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吹奏楽の祭典 I レクチャー&吹奏楽コンサート~洗足学園創立100周年記念~

洗足学園創立100周年記念
吹奏楽の祭典 I レクチャー&吹奏楽コンサート
於:前田ホール

・松下倫士/レクチャー「小編成吹奏楽への実践的アプローチ」
 モデルバンド:瀬尾宗利&フレッシュマン・ウインド・アンサンブル

・松下倫士/吹奏楽のための「ランドスケープ」
 フレッシュマン・ウインド・アンサンブル&瀬尾宗利(指揮)

ー休憩ー

・トーク「吹奏楽の世界遺産を探る~『吹奏楽作品 世界遺産100』を巡って」(伊藤康英・鈴木英史・滝澤尚哉)

・伊藤康英/8つの民謡による行進曲〈5月のある日、事件は起きた〉
・近藤礼隆/風がきらめくとき
・伊藤康英/マーチ《一度っきりの人生》

 グリーン・タイ ウインド・アンサンブル&伊藤康英(指揮)

・G.ホルスト/吹奏楽のための第1組曲
 ブルー・タイ ウインド・アンサンブル&渡邉功(指揮)

・S.バーバー/コマンド・マーチ
・R.ジェイガー/エスプリ・ドゥ・コール

 洗足ウインド・シンフォニー&池上亘(指揮)

・伊藤康英/KIZUNA2011
 合同演奏 伊藤康英(指揮)

前田ホール外観

空いた時間にご近所の前田ホールで吹奏楽の催しをやっていたので聴きに行ってまいりました。洗足学園創立100周年記念の催しのひとつのようです。盛りだくさんの2時間超。

まず、いま多くの学校の吹奏楽部で課題になっているという小編成の演奏、練習方法について、20人程度のフレッシュマン(新入生)アンサンブルで、作曲者松下先生の曲解説を挟みながらレクチャー。パートの配置やセクションのバランスでどう聞かせるか等。そのあと通して演奏してくれました。美しく爽やかな短い曲です。

休憩を挟んで、最近発売された吹奏楽本『吹奏楽作品 世界遺産100』について、執筆した三人の先生によるトーク。ご自身たちが執筆したとあって、見どころについてかなり熱っぽく語ってらっしゃいました(笑) 白ページにサインを集めるのも良いですねなんて言って、終演後にはロビーでお三方のサイン会もあり。

トークのあとは、ステージ上の演奏者を入れ替えながら吹奏楽曲の演奏が続きました。グリーン・タイ、ブルー・タイなど、それぞれ学年が違うのかな?思ったのは男子が少ない、女子率の高さ。8割ぐらいが女子でした。ステージによってはチューバも含め金管全員女子?なんていう光景も。たしかに、ネット上の吹部ネタも発信してるのは女子ばかりかも。息子が行ってた中学の吹奏楽部も女子しかいなかったもんなー。

印象に残った演奏について、伊藤康英先生の曲はどれもかっこ良かった。「8つの民謡による行進曲」はこれホルストの1組と2組をミックスしたような曲で面白かったですね。「マーチ《一度っきりの人生》」ではバスサックスが登場して存在感を示していました。バスサックスってサックスアンサンブル以外でも活躍の場があったんだ。東日本大震災後に作曲した「KIZUNA2011」もすごい曲だった。初演が2012年でそれ以来12年ぶりの演奏とのこと。両サイドのバルコニー席と正面パイプオルガン前にも演奏者が入る大編成の演奏。前半はフーサの禍々しい音楽のようで、後半はバッハの荘厳なオルガン曲のようだった。
あとはバーバーのマーチも良かったな。バーバー、吹奏楽のためのマーチなんて書いてたんだ。

客席は吹奏楽部の中高生や指導者の方が多いのかと思いましたが、出演者の身内やお友達が大半のように見受けられました。
次の日のパートIIではコンクール課題曲のクリニックなどやっていたようです。

チケットもteketオンリーでしたが、プログラムもQRコードからダウンロードしてくださいと完全ペーパーレス化されてたのが新鮮でした。

プログラムQRコード


▼検索したらYouTubeにもう公開されてました。一部カットされてるかも。


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