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静岡県で活動するLab Qrio(ラボキュリオ)って?〜2024年度「商店街アートサイクル」プロジェクト始動〜

はじめまして。
この度、ご縁があってLab Qrioのnoteを担当させていただくことになりました、
「紙芝居伝道師ライター さいとうみき」
と申します。

紙芝居をこよなく愛し、
紙芝居のように、子どもにも分かりやすい言葉を紡ぐライターとして、日々、活動中です。

息子(5歳男児)が、Lab Qrioを主催されている榎本亜子氏のアート教室、アートエデュに通っている関係で、活動をレポートすることになりました。

今までイベントや教室に、参加することはありましたが、
今回のように、活動をゼロから見ていくのは初めて。
Lab Qrioの秘密にも、迫っていきたいと思っています!


アトリエから望む富士山

まずお邪魔したのは、富士山の良く見える、三島市某所のマンション。
実はLab Qrioのアトリエなんです。
この日は雨上がりで、最高気温が27度。写真左のみしま風鈴(三島大社前の日光陶器店製)が心地よく響き、暑さを和らげてくれました。

おやおや。続々とスタッフが集まってきましたよ。
どうやら本年度取り組む、壮大なプロジェクトのためのミーティングが開催されるようです。

アトリエ内でミーティングがはじまる

■ Lab Qrioの紹介

Lab Qrioとは?
代表 榎本亜子氏を中心に、
静岡県三島市を拠点とし、「こども×アート×まなび×サステナブル」をテーマにしたイベント、ワークショップを開催している団体です。

https://labqrio.art/

■ 2023年度静岡県内での活動

まずは、前年度の振り返りから。
2023年度は、合計15回のイベント、ワークショップを開催。
「うちでもやってほしい」「またお願いしたい」と、
噂になり、広まり、気づけば回数が増え、1ヶ月に2回程と、多忙な1年だったそうです。

■ 子どもをアートの視点で観る「こどもはアーティスト!」

「こども × アート × まなび × サステナブル」をテーマとしたワークショップですが、
話を聞いているうちに、
「まなび = 教育」ではないことに気が付きました。

2023年度の活動が詰まったドキュメント冊子

ワークショップの開催場所は、まなびの場である保育園、小学校より、
商業施設が大半を占めています。
「アートを子どもに教える」というより、「誰もが親しみ、表現することを楽しめる、コミニケーションツール」として活動を展開しているのです。

Lab Qrio顧問の水野哲雄先生(京都造形芸術大学 名誉教授)のお話によると、
子どもはみんなアーティスト」とのこと。

先生のお考え、子どもやアートの視点がよく分かるYouTube動画をご紹介いただきました。


(↑ベストセラー本である「13才からのアート思考」の著者 末永幸歩氏
芸大名誉教授であり、こども園園長を務める水野哲雄氏の貴重な対談動画。
アート教育の実践を通じて語られるお二人のこどもへの眼差しが、鋭くも温かい。子育て中の方々の質問にもお答えしてますので、是非ご視聴ください。)

先生のお話を聞いて、ハッとしました。
わが子(5歳男児)に、「母 (我が家ではこう呼ばれている) 、遠足の絵を描こう!」と言われた時。
「何を描こう。どうしよう」と、考え込んでいる自分とは対照的に、
すらすらと、まるで息をするかのように、ペンを走らせる息子。

考えるより、体が、ペンが、勝手に動き始めている!
彼はそう、まさにアーティストなのです!

アーティストな息子 
Lab Qrio代表 榎本氏主催の
子ども向けアート教室「アートエデュ」にて 

大切にしているのは、教育の「育」の部分。
「アートとともに、好きを育んでいき、世界を広げていく」という考え方。

作ったものに、評価はしない。
なぜならアートはそれぞれの「表現」だから。

表現を認めることが、子どもの存在を認めることに繋がり、
共感することで、新しい世界が無限に広がっていく
のです。

そんな子どもの視点が、どんな世界を広げていくのでしょうか。
大人も、子どもたちのように表現することが出来たら、より新しい世界が生まれるかもしれませんよね。

■ 今年度の取り組み「商店街アートサイクルフェスって?」


今年度は、今までどこでも、誰もやったことがない、
壮大なプロジェクトを手掛けることが、明らかになりました。

次なる新しいプロジェクトの開催場所は、
静岡県三島市広小路の、「笑栄通り商店街!」

街灯と商店街名が統一されている。

伊豆箱根鉄道の広小路駅からほど近い笑栄通り商店街は、
その名の通り、かつてはえる商店街でした。

車社会になったこと、大型店舗の進出などで、
次第に人出が減り、今ではシャッターも目立つように。
これは、多くの商店街にある共通の課題かもしれません。

シャッターで商店街を案内というのも乙

この商店街を、もっと元気にしたい!
これまで廃材をご提供いただいていた商店街の店主から、アートの力で面白い!楽しい!と活気づくようなイベントができたらと、お話を伺っていました。

そんな流れから、今年度、Lab Qrioでは
アートサイクル 
アートでリサイクル+リユース=アップサイクルを展開し、
ムーブメントを起こすこととなりました。

ヒト
・もともと商店街で営んでいるヒト
・普段訪れるヒト
縁あって暮らしているヒト 
・今まで来たことがないヒト
→土のヒト (地元の方)と風のヒトとの交流は多様な可能性を生み出す

モノ
・商店街から出る古いモノ、不用なモノ
→アート作品に変わり新たなモノに ☆

場所
・買い物するだけでなく、暮らし、遊び、学びの場所 → 笑い栄える場所、新たなコミニティづくり

それぞれの交流により、「ヒト・モノ・場所」の循環も目指します。

Lab Qrioによる、奇想天外、前代未聞の魔法✨のような活動で、
必ずや、笑栄通り商店街を、笑い、栄える、新たな「まつり」の再燃を通じて、商店街を生まれ変わらせる!

ゼロから始動していく、ワクワク玉手箱みたいなこの活動☆
今後の動きに、乞うご期待!

アートのかけらが眠っていそうな壁画
採れたて、釣りたての刺身が味わえるお店
山幸さん
置かれている自転車までアートなお店。
まさかっ!バンクシー?!
アフターバー石垣さん


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