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日本の味「おにぎり」

日本のお米を使ったもので一番目に挙げないといけないものは「おにぎり」(おむすび)ではないだろうか。
塩だげでにぎったものから、今では豪華な具材を乗せたりするものもあるけれど、家でも出先でも、簡単かつお米を味わえ楽しめるものには違いない。

そう、美味しいごはんが炊けたとしても、どうぞ!って勧められても、では!となかなか直ぐには食べれないけれど、おにぎりなら「あ、ひとつ」となる。(時代が変わりつつあるので頷けない人はすいません)
私のエピソードではあるけれど、こんな話。
「おにぎり」と言えば、初めて働いた職場で(オープンしたばかりの料理学校)、一日2回講習があって、スタッフの食事する時間もなくて夜までなにも食べれないってこともあった。食べるものは豊富にあるけど、座って食べたり、スタッフ一律に何か用意する時間もない。
ある意味みんな疲弊していた。これじゃだめだよね~と、とりあえずご飯だけ炊いて、もう一人のアシスタントと一緒におにぎりだけでもと、熱いご飯(時間がなくて冷ますこともできず)を握っていたことがあって・・・。そういえば、だし巻き卵だけつくったかな?
ワンハンドで食べれる手軽さは、忙しい合間でも食べやすい。
手のすいた方はどうぞ♡みたいな感じで置いておいたら、みんなおにぎり片手に笑顔になり、元気復活!!!!
お腹すいてたら、元気も笑顔もアイデアも浮かばない。

30年ぶりくらいにそのメンバーと同窓会的なものをした時に、上司や同僚が「あの頃、由美ちゃんが作ってくれたおにぎりが美味しかった~!! 握り具合が最高!!」と褒められた。なんだかおにぎりを褒められるのも変な感じですが(^_^;) 固すぎず、頬張るとほろっとほどけ、崩れない。塩加減も大事。
あ、!!ここは料理になるんです笑
ただ握ればいいと言うことでもない。

さて、コンビニでいろいろ買えるようになって 流通のし易さからか、おにぎりって三角形が主流。
私は、子供頃から俵型を作っていて、お弁当には俵型が入っていた。なのでおにぎりと言えば俵型。
忙しい頃に作っていた頃も俵型を作っていたと思います。当時、関東出身のシェフが車で帰省するときに、残りものだけどお弁当作りますね~♪と2人分作って渡した。
来阪後、あの俵型のおにぎりが疲れた体にはやさしいね
~と言ってくれたシェフ(元六本木有名イタリア料理店シェフ)やっぱり関東は三角形だと言っていた。


関西以西は俵、関東周辺は三角 ってことも聞いたことあるけれど、丸型や球体のもある。
成形や見た目、流通の観点から多くみられるようになった三角おにぎり。今の子供たちには、地域問わずおにぎりと言えば、三角形かもしれませんね。
父にその話をすると、実家(岐阜)ではまんまるのおにぎりだったって言っていた。
正解はもはやわからないけれど、父の生家は大きな繊維工場でたくさんの従業員さんがいてたようなので、一番簡単に短時間でできるボール型がよかったのかもしれませんね。

今は、人の握ったおにぎりが食べれない(あんまり知らない人は微妙ですが)なんて話もあって、ラップを使うことも多いですね。
黄色ブドウ球菌の食中毒の心配もあるから、その方が安心だけど(近頃は気温も高いし)
何ともいえない塩梅の塩加減と握り加減は大切にしたいです。

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