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映画「ふたりのマエストロ」

予告編を見て面白そうだったので前売券購入。
映画料金も高くなったので、興味がわいた作品はもうなるべく前売で買っておく。

キノシネマみなとみらいに観に行きました。

初キノシネマです。
小さいけれど綺麗でオシャレな映画館だった。木下グループの映画館ですね。
ネットの予約画面でわかってはいましたが、ほぼ貸切状態のガラ空き。大丈夫か…?
マイナー作品ばかりを扱っているようで、映画ファンには好まれるかもしれないけれど、、つぶれないことを祈るよ。

さて、以下あらすじと感想。

人気上昇中の指揮者ドニ・デュマールは、父親のフランソワ・デュマールも著名な指揮者。
だが父親のほうは今はかつてほどの活躍はできていない。
そして二人の仲は昔からあまりよろしくない。
ある日、父親の携帯にミラノ・スカラ座からオファーの電話がかかる。
やっとまた巡ってきた脚光に喜ぶ父フランソワ。
表向きは祝福しながらも、釈然としない息子ドニ。
しかしその後、困った事態に。
息子のドニにオファーの電話をかけるつもりが、スカラ座総裁の秘書が間違えて父のフランソワに電話をかけてしまっていたのだ!
スカラ座総裁はすぐにそのことをドニに伝えるが、その気になってご機嫌の父に、どう打ち明けたら良いものか…。

なんで間違い電話かけたスカラ座が直接父親に真実を伝え直さずに、息子から伝えさせるのかよくわからんが、それは置いときましてですね、
隠し事には2種類ありまして、知られてしまうと相手が傷つくかもしれないから隠しておく隠し事と、知られてしまうと自分が困るから隠しておく隠し事。
この物語は前者でもあり、後者でもある。
ふだんから仲の良い父子だったなら、すぐに真実を伝えることができたかもしれない。
問題は、そうできる関係になかったことだ。
父子で同じ指揮者、負けたくないプライド。
父として、息子として、ちゃんと向き合ってこなかった後ろめたさ。
父子関係だけでなく、この二人は奥さんに対してもちょっとした過去がある。
なかなか多くのことがつまっていて、良いセリフや良いシーンもあるのだけど、もうひとつスッキリしない作品だったな。
ラストシーンはちょっとおふざけが過ぎると思った。
最近フランス映画続き。でもってスッキリしないのが続いてる。

人は、うまくいっている時は周囲にやさしくなれるけれど、うまくいっていない時にはトゲトゲしてしまうものよね~と思いながら観ていました。まぁ、大抵うまくいかないものですけどね、人生って。

予告編はこちら▼

#映画感想文 #ふたりのマエストロ #キノシネマ

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