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ザクザクカード→カリキュラムの見直し

以下の記事でも書きましたが、カリキュラムの見直しは、「年度始め」と「年度末」だけでなく、「単元実施中」にも進める必要があります。特に、「単元実施中」は、子どもたちの興味関心に基づいて、柔軟にカリキュラムを修正していくことで、子どもたち主体の自律的な学習展開を可能にするのでは・・・と。

ちなみに、私は総合的な学習で、3つのカリキュラムを提案しています。
・年度始め :こうなるだろうカリキュラム
・単元実施中:こうなっているぞカリキュラム
・年度末  :こうなってしまったカリキュラム


1.「見直す」の活用場面

別記事で書いたカリキュラムの見直しをするための視点を「ザクザクカード」に加えた。「ザクザクカード -見直す- 」を使って、教員間で協働しながら、カリキュラムを見直しをしてはどうかと考えています。見直すタイミングは、「年度始め」「年度末」「単元実施中」…つまり、いつでも見直しをということです。

・年度始め  :昨年度の担当者等に実践の様子を聞きながら見直す。
・単元実施中 :子どもたちの興味関心の方向性を探りながら見直す。
・年度末   :次年度に向けて、成果と課題を整理しながら見直す。

2.「見直す」のデザイン

見直す

3.「見直す」の活用例

ここでは、年度末に、複数の教員が協働でカリキュラムを見直す場面を想定した活用例を示します。

①年度始めに作成したカリキュラムを拡大印刷して黒板に貼る。
②「見直す」カードの視点を参考にして、それぞれの学習に「よさ・課題」をふせんに記入して、カリキュラムに貼る。
 *赤:よかった、青:課題があったなど、ふせんの色を変えると③の場面で整理しやすいです。
③カリキュラムに貼られた付箋を参加者で共有しながら、改善案を練る。
 *ふせん(課題)が集中した部分から検討すると効率がよい。
④参加者で検討した改善案をもとに、次年度のカリキュラムを作成する。

カリキュラムの見直し

4.「見直す」のイラスト引用元


このカードに記載しているカードは、フリクラでから提供していただいています。