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感謝しか出てこねぇよ。ばかやろうである。2023/11/02〜08

2023/11/02(木)


カウンセリングを終えて相方とネタ合わせをする。M-1から2ヶ月、二度目の舞台を来週に控えている。アマチェアが出場できるイベント。

30歳を過ぎて好きなことにチャレンジできるのは、イベントを主催してくれる人達がいるからだ。本当にありがたい。

ネタ合わせが終わり今度は急いでFFGホールへと向かう。博多・天神落語祭り【立川・柳の会】を見にいく。カウンセラーとして人前でしゃべるようになって、自分の力不足を痛感した。それから落語を見るようになった。

しゃべり方、引き込み方、場の作り方。本当に素晴らしくて感動する。M-1の舞台(誰でも出場できる一回戦だが)に立った後では、なおさらその感動は強い。

ZOOMではなくて実際に目の前にお客さんがいる状態で講演やセミナーをしたい。

「生」の空間に憧れと尊敬がある。一緒にその場で、その温度に触れて、その空気を呼吸すること。笑いにも、癒しにも、とても大切なことだ。
(そもそも笑いも、癒しも深くは同じところに根があると思っている。)

2023/11/03(金)


今日は一日執筆の日で、事前準備として資料を作成。取材依頼が来てくれることはありがたい。ブログもいくつか下書きする。

お昼を食べてジムに行き、夜までインスタの動画を作成する。たった90秒弱の動画だけどかなり集中力が要る。

あらかじめ決められた言葉を言うことができない。だから台本を作ることができない。決められた文章を読もうとすれば、ぎこちなくなる。そしてテンションが下がってしまう。

何度も撮影を繰り返して感覚を掴んでいく。文章は目の前に誰かいなくても書き綴ることができるけど。しゃべりの場合は力の入れ方が分からなくなる。他所行きの言葉でおめかしをしてしまう。

目の前に誰かいることをイメージして、そのイメージを保ったまま喋り続ける。とにかく練習をする。

小さなことかもしれないけど、この経験の積み重ねも実際のカウンセリングや人前で話す役に立ってほしい。小さなことを始めたつもりでも、その先に繋がる大きな出来事の土台になる。

些細なこと、当たり前なことを丁寧にやっていく。尊敬する人ほど、当たり前を丁寧にやっている。どんなに大きなことでも小さなことの積み重ね。些細なことを丁寧にできないなら、大きなことを成し遂げることはできない。

2023/11/04(土) はれ


夕方までカウンセリング。合間にジムにいく。思考を整理するために身体を動かす。
カウンセリングの振り返りとこれからのカウンセリングへの準備をする。

いつかは森の中にカウンセリングルームを作りたい。カウンセリングを受けた方が、歩きながら整理する時間が作れたら、いいなと思う。

心の内側を話した後に何も刺激がない状態でただ歩く行為がより気持ちを整理させてくれる。普段のカウンセリングでも「この後はゆっくり過ごしてください」と伝えるようにしている。

カウンセリングで話す時間と同じように、その後の時間も貴重な時間だ。

気持ちを話すことはそれまで抱えていた「何か」を手放して、隙間を作る。隙間が生まれることで心は整理されていく。その隙間をすぐに他の刺激で埋めてしまわないように。

2023/11/05 (日)はれ


昨日は仕事を終えてお気に入りのブックバーに行く。
忙しくて半年振りの来訪。店主は前回購入した本を覚えてくれていた。

カウンターで横になった方と「どうやれば心地よい繋がりを作っていけるか?」をテーマに話が盛り上がる。初めて会った方。普通のバーでも横になった方と話す機会はあるけれども、ここはブックバー。本という共通点があるからなのか?深い話へと掘り進んでいく。

それぞれの職業や背景から語り合うことは自分の学びにもなるし、刺激にもなる、他流試合をしている感覚。全く違う畑で、同じ想いで働いている人がいる。

もっと自分を活かせられる場所を作れるし、周りを活かせる場所ができる。カウンセリングはその枠を超えて広がっていける。

ブックバーは「本」という共通点から様々な繋がりを生む。同じように心理学を学ぶ人同士が仲良くなれるのは「心理学」という共通点があるからだ。

「点」はみんな持っている。

本が好きとか。心理学が好きとか。だけど、それをお互いに知らないままであれば共通点にならない。心理学が好きでもひとりで勉強していたら、つながりは生まれない。本もそうだ。

どんな形であれ、共通点を認識できる場所さえあればいい。

点と点を結ぶきっかけになる場所を作っていこう。


2023/11/06 (月) 雨


朝から取材を受ける。

ご飯を炊くのを忘れていたので、取材前に散歩がてら食パンを買いに行く。朝の準備は前日の夜に済ませておきたい。昨夜はネトフリでトークサバイバーを遅くまで観てしまった。

食パンを買う予定だったのに、気づけばレンジで温めるタイプのラーメンを買っていた。朝からラーメン。

しっかり朝から胃もたれ。

こうならないためにも、前日に準備を済ませておこう。

2023/11/07 (火) くもり


手放すと決めると感謝しか出てこない。

手放しと感謝は一つでセットだ。

今回、10年お世話になったカウンセリングサービスの退会を決めたことで、あらためて実感した。「感謝しか出てこねぇよ、ばかやろう。」である。

心理学的には文句や不満が出てくるのは、そこに「依存」はあるからだ。子供が母親に文句を言えるのも、根幹に「甘え」があるからだ。甘えている時には、甘えさせてくれる相手の気持ちが見えなくなる。

食事を作ってくれること、洗濯してくれること、勉強部屋をくれること。

甘えている時も感謝はしているかもしれないが、大人になり家を出て、ひとりで暮らし始めた時に(または自分で家族を作った時に)与えてくれたものの価値をより知る。

甘えさせてくれた立場を手放すことで、感謝が溢れてくる。
師匠にも、先輩にも、スタッフにも感謝しかない。

名残惜しい気持ちも溢れてくるけど、決断したからには一回り大きくなった自分を見せる。それが恩返しになる。


2023/11/08 (水) はれ


自信がない時ほど、自分以外の何者かになろうしてしまう。

隣の芝生は青く見えるし、隣の人が頼んだ定食の方が美味しく見える。

自分以外の何者かになることは、自分を見失うことでもある。そう自信がないのは、自分を見失っているからで、本来の良さを知り受け入れることが出来れば、何者かになる必要もない。自分を見失うこともない。

自信とは何か成し遂げることではなくて、自分を見失わないこと。

これをテーマにいつかイベントをしたい。

何か成し遂げることばかり意識して、自分を見失ってしまわないように。
また、見失った自分を取り戻せるように。

どんなエネルギーで、どんな想いを込めて話せば伝わるだろうか?

ベットに横になったが、寝れずにずっと考えている。
この講座が本当にやりたかったことなんだろうな。

人は自分のやりたいことを見つけた時に、それについて考えることをやめられない。


自分のエネルギーを思いっきり伝えていこう。

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