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Meditate in the Scents

数年ぶりにアロマ瞑想会を開催した。
かれこれ10年ほど、月2回続けていたしっぽりとした人気のある瞑想会


サロンで提供を始める前のも、提供しなくなった後も、わたしはずっとこの瞑想を続けていて、わたしの香りのとコミュニケーション能力はこうやって保たれている。


もちろん、精油をブレンドして製品を作ることもコミュニケーションであるけれど、瞑想という普段の会話があるからこそ、ブレンドができると思っている。


香りとの関係は、本当に人間関係と同じ。
会話が減っていった人間関係は繋がりが希薄になったり、遠のいたりして、繋がり直すのには時間がかかる。

くだらない、取るに足らないような会話
後から、いつも何をそんなに話しているんだろうな?と思うような会話の積み重ねが大切で、ここの手抜きは本当に関係性を細らせてしまう。
関わろうとする気持ちが関係を円満にしていく。


香りたちもこまめに手に取ることで、
その精油自体の理解が深まるし、また、自分のことを知るきっかけとなる。


目の前の相手が自分を写して見せてくれるのと同じで、
香りもまた自分というものに気付かせてくれる。


愛しい香りたち。
香りを愛でるという行為は、自分の中になるあらゆる可能性や存在の粒子を愛でることとのように感じている。
目の前の人を大切に扱うことが、自分を大切に扱うことであるように。
香りたちをどのように扱うかも同じこと。


香りたちにも、いろんな側面がある。
気軽に使える側面、儀式のようにあらたまって敬い使う側面、自分を輝かせて見せる魔法のような側面、必然や運命を手繰り寄せるようなミラクルの側面、目には見えないものと繋がっていく神秘の側面、色々だ。


香りは使えば使うほどに、関係を深めれば深めるほどに、多様な側面を見せて、多様な恩恵を惜しみなく注いで共存してくれる。


そんな経験を1つ1つ積み上げていくのに、時間をとって香りを味わう。
その時間はとても有意義だと思う。


久し振りのアロマ瞑想会で、瞑想が終わった後のご参加くださった方の顔の艶やかさを見るのは、やっぱり幸福だと思った。


そうそう。
こういうことなのよ。って。


星たちの逆行が終わっていく今月。
愛しているものを再び、愛でていく。
あるところまで戻って、もう1度補強するようにやり直していく時間が始まる。


蘇生とでもいうのだろうか。


この貴重な時間を香りというものを道具に、いろいろな人とまた繋がっていきたい。
そういう希望が、新しい形と感触と肯定感を得てわたしの元に戻ってきました。


アロマ瞑想会を通して、復活した感覚のあれこれ。
昨日は、ある意味、復活祭だったのだと思う。
ご一緒してくださった方に、深く感謝したい。


こうやってまた言葉を綴っていくというエネルギーもまた戻ってきた。
書くエネルギーも数年ぶりにわたしの中に戻ってきた。


22時のアロマなコラムを毎日書いていた時のような感覚が戻ってきつつあります。
ただ、書かない時間も長かったので、まだ要領をえていないけれど、表現することで軽やかになっていっている部分がある。

香りのお話をまた、コツコツと書いていきたい。
また、よろしくね。



Today’s Scents:

Balance      by Atelier La Prière
欠品中のブレンド
グレープフルーツやカルダモンの入った爽やかな気品のある香り。

Gratitude     by Young Living
感謝という名前のブレンドオイル

ありがとうと自分にも、人にも伝える幸福を思い出させてくれる。
辛い出来事も意味のあることだった。と無理せずに思えるようになった時、痛みは昇華され、出来事の意味合いが変わっていく。

出来事に感謝できなくてもいい。
けれど、出来事の意味が変わっていくプロセスとそこに関わっている自分を労い、抱きしめようと思えたら、そこには、不思議と感謝が湧いてくる。そんな気がします。






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