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表現するために必要なことは技術ではなく、対象を「知ること」だった!@meras24lily

最近、似顔絵職人になりつつあります、ありさです。
ラブソルにジョインして、1ヶ月。上京し、ラブソルにリアル出社するようになってからは、2週間が経ちました。

ラブソルのコミュニティ・喫茶ラブソルのメンバーだった私ですが、ご縁をいただき、ラブソルで一緒にお仕事をすることに。

いつか一緒にお仕事をしたい。実は、そう思っていたんです、私。
夢だったことが現実になったんですよね。

「やりたいと思っていることをお仕事にできるなんて!」と友人からも「羨ましい」とよく言われますが…。

実際は想像の500倍大変でした!

引越し前は、ホームシックになるのかなと不安になっていましたが、寂しさを感じる暇もなく、目まぐるしい日々を送っております。

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ラブソルの初仕事は、似顔絵?!

ラブソルにジョインしてから私が参加したプロジェクトは、カンファレンスやイベントのレポートなどを、ビジュアルとテキストを用いて表現する「ビジュアルレポート」の制作。

その中でも、私は主に似顔絵とイラスト制作に携わっています。

実はジョインする前、ラブソルの活動を眺めていて、なんとなくイラストを描いてみたいと思いiPadを購入していました。でもまさか、こんなにイラストを描くようになるとは…! しかも、お仕事として。

私もiPadも、全く予想していませんでした!!

自分が投資したものを最大限に活用するということ、身をもって体感しております。

似顔絵を描くときには、「プロクリエイト」というアプリを使用しています。
初心者の私は、似顔絵の写真をレイヤーの最下層に引いて、上からなぞるように描いていきます。

なぞるなんて、誰でもできることでは? と思いました? はっきり断言します。上からなぞるだけでは、似ません!


こちらは、私がラブソルにジョインする前に自己流でなぞって描いた俳優の似顔絵です。どなたかわかりますか? パッと見た時、きっと誰だか分からない方が多いですよね…。

ご本人の写真をなぞって描いているのに、なぜ似ないのか。

この1ヶ月似顔絵を描き続け、ラブソルデザイナーみほさんからのフィードバックを受け続けて、その理由が判明しました!

上辺だけの情報では、表現できないもの

そのままなぞると、確かに、大まかには人の形になります。ただ、そこにはその人らしい特徴が表現しきれていません。

似せるためには、パッと見て分かるぐらい大袈裟に特徴を表現する必要があります。
そのためには、写真をじっくりと観察することが必要不可欠です。観察した後、線で太さや長さ、曲線などで特徴を拾っていきます。描く前、描いた後の線を写真と何回も見比べ、確認します。そして、全体のバランスをチェックする。
一目で分かってもらうためには、描く時間以上に、観察や表現に何倍も時間をかけるのです。

最近では、提出した似顔絵が一発OKをいただけるようになり、経験を積むことの大切さを体感しました。


また、似顔絵以外でも、その人が歩んできたキャリアや人生の節目をイラストで表現するというお仕事も担当しています。こちらは似顔絵と違って、デフォルメされたイラストを描きます。
このイラストのお仕事は、私にとってかなり難しいものです。なぜなら、描く内容が自分が知らない経験であり、加えてこれまで全く触れてこなかったビジネス用語で溢れているから。

人の体験を描くには、その人がどんな人で、どんなことが好きで、どんな人生を歩んできたかを知る必要があります。それなのに、聞いてもピンとこない経験、言葉に戸惑い、表現するどころではありません…!

その人を知る、そこから表現するための一歩が踏み出せる

私は最初、イラストのもととなる指示テキストだけを読んで、なんとなくこんな感じかな? と感覚で描いていました。提出すると、ラブソルメンバーから入る鬼フィードバック!

「どうしてこの表現をしたの?」と追求されたり、別の表現を提案していただいたりと、修正の嵐です。私の描いたイラストと、その人の人生とが解離してしまっていたのです。

忙しいラブソルメンバーに、度重なるフィードバックの往復で負担をかけてしまいました。

原因は、自分が知っている情報だけで描こうとしていたから。

その人を知ろうとせず、自分のわかる範囲だけでその方の人生を表現することは、自分の人生を描いてしまっているのと同じではないでしょうか。それに気づいた瞬間、自分が恥ずかしくなりました。

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その人を表現するために、情報の前後をできる限り収集する
情報を収集すればするほど、その人の行動にはどんな背景があって、どうしてその選択をしたのか。どういう性格で、どんな表情を浮かべるのかが掴みやすくなります。

まだまだクオリティが低く、時間もかかるからこそ、まずその人を知る。情報を整理し、正確に表現をすることを意識していきたいです。

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須田有咲 ▶︎ SNS...Twitter / instagram


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