仕組み化こそ正義だと思っていた、かつての私に教えてあげたいこと
先日、サイト制作会社・ベイジ社が主催する交流会に参加してきました。
この交流会は、私と弊社メンバーの堀も受講させてもらっている「戦略的ウェブ制作集中講座」のオフ会として、全国各地で開催されたもの。
私たちは東京会場の回に参加したのですが、10社以上、30名ほどの方が参加していました。
印象的だったことの一つ。それは、参加していた企業の多くが、2人以上10名以下のメンバーから成っていたことでした。
ラブソルも少数精鋭のチーム。抱えている課題も共通点が多く「うちもそうなんです!」と、共感の声があちらこちらで上がっていました。
共通点の一つとして上がっていたのが、「仕組み化」についてです。
数人で短期のプロジェクトをやっていた時は属人的な進め方で問題なかったが、複数人で制作するようになり、プロジェクトの規模が大きく複雑化する中で、仕組みやルールを整える必要が出てきた。
そんな共通点から、悩みがどんどんシェアされていました。
「属人的な部分にこそクリエイティブは宿るじゃないですか。ルールで縛ることに抵抗があるんですよね。」
「思考停止でマニュアルやルールをつくることが仕事になってしまうメンバーがいて…」
「どんなツールを使って管理してますか?ツール代も馬鹿にならなくて」
仕組み化しなくても成り立つのであれば、しない方が絶対にいい
恥ずかしながら、私は「仕組みこそ正義なのだ」と思っている時期がありました。
新卒の頃、営業職をしていたのですが「脚で稼ぐ!」という考え方がどうも腑におちず、「もっと仕組みとかツールとか使って効率的にやったらいいじゃないですか」と思っている、しかも、心の中でだけという典型的な「イタイ新卒社員」でした。
今となってみると、仕組み化しなくても成り立つのであれば、しない方が絶対にクリエイティビティも高まるし面白い。そう思います。
管理表やマニュアルを作る時間があったら、少しでも速くお客様にお届けしたいですしね。
仕組みとは素晴らしいものだが、単なる手段にすぎない
では、なぜ仕組み化をするのでしょうか。挙げてみました。
ここから言えるのは、仕組みとは「継続性」「品質」を担保するためのものであるということ。そしてそれは、手段にしかすぎないということです。
一番大事なのは、クライアントの幸せを最大化すること。その先にある自社の幸せも守ることなのだよな。
「仕組みこそ万能薬」、そう思っていたかつての私に教えてあげたい…。
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