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ペルー旅日記10 DAY7 オリャンタイタンボ遺跡

前夜21時就寝。一度4時半ころ起きたが二度寝に成功。6時半起床。
スッキリ!とまではいかないが、かなり元気。とにかく「まともに眠れた」ことに感謝の念を捧げる。

昨日夫が作ったスープ。アボカド。チーズ。ビーツ。ゆで卵。パン。
牛乳にほんのちょびっとコーヒーをたらしたものも。

今日はオリャンタ遺跡へ。10日間の周遊券130ソルを購入。
いろんな遺跡とクスコの美術館等を回れる周遊券だが、予定では2回買うはずだったが、具合が悪くて7日目ではじめの(周遊券が使える)遺跡に行くことになったので、この一つで足りることになった。

遺跡入り口前のお土産屋広場からもしっかりと見える。中央にインカの戦士コスプレのおっちゃんがいる。写真を一緒に撮ってお金もらう人だが、背も高く恰幅が良くなかなか堂々とした戦士だった。
午前中だからか観光客もそれほどいない
筋肉痛がそれほどでもなくてよかった。空気がうすいのでゆっくり登る

何日かして「高地順応」というやつをしたら、普通に走ったりできるのかと思っていたが、何日経っても空気が薄いことには変わりないのだった。ゆっくり、ゆっくり進む。

緻密な石組みはマチュピチュ以上。感動する夫。
石を運ぶための出っ張りだそうだけど、絶対これ「おっぱい!」ってやってたよね?
「聖なる谷!」という風景
観光客に写真を撮ってもらったら演技指導が入る。肩に手回して!あっちむいて!
調子に乗ってきた
今後プロフィール写真はこれでいこうかと。
インカワタナに向かう。
下の受付でおっちゃんが「木の扉が開いてるからその向こうだよ」と言ってたけど、閉まってるな?これを行けばいいのかな?
危険だから行っちゃだめって書いてあるけど??
と思ったらこっちだった。夫は私が「行っちゃえ行っちゃえ」と危険な道を行くのではないかと思ったそう。
これがおっちゃんの言ってた木の扉か!
ちょっとした山道。おっちゃん曰く15分くらいだよと。ほんとかな。
人間はなぜ、自分の存在を残そうとするのか。
どんどん元気になる。
マチュピチュ行きの電車だ
ゆっくりゆっくり。
もうすぐ着く。おっちゃん!40分かかったよ!
ついた!
すごくいい場所だった。パノラマ写真とか撮ったけど、良さが全く伝わらない。

インカワタナはここのようだが、もっと先にも行ける道があった。健脚(肺も優秀)そうな観光客はそっちに向かって行ってたが、我々はここで引き返す。

オリャンタイタンボの町を見下ろす。我々の泊まっている家も見えた。
帰りはすぐだった。滞在時間も含め木の扉から1時間くらい
下の遺跡を見学
一心不乱に草を食べるリャマだかアルパカだか
きゃわゆい。「肉は硬い」と誰もが言うが、調子が戻ったら食べてみたい。

この先にある広場がまた素晴らしく気分のいいところだった。
マチュピチュの広場にも何か素晴らしいものを感じたが、どういうことだろうか。
感激を伝えたくてスマホでパノラマ写真を撮ったりしたがイマイチだったので、この後の3枚の写真を脳内で繋げてパノラマにして見てください!

で、この感じの100倍くらい気分がいいの!

ここでまったりと座っていると、この1枚目の写真に写っているピンクのおばちゃんが話しかけてきた。お友達と一緒である。
「どこから来たの?」「日本です。あなたたちは?」「私はペルーだけどリマに住んでいて、彼女はここの人なの」「二人はお友達なんですか?」「そうなの、私はキリスト教でね、あなたは?違うの?そう。それでね・・・(ここからちょっと内容がわからなくなったけど、なんとなくキリスト教の素晴らしさを語っている様子だったので「クラーロ、クラーロ(本当にそうですね〜みたいな)」と相槌を打つ)・・・あなたは?」「えっ?宗教ですか?」「そうよ」「あのー、えー、ウン・ポコ・デ・ブディスモ(ちょっと仏教)です」
という会話をする。
「ちょっと仏教」ってなんだよこら!と脳内でツッコミがこだましたが、おばちゃんは「ブディスモ?なにそれ?」と言って、お友達の方が「ブッダでしょ」と言って話は流れていった。特に「ウン・ポコ」の方は問題なさそうだったのでホッとする。

コンドルの岩。コンドルが飛び立とうとしているように見える岩(わかりますかね?)
気づかず通り過ぎそうになったら、さっきのおばちゃんが「ちょっと待って!ここに寝転んで上を見なさい!なにが見える?!」と教えてくれた。

全世界、こういうタイプのおばちゃんというのは存在しているよね〜と話しながら進む。「人類みな自分の息子と娘」みたいな。

遺跡の外側は柵などではなく畑になっている
向こうには別の遺跡が見える
いいなあ

時刻は12時半。堪能したので外に出て、ご飯を食べよう。

名前忘れちゃった。「胃が痛いんだけど何がおすすめ?」と言ったら出てきたスープ20ソル。ヌードルと鶏肉と野菜が入っていて優しい味だった。本当は胃が痛いわけではないんだけど「イマイチ冴えないから重くないものが食べたい」という語力がないので言い換えた。
夫は昨日食べたチャウファが気に入って、また注文していた。30ソル。
学校帰りの子供達

明日のコレクティーボ乗り場を確認して、市場でパンとオレンジを一つ購入して帰宅。午後からはゴロゴロ。

オリャンタイタンボは観光の波に乗ってうまいことやっている人たちと、波に乗れないでいる人たちとがはっきり明暗分けている感じだった。特に市場の人たちはウルバンバの市場と段違いで、活気がなく、目が暗く、野菜やフルーツもあまり新鮮じゃない感じで、更に値段をふっかけてくるので、あまり好きになれなかったなー。
もっと明るくして明朗会計にしたら、あっち側の広場で景気良くお金使っている欧米人観光客がお金落としに来てくれるのに、とか勝手に考えるが、大きなお世話だろう。

オリャンタも今夜で最後。
明日はピサックへ移る。
つづく

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