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37: Colorful

22時のアロマなコラムAroma Journey
2019年〜2021年まで書き綴っていたコラム(全379記事)使用していたプラットフォームのサービス停止に伴いnoteに移設中です。

お花屋さんがカラフルになっていく。
それだけで、ハッピー感が上がる。 

色って、美しいですね。
けれど、なぜか、
色を学びたいと思ったことがない。 

不思議ですね。 
学ぶより、ただ、眺めたい。からかもしれません。

あーだこーだ難しいことを考えず、
景色や色を見たい。
見たいというより眺めたい。さらっと。 


スライドでサクサクと見流す感じで。 


友人に、アーティストの子がいる。
その子と絵や陶器などの芸術品をみていると
ちゃんと観てるんですね。細部を。

作り手さんでもあるからでしょうけど、
私が手にとって、さっと置いたものをみて、
「へぇ〜なるほどね〜」と声を漏らしたりする。 


何がヘぇ〜?なるほど?
と毎回、横から覗くけど、わからん。 

ちょっと前に、
一緒に骨董屋さんでお皿を見ていたのだけど、
私は全体で、ふわっとコレって選ぶけど、
彼女は、手にとって、裏も面も眺めて、斜めからも見て、軽く叩いたりもする。

「これのココが素敵、とか、凝ってるわ〜」とか、細かいことをいう。
色の滲みのここが好きとかね。

私は、全体をざっくり、
このお皿に、こんなものを盛って、
こういうテーブルセッティングにして、こうやって置くな。って想像する。 

「みる」の違い。
「見た。」その先の違い。 

見て、インスピレーションを受けるものの違い。
面白いなって思う。

だいたいお店を出る時に、
お互いに気に入ったものを言い合って、
「あーわかるわ。好きそう。」と言い合う。 

その時間が好き。 
好きなものは、好きでいい。
好きが違ってていいし、それがいい。

私は、彼女が作る色が好きで、
サロンには彼女の絵を置いていて、
ロゴも、名刺も、アロマ製品のラベルも彼女に作ってもらっている。 

これは開業当時から変わらない。 
こういう感じのデザイン、配置で、
こういう雰囲気の色が良い。 

微妙な感じのこの色なんだけど・・・
「何色っていうの?」 
それがニュアンスで伝わるのって、
彼女が色をたくさん知っているからだろう。 

彼女の中には、私の知らない色の世界が広がってる。  

以前、製品のラベルを作っている時、
色を何度も作ったり、探したりする作業が続いた。

私には、やりたくないなぁ〜と思う作業で
こうかな?こうかな?何度もやり直すのを見て、
「めんどくさくないん?」と聞いたら、「全然」と顔も上げずに即答。 

「私に気を使って、そう言ってるんちゃうん〜?」と
もう1回聞いたら、彼女は、爆笑しながら顔を上げた。

むしろ、なんで、面倒臭いのか。
と言わんばかりの顔で私を見た。
その時の目は、とてもキラキラしてた。 

好きってこういうことだよね。
私が何本の香りのボトルの蓋を開けるのも苦痛ではないのと同じ。

色は、彼女に任せれば大丈夫。 
私は、香りのことやろう。 

そうやって、各々の作業に戻って行く時間が好きです。 
同じテーブルで、それぞれのことをする。
そういう物作りの時間は楽しい。

出てきた色を眺め。
生まれた香りを味わう。
そして、ニヤニヤして、また作業に戻る。 

私も、彼女も、手間暇族で
好きなことに時間をかけることを惜しまない。

のんびりだけどね。
だけど、だから、
エネルギーが乗っていく。
そう思っています。


− 最近、何をゆっくり眺めましたか?


Todays’s Essential Oil:


Cotton Candy
by Atelier La Prière

以前、オーダーアロマスプレーをご注文くださったお客様にお届けした
綿あめという名前のブレンド

ふわっとしていて、甘くて、遊園地みたいにカラフルな感じ。
甘い香りも心地よい季節になってきました。 



*
愛深く、ピュアに。
あなたが目覚めるアロマテラピー
Awaken Your Sanctuary With Essential Oils
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