見出し画像

64: Hands on Heart

22時のアロマなコラムAroma Journey
2019年〜2021年まで書き綴っていたコラム(全379記事)使用していたプラットフォームのサービス停止に伴いnoteに移設中です。

心がざわつく。
じっとりと嫌な汗をかく。
変な熱の上昇を感じる。
あぁ、嫌な感じがする。 

心の弱いところが疼く。
まだ、心は動揺するのか。

冷静な自分と
理由と原因を探そうと慌ただしく動く思考
ただ、不快だと反応する細胞。 

こんな時、冷静さは役に立てど、
思考なんてものはなんの抑止力にもならない。

嫌なものは、嫌だ。
それには勝てない。

そんな時に、
賢ぶる必要もない。 

あぁ、嫌だなぁ。
そういうの。
嫌なんだ。

まだ、その類の刺激は、
あの時と繋がってしまうから。

癒しと治癒は、まだでしたか。
そっかぁ。

そうやって、
ハートに手を当てる。

大丈夫。
細胞の1つ1つをなだめるように、
体に手を当てる。

聞こえてる。
わかってる。
慌てることはない。

時がまたそれを撫でて、
その痛みを丸くして行くだろう。

もう痛まないと思ってたけど痛い。 
ただ、それ以上でも、以下でもない。
日にち薬の痛み。

痛むたびに、何度でも言うよ。
「よく頑張りました」

人それぞれ、
繊細な場所、弱いところ、
脆いところというのはある。

頑丈なところ、
そうでもないところが
人の魅力を作るのだろう。 

痛みのあるところは、
魅力のある場所、
かつて痛みがあった場所でもあるんじゃないかな。

サロンでは、
いろんな人のいろんな痛みを感じることがある。 

そんな時、
やっぱり一番にするのは、
そこに手を当てがうこと。

ただ、手をそっと。

アロマだ、反射区だ、なんだって言うのは、
そのあとのこと。

変えようとしない。
良くしようともしない。

ただ、そっと。

そうするだけで、
その時必要なことは起こり、
成されるのだと思う。 

ザワザワする時、
まず、自分に触れる。

これも立派なセラピーだ。
タッチセラピー


どうにも疲れてしまった時、
私は手を当てる。 
それからアロマに手を伸ばす。 

一番近くにあったものでいい。
「何が必要?」「何が一番良い?」
と悩む必要はない。

どの香りも私たちのために働いてくれるのだから。
たとえ、その働きの成分を持っていなくても、
そのように働こうとしてくれるのだ。

私たちが、ないものを工夫して生み出すように、
植物の成分たちも頑張ってくれる。

生きているエネルギーというのはそういうもの。
エッセンシャルオイルは生き物。

エッセンシャルオイルはエネルギーを持っていて、
自分の使い方を知っていて、
惜しみなく、私たちのその力を注いでくれる。

しんどい時、素晴らしい品質の精油に手を伸ばせば、
きっと、その力を体感して、涙が出るはず。

それは、そっと背中に置かれた
あたたかな手のように沁みる。

ほんとだよ。


TODAY’S ESSENTIAL OIL:

今夜のアロマは、
名もないブレンドオイル

・オレンジ 10滴
・スペアミント 1滴
・カルダモン 3滴
・パチュリ 6滴

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?