見出し画像

イタリア旅日記10 〜まとめ

毎朝つけていた旅日記は本当にただの日記だったが、これは割と具体的なことを書こうと思う。イタリア行こうかな〜?ともしも思っている方の参考になれば。


アパートメントの宿

今回「食費を安くあげたい」という一心でアパートメントの宿を取った。台所がついていれば自炊ができるし、洗濯機がついていれば持っていく服の数も減らせる。
個人の大家さんがやっているところだと、鍵の受け渡しの待ち合わせや、チェックアウト後の荷物の預かりなどが難しくなるので心配だったが、booking .comで細かいところまでチェックして、予約した後でも待ち合わせが大変そうなところやチャットで連絡取れないところはキャンセルして取り直したりもした。
下記は実際に泊まった宿。どこも大きなベッド1(子も私も細身なのでベッドをシェアした)・台所・シャワー・トイレ・洗濯機がついている。台所はお皿やカトラリー、鍋、湯沸かしなど一通り揃っていた。
(気になるお値段はbooking .comで検索してみてください。時期によっても違うと思うので)

ローマ「REDHOUSE IN MONTEVERDE」

本当にREDHOUSE

鉄道のトラステベレ駅より徒歩15分。坂道あり。その途中にスーパーCONADがある。飛行機がローマ着だったのだが、空港からトラステベレ駅(小さなのんびりした駅)に直接行けるので、いきなりテルミニ駅(でかい駅)に到着しなくてよくて良かった。
連絡はbooking .com内のチャットだが、そこから別のページに飛んでWEBチェックインをする必要がある。市税をネット払いすると、部屋への入り方を教えてくれる。何か不備があったら連絡することになっていたが不備がなく連絡しなかったので、スタッフ的な人と顔を合わせないままチェックアウトまでした。
お湯は、写真撮るの忘れてしまったが、「お湯準備」的なボタンを押してしばらく経つと出た。
ここは設備の使い方(ガスの点火の仕方とか)が大体わかる人だったら問題ないと思った。鍵の開け方とかもわからない人だと不安になるかも?
そこそこお手頃価格。オフィス的なものもスタッフ的な人もないので、荷物預かりなどはしてもらえない。

ヴェネチア「Alberghiera Venezia」

素敵!って感じのところ

ヴェネチア本島・サンタルチア駅から徒歩5分くらい。連絡はbooking .com内のチャット。途中にスーパーDESPERあり。同じ建物にオフィスがあって時間内は英語が喋れるスタッフが常駐しているので、ほぼホテルと同じ感覚で利用できると思った。チェックインの時間連絡もだいたいで大丈夫だし、荷物の預かりもあった。設備の使い方に不安があっても聞けるスタッフがすぐそこにいるので個人旅行が初めてでも心配ないのではないかな〜?ただし夜はスタッフがいなくなる(多分)。
台所に電子レンジがあった。台所でお湯を出すと給湯器が動き出すが、風呂場だけでは給湯器はうんともすんとも言わなかったので、台所でお湯を出しつつシャワーを使った。
この3つの宿の中で一番高額。でも本島はどこも高いからなー。

ミラノ「EASY ROOM ITALY」

建物の外観は撮ってない

ミラノ中央駅から徒歩15分。連絡はbooking .com内のチャット。5分くらい歩いた先にオフィスがあって、そこで鍵をもらって部屋には自力で入るという仕組み。オフィスは時間内は人が常駐しているからチェックイン時間も大体でよかったし、オフィスの人は全員英語が喋れたが、鍵がたくさん(門・エントランス・1枚目の扉・2枚目の扉)あったり、部屋の場所の説明が複雑だったからそれなりの語力(または度胸)が必要かもしれない。
シャワーはピカイチの出だった。ジャージャーお湯が出た!
洗濯機と電子レンジを同時に使ったら停電。部屋のブレーカーでは直らない(廊下にあるブレーカーを上げる)。停電した時に電話がかけられなかったのでチャットで連絡したらすぐに来てくれた。同じ建物内に住んでいるようだった。夜だったのにチャットを頻繁にチェックしてくれているようで(たまたまだったかもしれないが)ありがたかった。
オフィスで荷物預かりもしてもらえた。
居間にソファベッドもあって使いたければ使っていいよという感じでシーツが置いてあった。

以上、泊まった3つの宿。
どこも昼間に到着だったこともあり、本当に問題なかった。
自力で建物に入ったりしなければならない時に問題になるのは多分鍵の開け方・閉め方で、構造がわかってしまえばどうということはないのだが、慣れないと開けられないので(ついに子は鍵を開け閉めできないままだった)、鍵の開け方を知らない人は初めはスタッフがついてきてくれるところで練習するといいかもしれない。ガスの点火や電子レンジ・洗濯機もちょいちょい日本のものとは違うので語力とかより「こうかな〜?」と適当にボタンを押してみる度胸が必要かな?

ホテルでもテイクアウトのものを食べるくらいは出来るが、台所がついているとスーパーで買ってきたスープの素でスープを作ったり(紙パックのミネストローネ野菜がいっぱい入っていて美味しかった)、パスタ茹でたりエスプレッソマシーンでコーヒー沸かしたりも出来る。booking .comなどのお陰で、ほぼ日本語で、一泊だけでも泊まることができる(中には2泊以上が条件になっているのもあるが)。いい時代になったなーー!

持っていってよかったもの

めぐりズム

色んな人がおすすめしている

使い捨てのアイマスク。いやー、これ良かった〜。ほのかにあったかくていい香りがする。飛行機の中でこれをつけるとフワーッと眠れた。ゴミは出るけど。

自転車用の鍵

旅行用ではなく、主に「電動自転車のバッテリーを盗まれないようにする鍵」として重宝されている鍵。こいつは軽くて小さいところがエラい。確か1000円くらい。私は自分の自転車から外して持っていって使った。
宿に荷物を置いて外に遊びに行く時に、宿に置いていくiPadとかパスポートとか現金とかを「スーツケースにいれて鍵をかけ、そのスーツケースを宿の家具に繋ぐ」という方法で自作セキュリティボックスにしていた。

これで安心して遊びに行ける

ところで今回の旅行では「スマホを見て道案内をする人」と「防犯意識を持って周囲に気を配る人」という役割分担をして路上に出ていた。どうしても道を探したりしているとスキができるので。
子(日本でスクスク育った18歳)には防犯意識などカケラも存在しないので、もちろんスマホ係が子で、防犯係が私となったが、これはちょうど子が自主的に動くという意味でも良かったように思う。

アプリ

これは「旅日記1」で書いたのでここでは詳しくは書かないが、

鉄道は「Omio」

宿は「Booking.com」

航空券は「航空会社のアプリ」

が便利だった。いやーアプリの時代っすよ。
「Omio」は紹介コードを入力すると安くなったりするので、出発前にググって紹介コードをゲットしておくと良い。最後の日になぜかクレジットカード払いができなくなってしまい(別のクレカでもダメで)、「Apple PayかPayPalならできる」とか出てきて焦った(どっちも使ってなかった)ので、保険でどちらかを使えるようにしておいたら良かったかもしれない。

今回全部自分で手配して旅行したが、自分で手配するのはコロナ禍前と比べても段違いに楽になっていると思った。いわんや10年前、20年前をや。
今日旅行の話を同年代の人としていたら「リコンファーム」という言葉が出てきて「リコンファームの電話、嫌だったよね!!!」という話題で盛り上がったのだが(若い人に説明すると、昔々は出発の48時間前だったかに航空会社に電話をしてリコンファームという「予約してた便に間違いなく乗りますよ」という意思表示をしなくてはいけなかったのだ。携帯電話など無い時代、公衆電話を探しては「リコンファーム、プリーズ」ってドキドキしながら電話をしていたっけ。スペインにいた時には夫のリコンファームをしてあげるよと電話をしたら、名前のスペルをいう時に「y(イグリエガ)」が出てこなくてテンパった事件もあった)、そんなものも今はいらない。アプリ(日本語)を開いてポチッとすればいいだけ。

ブラーノ島で踊ってみました

もしもこれを読んでいるかたが「そろそろ海外旅行行きたいけど、個人旅行は大変かな?」と考えているのだったら、個人旅行はグッと簡単になってますよと声を大にして言いたい。もちろん国によって事情は違うだろうけれど!

今回イタリアに行ったらお店の人たちはみんなニコニコ笑いかけてくれるし、レジのおっちゃんは親切だし、若者は礼儀正しいし、働いている人たちは皆んなで仲良くしておしゃべりしながら楽しそうだし、すごくいいなあと思った。
「こっちのレジを打ちながら向こうの人と喋っているのをやめない」という状況は昔は「なんだよう」とか思っていたのだが、今回は「働くって、このくらいでいいよねー」と思った。
警察も同じところに5人くらい集まってぺちゃくちゃお喋りしていて「これ仕事になってんのかな?」とか思うが、日本の現代の人々が、真面目に責任を持って疲弊しながら働いているのをみていると、仕事とか言ったってこのくらいでいいんじゃないかなと思う。まあ、国力とかいう話になると難しいのかもしれないけれども。

ということで、イタリア旅日記を終わりにする。
書こうと思っていたことも他にもあったような気がするけど、日常に戻れば忘れてしまうもの。また次の旅までイタリア人を見習って楽しそうに働くことにしよう。
読んでくださってありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?