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私は自分では自分のことがわからない。 愛あるダメ出しをもらいながら自画像を描いた話@mtm623mutsumi

おはようございます。

ラブソルアライアンスメンバーのあさのあゆこです。

ラブソルではデザインまわりで手を動かしていますが、元々のクリエイティブの出発点は絵を描くところから始まっています。
それなので絵は描けますが、そんな中でも得意不得意はありまして「誰かに似せた絵を描くのは割と苦手」です。

苦手ですが、そこはまあ技術で何とかカバーできるんじゃないだろうか、くらいの気持ちでいました。

…いたのですが、先日取り組んだ自画像が全然使い物になりませんでした。
まあびっくりするくらい似ないこと似ないこと!

結局、自画像を完成させるには技術じゃないものが必要でした!というお話を今日はしたいと思います。

きっかけは自画像を描くことでしたが、そこで得た気づきは、私にとってとても大切な発見でした。
読んでくださっている方の何らかのお役に立てればと思い、書き綴ってみますね。

「私の裏方人生」に突然、自画像が必要になった

ある日突然、「私の裏方人生」に自画像が必要になりました。

それというのも、9月22日に放送される「ラブラジ※」にゲストとして出演することになりまして、告知のために写真が必要になったことがきっかけです。

※ラブラジは、毎週水曜日にTwitterのスペース機能を活用して配信されるラブソルのラジオ番組です。こちらの記事でも詳しく紹介しています。

これまでずっと裏方で仕事をしてきたので、自分の写真なんて用意がありません。必要になる人生とも思っていなかったので、本当にびっくりしました。

こちらのツイートでは、試行錯誤した末に描きあげた自画像が使われているのですが、ここに至るまでは色々ありまして…。

私が最初に提出したのは、1歳の息子と顔を寄せ合う写真。
しかし、今は息子も小学生なのでもっと近いものを使いましょう、ということになりました。

とはいえ、写真を撮っている時間もなく…。せっかく絵が描けるのだから、イラストで自画像を、ということで、最初に描いたのがこちらです。

自画像1


アウトプット、フィードバック、アウトプット。描いては消しての制作のラリーは続く

私としては、
・シンプルな線画
・大人のボブの女性
という部分を表現すれば、自分と認識してもらえるのではないかという気持ちで描きました。

ラブソルメンバーの反応は、
「似てないよね」
「絵を見て、この絵を描く人に会ってみたい、依頼をしてみたいという魅力がないといけないよね」
ということで、描き直しに。

お恥ずかしいことに、「では、どういう方向性で描き直せば自分の絵は自分に似るのか?」と、手はiPadの上をさまようばかり。ちっともすすみません。

さらに、メンバーにアドバイスをいただきます。
「あゆこさんはもっと目が大きい」
「髪の毛の感じももっとゆるやか」
「雰囲気はこんなにきつい感じではない」

そして、描いたのが2枚目です。

名称未設定のアートワーク 11


1枚目と全然違いますね。

でも、これでもまだ本人と自画像との間にはまだ距離があります。
フィードバックは続きます。

「目は大きいけれど、こっちの方向性じゃない」
「もっと年齢相応の方がいいと思う」※注:アラフォーとアラフィフの間です。
「口元にあるエクボを表現してみたら?」

こんなふう。
ラブソルメンバーの観察眼にお世話になりながら完成した自画像が、こちらです。

名称未設定のアートワーク 15


みつけたのは「はじめまして」の自分


イラストが完成したとき、私はこれまでさんざん絵を描いてきたというのに、今まで味わったことのない気持ちが湧き上がってきました。

これが、私。
鏡や写真で見るのともまた違う、信頼できる人たちに教えてもらった私のすがた。

四六時中一緒にいる自分なのに初めて会ったような、でも、やっと会えたような。不思議な気持ちがそこにあったのでした。

完成した自画像に、そっと心の中であいさつをしました。
「はじめまして」と。


更なる表現の深みで


似せる人物画は苦手だな、と思いつつ、なんとか1枚、自画像を仕上げた私。

なんと今、取り組んでいるのは、「ビジュアルレポート」の手法を取り入れたお仕事です。

ビジュアルレポートとは、情報を編集し、優しく伝えるための手法です。
例えば、これまでラブソルが制作してきたものはこんな感じ。


もちろん、中には人物画も含まれます。

自分で苦手だと思っている「この人だとすぐに伝わる人物画」に、ラブソルデザイナーの小野寺美穂さんに指導していただきながら取り組んでいます。

どんなふうに描けば、この方に近づくのか。

例えば、どんな声でお話しするのだろうか? などと想像しながらイラストを描くアプローチをしているうちに、まだ会ったことのないクライアントさまへの想いがどんどん深くなっていきます。

気がついたら、あれだけあった似せる人物画への苦手意識がどんどん消えていることに気がつきました。

喜んでもらえるビジュアルレポートになるよう、自画像から始まった私の奮闘は続きます。

よかったら、どんな仕上がりになるのか、ぜひ楽しみにしていてください!

自己紹介プロフィール_あゆこ

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