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いまいちど、「届ける」ことにこだわりを持って @yuka_lab12

クリスマスが終わると、一気に押し寄せる年末感…。師走とはよく言ったもので、確かに忙しく過ごしがちですね。そんな中ですが、私は自分の行動で二つ、驚いたことがあります。

一つめ。

朝、干そうと思ってカゴに入れて窓際に置いた洗濯物…、帰ってもそのままだったようです。乾かないよねぇ…。皺になるよねぇ…。
夫の優しさが身に沁みます。

そして、二つめ。
今月初めに風邪をひいたあと、治らないままカンボジアに行き、咳が止まらない日々を過ごしておりました。今週月曜日、ようやく行った病院でついた診断は、「咳喘息」。実は私これよくやります。気管支弱いんですよね。

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処方されたお薬のうち、吸引薬は毎日会社で忘れず吸引していたのですが、問題は、夜一回のみのお薬。最近は、薬もシンプルになって楽よね、なんて思っていたのですが…。私だって治りたいから、せっせと毎晩飲んでいたのですが…。

おそらく、火曜の夜から飲んでいた薬は…、医師処方の「ビタミンC」です。

見た目がね! 似ているんです! ちょっと大きめの錠剤で、飲む量も二錠…。どうりで一向に咳が治らないと思ったよ!
なんか、先生は2、3日で咳は止まりますとおっしゃってたのにおかしいな…と思って、残りの薬を確認しようとバッグを漁ったら…似たお薬が出てきましてね。

薬はちゃんと確認し、処方通りに飲みましょう。

普通のことが、普通にできない私からのアドバイスです。どうも、代表の由香です。この悲しみを伝えようとしたら、前書きがこんなに長くなってしまいました…。

「本」だからこそ、人が得られるものを追って

12月23日、共同通信社からこんな記事が配信されました。
「20代以上半数が本1冊も読まず 紙の書籍離れ進む、全国調査」

本が好きで、それは小説であろうとビジネス書であろうと古典であろうと歴史であろうとなんでもこいで、もっと言えば漫画でも雑誌でもいいから紙をめくらせてくれ、活字をくれ! と思っている私からしたら、天地がひっくり返りそうな調査結果です。

日本人は、圧倒的に本を読まない。
そう言われて、がーん。と衝撃を受けたのでした。

(本を、一ヶ月に)全く読まないとした人が特に増えたのは20代で、13年調査に比べ25.1ポイント増の52.3%と倍増した。30代は54.4%と半数を超えた。23.3%だった60代も、44.1%まで増えた。

紙の雑誌についても全く読まないとしたのが全ての年代で6割を超えた。年代にかかわらず、紙の書籍離れが進んでいる傾向がうかがえた。

記事のタイトルだけを見れば、「ああ、若者の本離れねー」なんて、これまでだって耳にしたことがある話。
でもこれ、よく見たら30代ですら一ヶ月に一冊も本を読まない人が半数以上いるということであり、60代だって4割以上が該当するわけです。

本を読まない人でも、ネットの記事やツイッターやブログなどのSNSを見るというという人は多いでしょうし、人間が活字からまったく離れてしまったとは思わないのですが…。

でも、ツイッター廃人と言ってもいいくらいタイムラインに常駐した上で、「本」からは、そういったものからは得られないものが得られると私は思っています。「本」は、著者がわざわざ自身の経験や考えを何時間もかけて何万文字にも落とし込むものだから。そこに何人もの人が関わって世に生み出されるものだから。

(本日発売!『マンガ 死ぬこと以外かすり傷』)

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敏腕編集者の秘書をしていることもあり、また、私自身が本好きであることもあって、やっぱり本に触れる回数は人よりも多いと自覚しています。
自分でも月に何冊も本を買うし、ありがたいことに、献本をいただくこともたくさんあります。
不惑の歳を超えてなお、本からは新しい発見と、わくわくをたくさんもらっています。

だから、率直に言ってちょっと悲しいのです。私はずっと「本」だからこそ得られるものを追い、そのことが人生を豊かにしてくれてきたから。

改めて今、「届ける」ということに向き合う

とはいえ、ファクトはファクトとして受け止めましょうと。「本はいいものだよ。読んでね」と口にしたところで、本を読む人が増えるわけでもなし。自分が好きだからと言って、このあらゆるモノや情報があふれる時代に、すべての人が「本」を選ぶはずもないのです。

そんなときに流れてきた、箕輪さんのつぶやき。


本当に…いつもながら、シンプルな短い言葉しか使わないのに極めて本質的です。スッとまっすぐ入ってくるこの感覚。まさに多くの人の心に「届く言葉」なのだろうなと思います。

届けるということにこだわっていきたいと願う今、自分の中にスッと入ってきて、さらに引っ掛かりを残す言葉。これにちゃんと向き合っていこうと思います。

今の自分は、あまりに中途半端なのです。こんな私に、著者の方や編集者の方が本を売るための相談をしてきてくださる。良いと思ったものは、わたしも届けたいと思うから、身に付けたいものがあるのです。

そろそろ2019年も終わり。新しい年が来るというのは、なんだか救いのように思えます。今年できなかったことも、来年はできるんじゃないかって希望を持てたり。

せっかくなので、ちゃんと今年を総括して来年を迎えましょうかね。私は今、どうしても欲しいものがあるから。

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LA BOUSSOLE
代表 柴山 由香 noteTwitter


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