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『君の名前』後書きとして

冷えたマクドナルドのポテトいくら好きだとか言ってもぱっさぱさになったら限界がありますっていう気持ちをここ三ヶ月で五回くらい味わっている気がします。

季節は巡り10月も半ばに差し掛かり、世の中にも色々なことがありましたね。五月になんの気もなしにpixivに投稿した話がやっと終わりを迎えました。こんなに時間かけて話を少しずつ進めて完結した話は初めてかもしれません。最後の回は途中と同じで特に何もなくただトロカトで終わったっていうか、もう最初からずっとただのトロカトだったので、終わりもただのトロカトだったなあという気持ちで、あと二週間くらい後に続き書き始めたらまた何かあったかもなあという気もするけれどここで一旦終わりでいいだろうという。だってラブラブだから。ラブラブな二人ほど平坦な話はない。私はラブラブな話をじっと見ているのが好きですが自分で書いていると本当にただのトロカトだなって思いました。今の自分のスタンダードが分かってよかったと思います。場の転換とかを話ごとではなくもっと入れられたらよかったのかもしれないですがとりあえず最終回はあれでいいかなって思いました。ただの事後。ずっとカトル視点の話でしばっていたので、お付き合い頂いた方には代わり映えもせず申し訳なかったかなって思います。でもなんか色々自分の文章のことを思い出しました。ありがたかったです。

これをまた本にでもしたらトロワ視点の話を追加して少し先まで進めた話と一緒に出すとかできるかもなあなんて考えましたがまあ考えているだけだよ。

最初の話を書いた当初はここまで話が進むとは思っていおらずただの一話完結のつもりでした。その時続き書けたのは、それもこれも最初に感想をツイッターで続きが気になると書いて下さった方のお言葉のおかげで話が進みました。楽しかったです。書き切れていないふくせんはあったので書けてよかったかなあ、と。いつもはそんなもの無視してすぐ終わらせてしまうので、本当にありがたかったなあと。その分文章の勢いが途中でなくなったかもしれないですが色々と試せたのが本当によかったです。R18はいい糧になったなあと思います。7話で全部の話として読んで頂けたらと思いました。

トロカトへの愛のおかげで色々なチャレンジができました。また愛があるおかげで今のうちに別のチャレンジにも取り組めたらいいなって思います。少しでも自分のただの欲望が形になって一緒に楽しめたらこの令和に、いつも心にそっと抱えていたノスタルジックなしみこんでいる34への想いが浄化されるような気がします。ここ何年かは、ふと34のことを思い出すときいつも何か遠い記憶の中をこするみたいに懐かしさがあふれてきておりました。今はそれが現実なんだなあと人生はどうなるか本当に分からないと思います。あの時書きたかったのに形になる気がしなくて書けなかったあんな話やこんな話が、新しい自分によって表現することが出来たら昔の私が成仏出来る気がします。

時間と愛さえあれば一歩一歩進んでいけるのだな、と心にしみる想いでござります。

少しでもどなたかの心に何かを灯すことができたならばこれ幸いです。以上読んで下さり誠にありがとうございました。


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