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「藤島慈」と出会った話
ハロめぐ。言うなれば世界です。貴方は「藤島慈」を知っているだろうか。苦節46億年、私はようやく「藤島慈」に追いつきました。ほんの20分という刹那で、悠久の歴史を空虚な堂々巡りへと塗り替えられてしまった。とても悔しい。責任を取って誰よりもきらめけ。
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さて、特に面白い話はしませんが、『蓮ノ空』のMEGUMI☆FUJISHIMA が無限にきゃわだったので備忘として配信の感想を記しておきます。
配信の流れに身を任せて書いたのでテーマが散漫になっています。ちゅ、読みづらくてごめん。
出会いは音響トラブルから始まった。
"あの"藤島慈が初歩的な構成ミス、ブランクを感じられる幕開けであった。
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しかし、イレギュラーなどなんのその。ハウリングを解決するまでの時間を「かわいいタイム」とかいうオタクを喜ばせることしかできない時間へと昇華する神対応を見せる。
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開始してから数秒で、「小さい頃からタレント活動」「配信が趣味」という設定でしかなかったモノたちを紛れもない事実に変容させた。私はこの瞬間、彼女の歩んだ人生の奥行きを脳裏に焼き付けられたのである。
既にこの時点で心は藤島慈に傾倒し、想定したスピードを大きく超えていた。理性は自らの機能を忘れ、感情はコントロールを失い、欲望というガソリンが尽きるまで「ガチ恋」という名の湖へ向かって一直線にひた走る、地獄のチキンレースが始まっていた。
代名詞「ハロめぐ~」炸裂
「はじめましての人ははじめまして~! 待ってた人は、お待たせっ」、この一言で初配信を見ていたはずの私の脳内に「スクールアイドル”藤島慈”の活動再開を待ち侘びるだけの陰鬱で自堕落な日々」の記憶が生成された。暗雲立ち込める世界にようやく光が差し込んだ。世界の奥行、共に過ごした日々の記憶、画面越しの存在感。全てがオタクを狂わせる。
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事前のイメージよりも、喋りの味が甘く、少し舌足らずなところもキュートであり、聴いていて心地良い。動きもバリエーションが多く見ていて飽きが来ない。どの瞬間を切り取ってもかわいい。まだ恋はしてない。
活動記録中の彼女は一人称が「私」であったが、配信中は「めぐちゃん」になるようだ。私の脳内に存在する「一人称『私』の藤島慈」に揺らぎが生じることとなる。一ファンである私は「一人称『めぐちゃん』の藤島慈」しか知り得ないはずだからである。以降、努めて忘れようと思う。
激録 藤島慈密着24時!!
それは、さびしんぼうなめぐ党さんたちのための一番ホットでグッドな最新のめぐちゃん情報を教えてくれるトピックスらしい。
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配信にはウサギの他にわんちゃんもいらしたそうで。今度は私も種族主張してみようと思う。
最初の話題は「最近ハマっているめぐちゃん流TKG」であった。どうやら、藤島慈は白身のどぅるどぅるさんが苦手らしい。白身をメレンゲにして黄身を乗せ、さらにネギトロをぶっかけるという、えっ、唐突なNGTR展開に流石の私も深刻なダメージ。
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めぐちゃんと同じものしか食べないオタクも観測された。難儀な存在である。栄養面を気遣ってかミスドの祇園辻利コラボドーナツも紹介されたが、ドーナツとめぐちゃん流TKGのみでは数週間でビタミンC欠乏による壊血病の発症が想定される。オタクの命を救うためにも、できる限り早急に、次配信の設定が必要であることをここに記しておく。
次のコーナーは「めぐちゃんがひとことアドバイス」であった。
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テスト期間ということもあり勉強の話題があがる。「勉強とめぐちゃんどっちが大事なのって話!!」この手の二者択一を押し付けてくる人間にロクな奴はいない。世界は複雑な要素で構成されており、バッサリと切れる二分論などその九割は嘘である。正直で理性的な私は「どちらも大事」と答える他ない。しかし元よりそんな選択肢は存在せず、大抵の場合、話はここで停滞する。まあしかし、例外的に、このケースに於いてのみ、「私はめぐちゃんの方が大事」だと言い切れるのだが。
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部屋には冷蔵庫もIHのコンロもあるらしい。「引っ越したいよね?」という発言には少し引っかかった。まるで藤島慈を俯瞰して見ている別の誰かがそこに居るかのようなイメージを覚える。考えすぎかもしれない。
「みんな住む? めぐちゃんと一緒に」、この言葉で恋愛経験のないチョロチョロなオタクくんは我慢ならず我先にと湖へ飛び込むこととなる。藤島慈、罪なスクールアイドルである。まだ恋はしてない。
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藤島慈にアドバイスを求めるオタクは案外少なかったようで、あっさりと話題は流れてしまった。めぐ党は適材適所、TPOを弁えることができる訓練された集団らしい。アドバイスは梢先輩の配信で貰おう。
藤島慈を好きになっていくことを「めぐめぐしてきた」と言うらしい。唐突なごちうさパロにオタクも沸いていた。
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衣替えは6月らしい。今の内に冬仕様めぐちゃんを、ってあ!? 何の脈絡もない投げキッス!? 死んじゃう! オタク死んじゃう!!
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「ナツメグ~」ってコメントしたオタク天才
寮母さんに怒られることもあるが基本的に仲良しらしい。藤島慈と仲違いするのは困難であることが想像できる。
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そういえば勉強していた藤島慈。「聞いて聞いて!」ムーブも非常に愛らしい。オタクは形式上でも求められることに弱い。現実では誰からも求められないことの反動である。
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その内、藤島慈に群がるオタクのことも愛らしく想ってしまう日が来るのかも知れない。
「めぐちゃんのこと好きでしょ? "大好き"は? ほら、"愛してる"は?」言葉はその真偽に関わらず、自身の行動に影響を及ぼす。藤島慈につられ、つい「大好き」や「愛してる」を口に出してしまったオタクは残念ながら手遅れだ。彼女の言葉を呑むことは、彼女の世界に呑まれることだ。その様相は黄泉戸喫とよく似ている。私は断じて言ってない。しかし、「両想いが良い」という旨にはおおよそ同意であるが。
可愛い女の子の絵を描くことも好きだという。しかし「みんなのことの、次くらいに好き」である。配信を通してオタク至上主義は揺るがず、ファン心理をがっちりと掴む。息を吸うように吐くラブコール、その言葉にわざとらしさは感じられない。言葉の真偽に関わらず、彼女の中でそれが常識になっているのだろう。彼女の世界に呑まれているのは藤島慈自身かもしれない。ちなみに私はまだめぐ党じゃない。でもアーカイブは10回見た。
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最近のめぐちゃんのこと分かった人は大きな声で「はーいっ!」ってしてください。はーいっ!!
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締めのスクショタイム
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「蓮ポーズ? そんなのあるの?」というセリフは彼女が藤島慈であることの証明である。「蓮ポーズ」自体は「せーので!はすのそら!」に登場しているのだが、それはあくまでもキャストの記憶であり、藤島慈はそれを認識しないはずである。整合性の取れた藤島慈の独自性を補強する振舞いであった。
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「とんとん」し過ぎて人差し指が5億mm削れた
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結局「ぽちっ」をやってくれてて、ほんとうにもう……大好きだ藤島慈。愛してるよ藤島慈。その音は全国5000万人のめぐ党が嬉々として「ガチ恋」の湖に飛び込む音でもあった。
というわけで、まあまあ楽しい時間を過ごさせて頂いた。また今度、多忙な私の僅かな暇が彼女の配信とラップするような奇跡があればリアタイでもしてみようと思う。お休みをとるので一か月前から告知して。
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藤島慈の今後に期待である。まだ恋はしていない。
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