第2チャクラ
チャクラのお話の2回目は 7つの主要チャクラのうちの下腹部の第2チャクラ(スヴァディシュターナチャクラ・セイクラルチャクラ)です。
日本人は民族的に、第1〜第3チャクラが弱い傾向があると言われています。
第2チャクラも弱い方が多いようです。
和を尊び、空気を読むという暗黙の了解があるからなのでしょうか。
また、不安や恐怖によって、活動が鈍くなったり停止したり…感情が露骨に影響として出る箇所でもあります。
・場所:オヘソの下8cmぐらい下
・関連器官:泌尿器・リンパ・血流
・五感:触覚・味覚
・エレメント:水
・マントラ:Vam(ヴァム)
・母音:ウォ
・天然石:オレンジ石(トパーズ・タイガーアイ・カーネリアン・オレンジカルサイトなど)
※カラーでは、赤(生命)に黄色(光)が差したのがオレンジという考え方もあります。
水の要素(流動するもの)を全般的に引き受けているチャクラで、女性の生殖器官とも密接な繋がりがあります。
また、第1チャクラのエネルギーを上昇させるポンプのような役割も果たしています。
全身にエネルギーを運ぶ事ができるため、第2チャクラが本来の働きをしている場合、「生きる喜び」を感じることができます。自分自身の人生を十分に味わい、喜びを得ることが可能となるのです。
また、内なる女性性と男性性(陰陽)のバランスをとる働きもあり、私達が女性性と男性性を自由に行き交う柔軟性を支えてくれます。
第1チャクラが『私』だとすれば、第2チャクラは『私とあなた』と表す事ができ、私から外の世界へと目が向いていく第一段階でもあります。
内なる女性性と男性性だけではなく、性的なコミュニケーションを含めた他者との関わり(特に一対一の関係)を司っています。
さて、日本人はこの第2チャクラが弱い傾向にあると先にありましたが、暗黙の了解によって、『私』が抑圧され『あなた』とのバランスが崩れてる方が多いのではないかと思っています。
では、『私とあなた』の両方を尊重し、大切にすることは本当に難しいのでしょうか?!
難しいと思ってしまう大きな原因の1つに「自己肯定感」があると私は思っています。よくセッションでも挙がるキーワードです。
「私、自己肯定感が低いんです…」
自分で自分をこれでいいんだと思えないから、他者から「いいね!!」してもらって安心したいという自己承認欲求が生まれます。
自己肯定感と自己承認欲求は表裏一体な存在ですね。
もし、自分自身の存在を認めてもらう為に相手が存在しているのであれば、『私とあなた』の両方を尊重し大切にするのは難しいと思います。
たとえば、あなたはパートナーと2人でお食事することになりました。
(パ=パートナー あ=あなた)
パ:何食べたい?!
あ:何でもいいよ。
パ:じゃ、新しくできたイタリアンは、どう?!
あ:えぇー!? イタリアンにするのぉ?!
パ:じゃあ、前に行った和食にする?!
あ:和食かぁ…むぅ…
そんなに珍しくない会話なような気もしますが…何でもいいって言ったわりに、なんでもよくないあなた。
一見、「何でもいいよ」と言って、相手を尊重しているかのように見えますが、改めて見てみるとそうもない。
せっかくアレコレ考えて提案してくれているのに難色を示すことで却下していますね。
でも、自分では何を食べたいとか、提案はしない。
こんな時、あなたの心の中では何がおきているのでしょうか?!
私の為にもっとアレコレ考えてほしい
実はお腹なんてすいていない
ご飯はどうでもいいから、ただ一緒にいたい
高級店でゴチしてもらいたい
…e.t.c.…
まぁ、人それぞれだと思います。
本当に何も考えていなくて何となく反応している人もいるかもしれません。
要は相手の提案を無下にしたとしても『私』という存在を認めて受け入れて欲しい。
『私』が思っていることを察して、満たしてもらうことで相手の愛情を感じ、安心したい。
そういう自分の思い通りにならない女性をかわいいと思っている男性も一定数いらっしゃるのだと思います。
ただし、これがいつものパターンでしかも終わりが見えないとなると、いつか面倒だからとパートナーがあなたの元を去る日がこないとも限らない…
心のどこかで、その不安や恐れがあるからこそ、今日もゴネて『私』を受け入れてもらおうとしてしまう。
悪循環ですね…共依存の関係性にはなれるかもしれませんが、少なくとも『私とあなた』で共同創造はできない…
冒頭にもありましたが、不安や恐怖は第2チャクラを鈍らせます。
ではどうしたらいいのか?!
もし、相手の提案に難色を示したとしても、「色々、考えてくれてありがとう」
と感謝し、
「食事する予定だったけど、本当はお茶だけでいいから、もっと沢山お話を聞いてほしいの。」
などと、自分がどうしたいのかを伝えてみる。
ひょっとしたら、パートナーはあなたとの食事を楽しみにしていて、朝から何も食べていないのかもしれません。ちょっと嬉しいパターン(^ ^)
だとしたら、パートナーは食事が食べられて、あなたはお茶とデザートだけで済ませられるようなお店を探せばいいですね。
ゆっくりお話できるような落ち着いて座れるようなお店なら、なおよろし◎
お互いに自分がどうしたいのか、どう思ってるのかを共有し、柔軟に『私とあなた』の境界線をお互いに行き来することが『私とあなた』の関係性を充実させていくポイントなのではないでしょうか。
そして、自分の思ったことをまずは自分が受けとめて発信していく。
そうすることで、自己承認欲求をまず自分で満たしてあげましょう。
「私、自己肯定感が低いからこうしたいとかなかなか言えないです。」
「相手の希望や要望を聞くだけで手一杯なんです。」
など、おっしゃる方もいます。
自分のためにどうしたいのかを言えないのであれば、「相手のために」言えばよいと思います。「察して。そして満たして。」よりは、よっぽど相手の負担が減るはず。
相手の希望や要望を聞くのが好きな方は、それで何の問題もないと思います。
何より問題なのは、
【自分がどうしたいのか分からない場合】
これだと、相手はただダメ出しされてるだけというなんとも報われないことになってしまいます…
「たかが、食事をどうするかなだけじゃない」と思う方もいるかもしれません。
でも、ひょっとしたら、相手はそう思っていないかもしれませんよ…
そもそも、【自分が何をしたいのか分からない状態】で「生きる喜び」は見出せるのでしょうか?!
第2チャクラの機能が不全となると、不感症になりやすいと言われています。
これは身体的(性的)な問題だけではなく、あらゆる意味で感じるということが鈍くなっている状態だと思っています。
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚、全ての感覚器から受け取った情報が合わさって私達は感じとっています。
頭だけ働いていても、自分が何をしたいのかは分からないし、分かったとしても片手落ちなのです。
頭では分かっていてても、腑に落ちないと人って動けないですよね。
腹に落とし込めないと片手落ちなのですよ。
なんか長くなってきましたが…覚えていますか?!
第2チャクラは水の要素(流動するもの)を全般的に引き受けているチャクラでした。
なので、感情もこのチャクラの管轄です。
特に『私とあなた』という一対一の関係性に関する感情は強くこのチャクラに作用します。
感情はまさに水もの、流れていくものです。
それを握りしめ、流れを堰き止めてしまうと、内側でも外側でも滞りが生まれ、齟齬が生じてきます。
その中でも、不安や心配、恐怖は重く沈殿していきやすいです。
また、自分以外の人とのエネルギー的なやりとりの中でコードが繋がったり、ダメージを受けやすいのもこの第2チャクラです。エネルギーパンパイヤーがエネルギーを抜き取りやすいのはこの第2チャクラと言われているようです。
風水や環境からの影響を受けやすいチャクラでもあります。
パートナーとの関係性
(母or父)親との関係性
(特定の)子供との関係性
などに問題を感じている方は、第2チャクラの働きを意識してみるとよいかもしれません。
整っていくうちに、関係性も変化していくことでしょう。
あ、そうそう。
私の第2チャクラを整えるオススメ方法は歌うこと。
別に上手く歌う必要もないし、誰かに聞かせる必要もありません。
わざわざカラオケに行かなくても、家の中でも歌えますね。小さな声でよいのです。好きな歌を好きなように歌うのが一番♪
歌うと喉を使うので、第5チャクラにも影響を与えます。第2チャクラと第5チャクラの関係性は(忘れなかったら…)第5チャクラの回でご紹介予定です。
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