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夏の日の朝

きのう眠りについたのは、零時を回ったころ。
けれども今日も、6時前に目が覚めた。
きっと、空気に反応しているんだろうな。
あるいは蝉の声。

昼から夜になって、また朝になるときに、
空気が上下に動くのを感じる。
昼間の熱が夜に溶けきって、沈み切る。
深く深く見えない、地の底の方までもぐる。
そして底へ行き着くと、そこからもう一度、地上へ戻ってくる。
戻ってくるときに、何種類もの層を通るから、
その過程で、あらゆる不純物を落とす。
だから朝の空気は、ひんやりと、あんなにも澄んでいるのだと思う。

その、朝の空気の心地よさを、
ここに来てふたたび体感して、
網戸越しに触れるそれに反応して、目が覚めているんだったら、なんだか、いい。
超ロングスリーパーのはずが、もしかしてショートスリーパーに変身できるかも、
なんて思っちゃうほどに。

青い空が眩しくて、トンボも飛んでいて、扇風機の風がちょうどいい。
友人が書いたブログを読んで、今日はどこかの神社に行くことを知る。
私も、氏神様にご挨拶に行こう。

横になって下から見る、
テーブルの曲線の美しいこと。

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