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超ネタバレしまくる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想雑文

 面白かった~。ラブアンドピース!愛だよ愛!って感じだった。

 種本編はリアルタイムでぼんやり見ていた程度で種死に至ってはインターネットに生えた雑草を食った程度の知識しかないが関係なかった。ありがとうまとめてくれた公式。

 種自由、敵になる新キャラの皆さんが「今から出汁取ってる暇ないんでこれ丸かじりしてください」と言わんばかりに自明な悪役として提示されまくるのが終始面白かった。ブラックナイツの皆さん、その態度だとブラックナイツ以外に交友関係がないんじゃないか?心配だ。死んだから心配の必要もないが。

 急に寝返ったやつもいたな。あいつ何だったんだ。たぶんシンとルナマリア及びキラとラクスのBIG LOVEのだしにされるために生まれたんだろうな。思想もなんか「能力があるから認められる、自分は能力があるので認められて当然、能力がある人間を自分も認める」と敵さん寄りな感じがしたし徹底して舞台装置だったな。だから最後も死なずに済んだのか。これから辛いと思うけど頑張って生きてくれよな。

 そう、キラとラクス。あんなトニースタークみたいな家住んでるんだ。アイアンマン3で見たよあの家。よかった襲撃されなくて。ラクスの作ってたご飯二人分にしては量が多いしめちゃくちゃ揚げ物あったけどキラって結構食べるんだろうな。仕事忙しいしご飯くらいゆっくり食べてほしい。映画では食べれてなかったけど、映画後は少しくらいゆっくりしてほしい。

 急にバイクでツーリングキメたりするのは種流なのかな。あのシーンちょっと笑っちゃった。

 というか種自由、なんか前半に笑えるシーンが集中していた。悪い人ら(ファウンデーション?の人ら)があけすけに悪いし、その頭のタオ?とラクスが謎の共鳴しまくるところはだいぶ不意打ちだ。後半になるとうおおおおおおモビルスーツ戦!ビーム!ミサイル!ミラージュコロイド!愛愛愛愛愛愛!のジェットコースターが始まってそんな暇もなくなったのは、よかったのか悪かったのか。どうなんだろうか。

 とまあ正直、ストーリー的にはそんなもんだよなって感想だった。敵の目的もすでに本編で扱われたデスティニープランの再興というかそれを使う云々だったし。そういう意味では目新しさや面白さはないけど、映画の限られた尺でそんなことしてられないしよかったと思う。

 だからこの映画の見どころはモビルスーツ戦とキャラの描写なんだろうなあ。後者は本編ミリしらなのでなんとなくいいですねえって感じだけど、前者は大いに楽しめた。

 モビルスーツ戦に関して言うと種自由ってめっちゃシン推しの映画じゃなかろうか?いきなりジャスティスに乗ってる、喧嘩には負ける、ご飯をいっぱい食べる、デスティニーを見て喜ぶ、デスティニーで大立ち回り&レクイエムも攻撃する。ルナマリアともいい感じじゃねーか。モビルスーツ抜きでも推されてんな、良かったな!

 種系のモビルスーツではデスティニーが好きなのでSpecⅡも嬉しいしなんかアカツキに借りた装備でゴツくなってたのも良かった。

 というかアカツキ強すぎない?レクイエムによる狙撃の回答が「ミラージュコロイドで発射口の近くに忍び込んで発射の直前に現れる誘導装置を破壊する、レクイエム自体は撃たれるけどそこはアカツキの防御力を信じよう」で実際に耐えきるのかよ。しかもそのあとけっこうピンピンしてなかった?ミラージュコロイドもそうだけどアカツキだいぶヤバいだろ。条約はどうなってんだ条約は!

 強さは力じゃない!とキラもアスランにぶん殴られてたけど力は強さを支えるために必要な物だよな。想いだけでも力だけでもダメみたいなのは本編でも言ってたしそこは一貫してるよなあ。

 そのアスランは思ったより出番がなかったけど、というか序盤は影も形もなくて、いやチラッと映ってた?ともかく、あいつは出ずっぱっちゃいけないキャラだなと思った。だって強すぎる。素手でキラはボコるしブラックナイトの一番強そうな黒いやつもサシでいい勝負~勝利までやってるし。というかあのズゴックは何?ジャブローでシャアが久しぶりに出てきたところのオマージュがしたかっただけ?でもビームが効かない相手にヒートクローで攻撃できるのは相性いいよな。

 相性といえばマイティーストライクフリーダムの刀。先にプラモの情報だけ見て「なぜ急に刀を?」と疑問符爆発していたが劇場で「そうかあ~ビーム効かないから刀で倒すんだな」と納得していたらそんな感じじゃなかった。いや実際はそうだったのかもしれないけどそういう描写ではなかった。なんかマストフリがかっこよく振るっていた。そうか、それならそれで、いいよ……。

 マストフリ、ストフリからドラグーン無くなっていいの?と思ってたらサンダーブレークと謎バリアでミサイルとブラックナイトの白いやつ迎撃してたのだいぶ面白かった。お前何でもアリだな!刀だし!

 ほかにもまあ色々出ていたが、一番の目玉は何だったんだろうか?これはかなり人によって分かれる感じがする。個人的にはアカツキの謎装備を貰ったデスティニーSpecⅡと核動力に換装したデュエル・バスターが良かった。この三つはHGCEで出してくれ。買うから。ミーティアは……ちょっとアレだが。

 キャラで言うとあの早口の人。あの人めちゃくちゃ濃くて良かった。人となりは一切分からんけど謎の頼もしさがあってめっちゃよかった。よかったな、種自由。

 でも一番好きなのは終盤でブラックナイツと戦ってるシン。「この間はジャスティスに乗ってるから負けたんだ、デスティニーならお前らなんか!」とかめちゃくちゃ負けそうなセリフを堂々と吐いておきながら1対4の超数的不利を捌ききってそのままレクイエムまで行っちゃうんだもんな。最高だったぜシン・アスカ。闇も深すぎるしさ。

 総評するか。

 面白いというよりは楽しい!面白くないわけではないが、なんかこう、考察したりするような余地があるワケではない気がする!令和の逆シャア、って感じ……なんじゃない?

 何はともあれ、ガンプラ買いたくなっちゃう映画ではあるのでそれだけで百点付けちゃう。種自由ってそういう感じだなって思いました。

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