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LA BOUSSOLE-心の羅針盤を信じて@yuka_lab12

気がつくと、ラブソルの仕事以外のことで1日が終わる代表、由香です。
いやー、本当にびっくりする。真面目にやってるんですけどねぇ…。

それでも、チームで仕事に当たっているから、会社は成り立っています。
やっぱり私は、会社というチームが好きです。一人で仕事するなんて、考えられない。
それまで勤めた仕事を辞めて、自分たちで仕事しようと決めた時も、フリーランスという選択肢は私にはありませんでした。

長いこと2人だったチームも、今では社員アルバイト含めて4人になりましたし、アライアンスメンバーまで数えるともっといてくれます。
流石に感慨深いものがあります。
はじめた時は、人を雇用するなんて考えもしなかったのですから。

ラブソルの始まりのとき。
どんなだったかなぁと、ふと思い返してみました。
私と実加で会社を作ることを決めて、会社員をしながらちょこちょこと準備を進めていた頃。

会社を作るって、本当にたくさん考えることや決めることがあるんです。
会社形態は株式会社にするのか、合同会社にするのか。資本金はいくらにして、配分はどうするか。登記はどの住所でするのか。
そういったたくさんの決めることの中でも、とても重要だったのが「社名を決めること」でした。

会社を作る=法人を立てることって、私たちにとっては子どもを持つような感覚がありました。
それまで「カネボウの池田です」「JTの柴山です」とそれぞれ名乗っていた私たちが新しく名乗る「○○」には、何がふさわしくてしっくりくるのか。

思いつく単語を英語にしてみたり、無理やり造語みたいなものを作ってみたり。それぞれの会社のメールアドレスから候補を送りあったことも覚えています。(ちゃんと仕事しましょう。)

一度決めたら、きっと毎日のように名乗るし、呼びやすくて覚えてもらいやすくて、ロゴも考えやすくて…。
考えれば考えるほど、どれもこれも決め手がありません。でも、決めないとそもそも登記ができないんです。登記できなければ、法人の銀行口座もできないし!

結構な大問題を前に、私と実加はすっかり煮詰まってしまいました。PCを前に考えても、ノートを開いて二人で話しても決まる気配がなくなった頃、退職を前に有給消化しようとそれぞれ会社を休み、二人で遊びに行きました。
そこは、東京ディズニーシー。私たちは二人ともなぜだかヨーロッパ好きで、シーはその雰囲気が味わえる大好きな場所なのです。

東京ディズニーシーの中でも、いつ行っても空いている(失礼)アトラクションがあります。空いてるけど好きなんですよ!行くと大抵乗っている気がするそれに、その時もふらりと立ち寄りました。

“Sindbad’s Storybook Voyage”というアトラクション。その中で、ひたすら流れる曲、”Compass of Your Heart”をご存知でしょうか?

この曲の歌詞がとても素敵で、人生は、冒険。心の羅針盤を信じて、宝物を探そうよ、という歌詞です。(雑)

起業なんてそれまでの人生で一度も考えたことがなかった自分が、いざ会社を作ることを決めたら、迷って悩むことばかりでした。
どちらに進んだらいいのかもわからないのに、進むことだけが決まっているような状態でした。とてつもなくわくわくして、とてつもなく怖いんです。

だからこそ、この名曲が心に響いたのでしょう。何度も聴いていた曲だったんですけどね。
アトラクションから出てきた瞬間に、実加と顔を見合わせて「コンパス!」と叫んだことを覚えています。

その時の私たちこそ、「コンパス=羅針盤」が欲しかった。それさえ胸に持っていれば、どんなことがあってもまた立ち上がれる気がしたから。


実際に社名にするにあたっては、それからまた紆余曲折がありました。
英語のままの「コンパス」だと、固いかな。
そもそも他にありそうだし、ドメイン取れなさそうだな、などなど。大切な社名ですから、現実的に考えないといけません。

私は、大学時代にフランスに留学した経験があり、今でも大好きな国の一つです。だから、ふっと思いついてコンパス(羅針盤)をフランス語にしてみました。
そうして決まったのが、弊社の名前、「LA BOUSSOLE」です。

フランス語ですから、綴りも馴染みがないし、意味も決して伝わりやすくはないです。でも、気軽に「ラブソル」と発音すれば、「ラブ」の語感は英語の「LOVE」に通じることもあり、意外と親しみやすくない? ということで、口にすればするほどしっくりきたのです。

あの時、社名を決めたと同時に、私たちは心に羅針盤を持つことを決めました。その時、明確に針が指し示す方向まで決められたわけではないし、針の向きは変わることもある。
けれど自分たちの心の羅針盤に従って進んでいくことだけは、決めたのです。

関わってくれる人が増えても、業務の幅が広がっても、何があっても私たちは私たちの羅針盤に従って進んでいく。
うん、大丈夫!

2014年の、会社設立前日のこのつぶやき。誰も反応してない…。
この頃の自分に、今の賑やかなラブソルを見せたらびっくりするんだろうな。


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LA BOUSSOLE
代表 柴山 由香 noteTwitter


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