エンゼルス戦力分析(2024年版)#1-2 野手-若手部門
毎度閲覧ありがとうございます。
Tomです!
今回のnoteでは、
前回の野手紹介のPart2となる紹介をしていきます!
Part1はこちらから↓↓
エンゼルス野手紹介#1-2
・ザック・ネト
22年ドラ1の5ツール揃う期待の内野手
大学では二刀流で活躍し、3年・4年時には打率.400 二桁本塁打を記録するなど圧倒的なポテンシャルを持つ選手です。
23年は開幕は2Aで迎えましたが、上位打線でスタメン入りし、
7試合で打率.444、3本塁打と絶好調で、4月15日にメジャー初昇格となりました。
足を高く上げる打法に加えて2ストライク時には足を上げずにコンタクト力を上げる打法に切り替えられる野球IQと対応力がピカイチです。
メジャー昇格後も三振率は低く、特にボール球をスイングしないチョイス率はメジャーでもトップクラスです。選球眼が良くバットコントロールに長けた選手です。
また84試合で9本塁打を記録し、今後安定して出場しMLBに慣れていけば20〜30本塁打程度の記録も現実的に可能性があります。
走塁面も非常に積極的で大学では通算46盗塁、盗塁成功率85%と優秀です。
また、MLBでもスプリントスピードは上位20~30%に入る走力で
20~30盗塁程度の期待も出来ます。
守備面にも野球IQの高さが光ります。
エンゼルスではショートですがセカンド、サード、ファーストの守備経験もありユーティリティ性もあります。
肩も150km/h程度の送球力もあり、これといった難点もないので将来的なゴールドグラブ賞の獲得も期待大です。
Tom成績予想
.265 15HR OPS.755
・ミッキー・モニアック
22年にシンダーガード(現在FA)とのトレードでフィリーズから移籍した
16年ドラ1。
高卒でドラ1指名された華々しいキャリアをスタートさせましたが、PHIではなかなか成績を上げることはできませんでした。
特徴としては長打力の高さと対右への対応は既にMLBでも一級品。
今季は主に対右先発での出場が多く、85試合で.280 14HR OPS.802と素晴らしい対応力を魅せました。
逆に難点としては四球率の低さ、三振率の多さ、対左への対応です。基本的には早打ちで追い込まれる前にヒットを打つので打率は残せているものの四球はわずか9個と少なく、また三振も113個と打席での内容はかなり差があります。
対左への対応は今季.222と少し改善はされていますがまだまだ及第点とは言えません。
ただよく言えば伸びしろはかなりあり、将来的には.300 30HR OPS.900程度現実的に想像できるとこまで来ています。
走塁面はスプリングスピードはMLB上位15%に入るほどの俊足ですが
盗塁成功率はあまり高くなく盗塁自体もあまりしません。
技術的なところを磨けば武器にできそうですね。
守備面は総評して概ね平均的と言えるでしょう。
足が速い分、守備範囲は広いですが肩はそこまで強くないと評価されています。
ただ今季は状況判断の部分で大事なところでの落球などがあったので
まだまだ発展途中の段階です。
また、センターよりライト、レフトの方がやや指標が良いです。
Tom成績予想
.277 25HR OPS.811
・ノーラン・シャヌエル
23年ドラ1の超有望株の21歳
23年の大学時代では59試合で.447 19HR 64RBIと圧倒的な打棒を発揮。
MLB昇格まで1か月足らずで昇格し、
29試合で .280 1HR OPS.732 20四球を記録。
出塁率.400超えとエンゼルス随一の出塁マシーンとなった。
またデビューから球団記録を塗り替える10試合連続安打、MLB記録3位タイとなる29試合連続出塁(現在も記録継続中)を記録した。
特徴としては腕を高く上げる独特なフォームが特徴で、
既に完成された打撃力が特徴です。
今季MLBでは1HR 長打率.330と長打が少ないですが、大学通算では
通算長打率.698とMLBでの大谷翔平と変わらない長打率を記録しています。
また193cm 99kgと恵まれた体格の一塁手ということで
典型的なパワーヒッターと感じる方も多いと思いますが
コンタクト力が一番の大きな武器で広角に打ち分ける技術も高いので、
どちらかと言うと、高打率を記録するタイプだと評価されています。
また高く評価すべき点は四球の多さと三振率の低さです。
23年時の大学時代は289打席で14三振(三振率4.8%)、71四球(四球率24.6%)と考えられないレベルのスタッツを記録しています。
MLB昇格後も109打席で19三振(三振率17.5%)、20四球(四球率18.4%)
と四球率>三振率とMLB平均を上回り、選球眼とバットコントロールは既にMLBでも通用しています。
個人的には現在は連続出塁の記録も頭の片隅にあると思うのでコンタクト重視で打席に立っていると思いますが、
時間が経てば長打力も出てくると予想しています。
エンゼルスの一塁手として活躍を願います。
Tom成績予想
.297 10HR OPS.780
・ローガン・オホッピー
エンゼルスでトップクラスの長打力を秘めている若手捕手
マーシュとの有望株トレードでPHIからやってきた若手捕手。
22年のマイナーリーグ2Aでは104試合で.283 26HR OPS.960
と打高の環境ながらも頭一つ抜ける成績を残しています。
23年今季から開幕ロースター入りしMLBでの本格的なキャリアが始まりました。
前半出だしは好調で大谷やトラウトよりも成績はよかったですが
今季絶望級のケガにより出場が止まりました。
ただシーズン終盤には復帰し最終的には
51試合で.236 14HR OPS.796と粗削りながら今後の期待が高く持てる成績でした。
評価すべき点はやはり本塁打数と長打率です。
51試合で14HRはシーズン換算で44HRとMLBでも本塁打王のタイトルを獲得できるパワーを持っています。24歳ながら素晴らしいです。
また長打率も.500とリーグでも上位に入ってくる成績です。
捕手でこれほどのパワーを持った選手は現役のメジャーリーガーでも両手で数えるほどしかいません。
また開幕当初は得点圏にも強く.350程度ありました。
また打率は.236とやや平均を下回っていますが、三振率・四球率は概ね平均程度でした。
なので打撃面で、特段ここがダメという物が少なくキャリア一年目では上々の成績だったと言えるでしょう。
もし今季フル出場していたら新人王の可能性もありましたね。
守備面はマイナー時代は高評価でした。
キャッチ性能、ブロッキングは高水準の評価で
肩自体は平均的ですが、送球スピードと正確性が良いのでプラス評価でした。
ただ初のMLBでは環境に慣れていないこともあるのか、
捕手としての指標はかなり悪かったです。
捕手の守備指標としてDRS(0がMLB平均)というものがありますが
今季は-9と軒並みマイナス評価でした。
ただrSZ(キャッチング性能)はMLB平均値程度でした。
守備面も打撃面も持っているものとしては一級品なので少しずつMLBの環境に慣れていってほしいです。
Tom成績予想
.251 32HR OPS.800
・ジョー・アデル
17年ドラ1の未完の大器
類まれなるパワーとMLBでも上位5%に入る走力が武器の外野手。
アデルは高校最終学年で打率.562、25本塁打、61打点、22盗塁を記録し、
異次元の5ツールプレイヤーとして期待されていた。
今季は3Aで.273 24HR OPS.961と既にマイナーではやることがない成績。
ただMLBでは期待通りの活躍が出来ず度々マイナー降格を繰り返している。
評価できる点はやはり長打力です。
マイナーではスタットキャスト開始以降メジャー含めて最長記録の157mの本塁打を記録。
打球速度も当たれば長打レベルでマイナーでは長打率は常に.500を超えています。
それに伴い課題点も多々あります。
一番の課題はやはり三振率の高さと守備の悪さです。
高校時代からの懸念点でプロの指導で改善される見込みでしたがやはり短所は改善せず。
マイナーでも三振率は30%前後と非常に高く
MLB昇格後も同様の三振率の為、スタメン定着には
必須の改善項目の1つです。
守備指標は年々少しずつ上昇傾向ですが、
指標には表せないような球際のスキルや、状況判断はまだ発展途上です。
上記に上げたように走塁面はMLBでも上位5%にも入ってくるような走力の割に盗塁数や走塁技術は低い為、武器をなかなか活かすことはまだ出来ていないです。
年齢面も踏まえて持っている素質はピカイチなので
来年が最後の勝負の年となる可能性も高いです。
全ての打撃・守備・走塁面が覚醒すれば
マイナーズのロドリゲスのような選手になれると
個人的には思ってます。
Tom成績予想
.243 20HR OPS.721
昨季初のMLB昇格したアダムスや、パリス等の
有望株も居ますが、昨季に活躍した選手としての
野手紹介は以上になります!
エンゼルスは有望株がMLB30球団の中でも
母数が少ないので、若手の更なる育成・獲得に
期待しています!!
長いnoteになりましたが見て頂き
ありがとうございました🙂🙂
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