見出し画像

大震災から9年 東松島市 新旧・野蒜駅&東名駅に行ってみた


7月23日、4連休の初日、東松島市の野蒜地区を訪れてみた。

画像1

新・野蒜駅

仙台駅から仙石東北ライン快速で約40分、あっという間に到着。

画像2

仙石東北ラインで使用されるハイブリット気動車。

画像3

ホーム上家まで茶色く統一してまとめられている。

画像4

駅は集団移転団地の中へ移転。東名駅、野蒜駅の2駅が移設された。地名は「野蒜ヶ丘」という名前となったらしい。「あすと長町」とか「美しが丘」みたいに、変に奇をてらっておらず、とても良い。

画像5

野蒜駅前の観光センター。レンタサイクルがあったので借りてみました。自転車でまずは新・東名駅を目指す。

画像28

観光センターは公民館と合築。どうしても大きくなってしまう建物を分棟に仕上げており、住宅街とよくマッチするスケールになっている。GOOD。

画像29

本物の木を使い、腐らないように工夫した柱脚。

画像6

駅前すぐが静穏な住宅街。

画像7

東松島市宮野森小学校。野蒜駅と東名駅のちょうど中間にある。

シーラカンスK&Hの設計。外観しか見てないけどカッコいい。

画像8

野蒜ヶ丘はたくさんの住宅が再建されている。静かで自然に囲まれ、小学校も郵便局もある。ここから仙台駅まで40分であればベッドタウンとしても人気が出るのではないか。

画像9

東名駅への看板。

画像10

新・東名駅駅前広場。

画像11

駅自体は無人駅。ホーム上家と待合室のみの駅。一面一線。

画像12

本当に閑静な住宅街。東名駅は快速は止まらないが、野蒜駅までも歩けそうな距離。

画像13

東名駅と野蒜駅の間から、かつての街へ降りていく坂を見る。ここを下る。

画像14

坂を降りる途中の崖。この周辺は野蒜石という石が有名だったとか。

画像15

坂を降りると、トンネルを発見。明らかに鉄道の廃線跡。つまり旧仙石線の路盤。

画像16

後ろを振り返ると、超芸術トマソンと化した跨線橋が望める。跨線橋の向こうが旧・東名駅付近。

画像17

跨線橋の向こう側へ移動。ここが旧・東名駅。完全な更地となっている。

画像18

どうも廃線跡は自転車、歩行者道路となる模様。

画像19

そして旧・野蒜駅

画像20

東松島市の震災以降として保存されている。昔の街に来たことがあるので、懐かしい。

画像21

旧・野蒜駅舎は東松島市の震災記念館となっている。

画像22

内部。2階レベルまで津波が押し寄せた。

画像23

当時、設置されていた券売機が保存されている。

画像24

野蒜駅からさらに石巻方に自転車を走らせると、

画像25

野蒜ヶ丘へ駆け上がる仙石線の新線がお目見え。


画像26

画像27

高架脇の側道を登っていくと、新しい野蒜駅に戻る。

画像30

野蒜駅前にある、丘の下へ向かう地下道。

画像31

階段の照明計画がコスパよくきれい。ただ結露が凄まじい。

画像32

高台造成の際の、土砂搬出ベルトコンベアの活用らしい。

画像33

野蒜駅南口駅前広場。デカすぎる・・・

画像34

そこから見渡す旧市街と旧駅。現地復旧した住宅もあるようだ(流されなかった住宅を補修した?)。

全体として、新しい高台移転団地が住みやすそうというポジティブな印象。今後とも平穏な生活環境が続きますように。

(2020年7月23日訪問)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?