛めてから、腰の調子が悪い。
若い頃から踊り手として生きていたのにもかかわらず、これまでほぼ「全く」と言っても過言ではないほど「体に慢性的な痛みがある」ということがなかった。もちろん筋肉痛や、ぎっくり腰一歩手前や、肩こりなど、人間としての痛みは普通にあったが、原因もだいたいはっきりしているし、まあ1〜2ヶ月「なんか調子悪いな!」とか言ってあれやこれややっているとそのうち良くなる程度のものであった。

しかし、今回の腰はちょっとその類の感じではない。原因となった「引越しで無理した」はとっくに終了しているのだが、腰の不調は続いている。
年も年だし、いよいよ「慢性的な何か」と共に生きていかねばならないのかもしれない。
ということで、半年経っての経緯と取り組んでいることなどを記録として残しておくことにする。

ぎっくり期

2023年6月中旬。古い食洗機を取り外そうとして格闘して腰を痛めた。
休んだり、良くなって調子に乗って悪化させたりしたが、1ヶ月程度でまずまず動けるようになり、7月終わりに整体に行き「これで終わり」と勝手に自分でケリをつけた。

本当に危ない時は「カシャーン」という骨盤ベルトなどを締めていたが、それと同時にストレッチやヨガなどをあれこれ試していた。
この時に発見したのは「股関節の前後に開くと、しばらく腰の痛みが和らぐ」ということだった。腰の痛みは股関節や骨盤と関係しているとはじめて知った。

腰が慢性的に痛くて、時々力が入らない期

「これで終わり」としたのだから良くなっていくはずだったのだが(←今までこういう人生を送っていた)、どうにも良くならない。しゃがんで草むしりでもしようものなら5分も経たずに「イテテ・・」となるし、スポーツタイプのチャリにも乗れば「ズーン」とくる。
踊ってもそれほど痛まなかったのは良かったのだが、かわりに「力が入らない」ということが頻繁に起きた。
私はフラメンコの踊り手なのだが、足をバタバタする時、特に細かい足をする時には、腰をぎゅっと固定するような感じにする。

背中は引き上げ、腰をぎゅっと固定して、足は地球に引っ張られる、みたいな感じ

別にフラメンコの人が皆こういうイメージで足を打っているわけではないと思うのだが、私はこの「体を(上に)引き上げつつ、地球方向(下)に足を打つ」という方法をとっており、その中心になっている腰には「どっちにもブレない」という役割を担ってもらっている。
この腰が「どうにもこうにも力が出ない」ということになると、足音にもろに直結する。あと回ったりも全然出来なくなる。

それで「練習前のストレッチ」を真面目にやることにした。
これ書くと「えっ、練習前にストレッチしてなかったの!?」というツッコミがどこかから聞こえてくるが、そうなのである。私はそうやって生きてきたのである。なにしろ故障したことなかったのだ。スタジオ入ったら、2秒で靴を履いて、30秒後にはドタドタ始めているタイプの踊り手だったのである(ちなみにこれは他のジャンルのダンスだと有り得ない人種だと思うが、フラメンコにはまあまあ存在する)。
練習前のストレッチは、YouTubeの「骨盤調整ヨガ」とか「腰痛にいいヨガ」とか。一通り行うと腰がグッと決まるようになる。

整体にはこのころ月1回ペースで行った。
整体に行くと「腰がゆるむ」という感じになる。

現在・腰の外側が痛い

練習前のストレッチは習慣になってきたが、練習後のストレッチは習慣化されていない。また就寝前のストレッチができると絶対にいいと思うのだが、これも習慣化されていない。つい、ふわっと布団に入ってしまって、そのまま寝てしまう。
朝起きると腰に力が入らないので、布団の中で「チャイルドポーズ」をしばらく取っていると動けるようになる。

痛いところも少しずつ変化してきて、今はお尻の外側に痛みがある。イテテ、という痛みではなく、張っているような痛み。
やはり「骨盤矯正」的なヨガストレッチで改善する。しばらくするとまた痛くなるんだけど。
あと側屈が効くことが最近判明した。「側屈」ってラジオ体操とかでもあるけど、あれの意味がほんとずーっと分かってなかった。なんでこんなことやるんだろう?って思ってたけど、いや〜、側屈すごいわあ。

で、半年経って現在意識しているのが3つのアプローチで

1「緩ませる」

踊っている時はぎゅっと固めているので、それを緩ませる。
整体もいいが、「歩く」がいいのではないかと最近思っている。普段移動が自転車なので歩くことを意識してするようにしたい。
あと体力増強ではじめた「エアー縄跳び」も緩む感じがする。

2「整える」

ヨガ。
就寝前の習慣をつけたいのだが、夜はレッスンがあったりなかったりでなかなか同じリズムで過ごせない。それが課題である。
あとは普段の生活の姿勢。座り方など。

3「伸ばす」

これも私の不得手分野なのだが、ストレッチや筋膜リリースなどで柔軟性を高める。最近ようやく「トリガーポイント」も使えるようになってきた。
腿の裏側・お尻などは即効性(ストレッチをすると痛みの改善にすぐにつながる)があるので真面目にやるのだが、そうじゃないところもやわらかくしていきたい。

体を使って生きてきたのに、腰痛については完全に初心者レベルだから、腰痛上級者から見ると「何を言っているんだか・・」ということもあるだろう。あと半年後、一年後に(まだ治ってなかったら)また新たな研究結果を発表したい。


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