映画「THE FIRST SLAM DUNK」3回目
「THE FIRST SLAM DUNK」3回目。
2回目を観たのが2月なので、半年ぶりの3回目です。
2回でもういいかなとも思いましたが、長い長いロングランも間もなく終了ということで、これが最後の観納めです。
何度観ても、いやむしろリピートして観れば観るほど、心打たれる作品になっている。
1回目と2回目の感想は、私の非公開ブログから引用。
今回観ていてハッとしたのは、ウチの息子ももうリョータと同い年だということ。17歳。
そう意識すると、たちまち親目線。
小さかった我が子が、運動部に打ち込んでたくましく戦っている姿を見て感慨…というのは帰宅部のウチの息子に関してはなかったけど(笑)
高校生になって元気で好きなことに打ち込んでくれていることには、ささやかな喜びを感じる。
リョータのお母さんは、大切な家族を2人も失っているし、リョータにも度々心配かけさせられていて、ヌルい父親人生送ってる私なんぞが共感なんておこがましいですが、
(ウチの息子は荒れることもなく大人しいし)
体も大きくなり、家族のことを気遣ってくれるようにもなったリョータの成長にお母さんが涙しているのを見て、そこはやっぱりわかりみ。
(ウチの息子はそういう素振り一度も見せてくれたことないけど)
リョータのお母さんも、心に空いた穴がそれで少しは埋まってくれたかな。ホロリ。
3回目の鑑賞で気づいたエモいシーン。
この映画では、中1のリョータと中2の三井が、公園で1on1やる回想シーンが新しく追加されている。それは最初に観た時にもオッと思ったのだけど、ハッキリしなかったのは、湘北高校入学後もリョータがそれを覚えていたのかどうかだ。
三井にバカにされたリョータは、三井の顔をジッと見たあと、1on1をダシに挑発。
ああ、これあの時の1on1の相手が目の前の三井だってわかって、あえて1on1で挑発したんだな。
先輩から虐げられてもバスケ続けてるリョータからしてみれば、バスケから離れてグレてる三井には腹が立ったし、
ケガがきっかけでバスケから離れてしまった三井からしてみれば、
自分がいなくて、なおかつ弱い湘北バスケ部すべてが憎たらしくて、そのうえ挑発までされて、
そこからの屋上でのリョータvs三井の乱闘、その後の体育館襲撃事件に繋がると。
この映画では、原作漫画であまり深く掘り下げられていなかったリョータが主役で、それが神がかり的に素晴らしいストーリーになっているわけだけど、三井が絡む追加シーンも、SLAM DUNKファンからしたら、さらに作品を好きにさせられる要素になっているのだ。
リアリティのある試合のスピード感、迫力、プレイひとつひとつに鳥肌が立つ。
試合中のBGMの入り方もすごく良いんだよね~。
ラストのリョータのカットから、「第ゼロ感」のエンドロールへの入りも完璧だ。
(言わせてもらうと、オープニングの「LOVE ROCKETS」の音と画からもう最高)
はふぅ…(*´Д`*)SLAM DUNKファンの幸福の極みと言えよう。
あらためて、井上雄彦先生、スタッフの方々、ありがとうございました!
Bリーグが発足してから、日本のバスケ人気、人口、レベルも上がってきた。
間もなくワールドカップも開幕する。
この「THE FIRST SLAM DUNK」は、良い追い風になったのではないか。
#映画感想文 #THEFIRSTSLAMDUNK #宮城リョータ #三井寿
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