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2023森の秘密基地プロジェクト第3回 いよいよツリーデッキの2階部分に着手!

回を増すごとに参加者数が増えてきました。

最初に集合写真をご紹介。
参加者数が過去最高の24名+犬1匹となりました。
既参加者がお友だちをお誘いくださって、仲間が増えてきました。

子どもさん単独の参加は小学生4年生以上が条件なのですが、今年より、それ以下の年齢の子は保護者とペアなら参加OKとしたのが功を奏したようです。ご家族、一家そろってご参加してくださっています。
ありがとうございます。

集合写真!のはずなのですが、
あれ? 全員写ってないような・・・。


子どもたちの「〇〇つくりたい!」を徐々に実現

ぶらんこつくりたい! 滑り台つくりたい! 2階つくりたい! 3階もつくりたい! ジップラインつくりたい! 迷路つくりたい! 落とし穴つくりたい・・・・等々、毎回の「やりたいこと会議」では色々な意見がでます。

すぐとっかかれそうなものもあれば、材料的に、技術的にすぐできないものもあります。できるだけ、すでにある材料で、みんなで智慧をだして、工夫して希望に近づけて行きたいと思っています。

初めはうまくいかなくても、不格好でも、失敗することも含めてそのプロセスを大切にしたいですよね。(昨年なんて、「滑らない滑り台」ができてもそれはそれで、子どもたちは楽しんでいました)

おやつに群がらる子どもたち。

今回は今まで出されていたもの+大人からのリクエストを混ぜて4つ提案して、子どもたちに今日やりたいことを選んでもらいました。

  • ①ツリーデッキの2階部分をつくる

  • ②ジップラインをつくる

  • ③まもなく羽化するカブトムシがカラス等に食われないように、カブトムシエリアにネットを張る作業

  • ④昨年壊れたツリーデッキの解体


ジップラインづくりからご紹介

ワイヤーを樹間にはって、滑車(プーリー)を買えばミニジップラインはすぐできるんだけど、ワイヤー張りは子どもたちにはちょっと無理。

さて、どうしたものか?とネットで検索していたらスラックラインをつかった以下のような商品が見つかりました。
Fofana 忍者スライダー スラックラインプーリー 

これも安くはないけど、本格的なジップライン用のプーリーは
諭吉さん3枚くらい必要なので、
それに比べればリーズナブル。
スラックラインの敷設なら子どもたちが考えながらできますね。
スラックラインは以前購入して使っていなかったものがあったので追加費用なし。
場所、距離、傾斜など考慮にいれて子どもたちが設置しました。

どの木に、どの高さにスラックラインを設置すればいいか? 

私(みっちー)は子どもたちに考えるポイントを投げかけるだけにして、あとはトライ&エラーを繰り返してもらって、子どもたちなりの「解」がでるのを待つというスタンスでした。(結構、忍耐力いります。笑)

すぐこうやって別の遊びが始まったりしますけどね。笑
これはこれでいいんです!
ゴール側の木には、何かクッションのようなものが必要だよなー。

設置したジップラインを何度か試走すると、ゴール側の木にそのままぶつかるので、クッションのようなものがあればいいねーと言ったら、誰かが「前回作った落ち葉プールの葉っぱを袋につめればいいじゃん」とナイスアイデアが飛び出しました!

昨年、デブリハット(枝と落ち葉でつくった小屋)を作った時に、私が「袋に落ち葉をいれると、枕や座布団のようなクッションになるよ」と伝えたのを覚えていたのかもしれません。スゴイ!

プーリー(滑車)につけている棒は、
その辺に落ちていた枝を子どもたちがノコギリで切って、
他の素材もいくつか実験して試して、取り付けていました。
初めセットしたクッションが、
何度かやっているうちにくずれてきたので、積みなおし。
長いゴム紐を見つけたので、今度はそれで縛ってみました。


一方、山の恵みに舌鼓している子たちも!

これ、何か分かりますか?
うわぁー、いっぱい成ってる!
黒くなっていれば食べ頃。

そう、ちょうど、桑の実が食べ頃でした。
みんなの分も採って、袋に入れてあげて後で食べさせてあげてね。
「はーい」と言いながら、ついつい採ったものから口に運んで「もぐもぐ」
美味しくて止まりませんね。(笑)

もぐもぐもぐもぐもぐ・・・・


カブトムシの幼虫がいるところにネットを張る。

この時期は恐らくサナギになっているだろうカブトムシ。
羽化した後にカラスに食われたり逃げたりしないようにネットで屋根を作ってくれました。
(すみません、作業中の写真が撮れませんでした。)

7月中旬ごろから羽化が始まるのではないかと・・・。
隣(写真右端)にはすでに来年用のオガが到着。
ここにまた卵をたくさん産みつけておくれ。


ツリーデッキの2階作りの方はどうでしょう?

今回は製材された木ではなく、森から切ってきた生木を使うことにしました。さて、どんな感じになるでしょう?

子どもたちにとっては身長以上の作業にもなるので
ヘルメット着用してもらいました。
大人もやっぱりした方が良かったですね。
次回から徹底します。
森から材料が調達できるのはいいですねぇ。
同時に森の整備にもなります。
ラボランド内の森はちょっと間伐した方がいいくらい木々
が密生していて、暗い森になっているところも多いもので。
あらかじめ取り付けていた枠に木を乗せてみよう。
1階のデッキが足場になって作業がやりやすい
材は、ビスで仮止めしてそれから麻紐で何重にも巻いて
固定しています。
冬前には解体するのを前提にしています。
ビスの斜め打ちもかなり上手になりましたね。
三角の枠が出来上がりました。
小さい子たちもできることを一生懸命お手伝いしてくれました。
麻ひもが!長いのでこんがらがる・・・。
この2階部分のデッキはこのように製材していない材料で、
筏のような感じで作ってみようと思います。
無骨だけど、なんか味があると思いませんか?
必要な長さに切る。
それぞれ自分で仕事を見つけて、挑戦してみる。
それを先輩が見てあげる・・・いいねぇ。
今日は時間がなくなってきたので、
一部だけ床材は製材されたものを使って、
とりあえず何人かが乗れるようにすることにしました。
美女3人。

ツリーデッキの2階部分の作成は、完成とまではいきませんでしたね。
強度に不安があるので、一度に乗るのは3〜4人までとしましたが、次回(8月の合宿)ではもっとしっかりしたものを作りたいですね。


子どもたちの関係性

今回は過去最高の参加人数となりました。試験や部活で欠席の中学生たちも数名いますので、全メンバーは30人くらいになってきました。
昨年から参加している子たちと、今年からの参加し始めた子たちとの関係性について少し前回報告させていただきましが、今回はかなり改善されたようが気がします。

私も前回のことを踏まえ、以下のことをより意識して子どもたちに接してみました。
「私と子どもたちという関係ではなく、子どもたちと子どもたちを繋ぐ意識での応答」を心がける。
うまく表現できませんが、子どもたち同士のやりとりが生まれるような声かけ、質問、提案とでも言いましょうか。

今までももちろん、そのことは当然意識しているのですが、今回は今まで以上に気をつけました。
そのために自分をできるだけニュートラルにして、ゆったりと子どもたちのことばや反応のボールを待ち、受け取ったそのボールをまた他の子どもたちに渡していくようなイメージです(伝わるかな)。


次回は8月19〜20日の1泊2日合宿です。

ボランティアの大学生や高校生のリーダーを大募集します。
合宿、その他詳細はまた後日お知らせいたしますのでお楽しみに!

お母さんにツナギを買ってもらったそうです。
かっこいい!

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