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『あの星の下で』歌詞解釈

『あの星の下で』 たっくん(りえたく)
(NOMAD1stミニアルバム「R.T.S」収録曲)

またまた、お久しぶりの歌詞解釈となってしまいました m(_ _)m

前回の『恋の魔法』の歌詞解釈、
(妄想して勝手に書いた、純情BL小説)
どうだったでしょうか…?

読んでくださった方々、ありがとうございます (*^^*)


さて!
今回、歌詞解釈する曲『あの星の下で』は、
“りえたく”
(男性2人組シンガーソングライターユニット)
のメインボーカルである
 “たっくん” が初めて作詞作曲した楽曲です!!

たっくん、おめでとうございますっ!!
(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆パチパチ
ありがとうございますっ!!
(ノ≧∀≦)ノ♪・*・ワーイワーイ

そして!
この曲は、“りえたく” の所属事務所
「NOMADプロモーション」名義の
1stミニアルバム「R.T.S」の収録曲です。
(⑉>ᴗ<ノノ゙✩:+✧︎⋆オメデトウゴザイマスッ


では、本題の歌詞解釈へ参りましょう!


国語好きの私は、
りえたくの曲の歌詞解釈をする時、
その曲を文芸ジャンルに例えたら何だろう?
と考えます。
そして、その曲の世界観や特徴を表す
ベストな解釈の書き方を考えます。
(そのため曲によって解釈の書き方が異なります)

『あの星の下で』は、ずばり!
乙女の幻想ポエムです♡♡

切ない一途な恋心を綴った
幻想的で可愛い曲です♪

ポエムに込められた恋心を
一緒に想像してみてください(ღ*ˇᴗˇ*)。o♡


※あくまで私見による解釈です。
 作詞した たっくん本人が意図する解釈とは
 異なっている点もあるかと思います。
 解釈の仕方は人それぞれ自由です。
 私の歌詞解釈を読んでくださった皆さんが
 りえたくの音楽をより楽しんでくださったら、
 皆さんと りえたくの音楽の素晴らしさを
 共有できたら本望です。

※歌詞解釈記事の公開に関しては、
 事務所に許可を得ております。

※[]は歌詞からの引用を示します。


◆構成

1Aメロ → 1Bメロ → 1サビ → 2Aメロ → Cメロ → ラスサビ


◆1Aメロ

いつも一緒に歩いていた
[帰り道の小さなプラネタリウムの中で]
星座を見つけて[空をなぞる
あなたの横顔に惹かれていた]。

[「僕ら歳をとっても2人で星を見たい」
と]言ったあなた。
あなたにとっては
[何気ない一言]なのかもしれないけれど、
友達としてという意味かもしれないけれど…

その一言に
嬉しくなって、期待してしまって
あなたへの恋心が、
抑えきれない[言葉が溢れた]。

『   。』


◆1Bメロ

[いずれこうなることを知っていたのに]
伝えても伝えなくても
一緒にいられなくなることを知っていたのに。

[一つ星同士結んでいたのに]
だから友達同士の関係を結んでいたのに。

あなたとの関係を[傷付けぬように]
好きになっちゃいけないって。
むしろ[嫌いでいたいのに]。

そうできなかった私は[バカだな]…。


◆1サビ

[見えない星の 王子さま]
今はもう、遠くにいる見えないあなた。
会えない私の恋しい貴方(ひと)。

[あなたならと思った妄想の病で]
あなたならきっと、
この想いを受け入れてくれると
妄想してしまう恋の病のせいで。

[私は 失った未来に縋っていたんだ]
私は
失った恋の行方に、
あなたと一緒になる未来に、
そんな奇跡に縋って
この恋を忘れられなかったんだ。


[消えない恋のように未だ]
[夜空に浮かんでいたんだ 双星の光が]
あなたへの想いがまだ消えないように、
この恋はまだ終わっていないと告げるように、
七夕が過ぎてもまだ
夜空に二つ星の光が浮かんでいたんだ。

[あなたの胸にも映っていますように]
あなたも今、この夜空を見上げて
あの時を思い出していますように。
あなたの胸にも私が映っていますように…。


[uhm]
七夕の夜に、星に願いを
この恋が叶いますように…


◆2Aメロ

[「いつも私の中のあなたは憧れでした
  星に恋をしているあなたに恋していました」]
あなたが大好きだった。


[止まない静寂の中 騒がしくなる鼓動が]
沈黙の静寂が終わらない一方で
どんどん騒がしくなるこの胸の鼓動が

「                 。」

[割れて 痛むことなど必然のようだった]
沈黙を破ったあなたの言葉に
恋心が割れて痛むことは必然のようだった。


◆Cメロ

[あなたはもう既に消え去って]。
でも、私の心から
[あなたはまだ消えてくれなくて]…。

いつも考えるのは
[あなたのことばかりだったんだ]。

今は[さよなら
また出会えるときには]…。


◆ラスサビ

[見えない星の 王子さま]
会えない私の恋しい貴方(ひと)。

[あなたならと思った妄想の病で]
あなたならきっと、
この想いを受け入れてくれると
妄想してしまう恋の病のせいで。

[私は 失った未来に縋っていたんだ]
私は
失った恋の行方に、
あなたと一緒になる未来に、
奇跡に縋って
この恋を忘れられなかったんだ。


[消えない恋のように未だ]
[片隅から繋いだ 双星の光が]
まだ消えないあなたへの想いのように、
まだ終わらないこの恋のように、
七夕を過ぎて居場所が変わっても
星空の片隅から二つ星の光が輝いているように、
この恋はきっと、たぶん、繋がっている…。

[いつの日か あなたに届いていますように]
いつの日か
あなたに私の想いが届いていますように…。
あなたも同じ想いでありますように…。


[uhm]
あの星の下で
また出会える時には
あなたと一緒になれますように…


◆歌詞解釈解説

はぁぁあぁぁ!!切ない…スキ(´;ω;`)♡

おっとすみません!!
自分で書いておきながら切なすぎて…
つい言葉が溢れてしまいましたm(_ _)m


今回の歌詞解釈本編はポエムみたいに
言葉のリズムを崩さないように
言葉数少なめに書いてみました。

ここからは歌詞解釈のポイントを
もう少し詳しくお話ししますね (^^)


◇あなたとの間に何があったのか

まずこれ、ですよね。
[私]と[あなた]との間に何かあった。

何があったのでしょうか??
どんなやりとりがされていたのでしょうか??

曲を聴きながら、一緒に考えてみましょう♪


1Aメロの
[「僕ら歳をとっても2人で星を見たい」]

これはプラネタリウムで星を見上げながら、
[あなた]がふとこぼした
[何気ない一言]だったのでしょう。

この一言に思わず[言葉が溢れた][私]。

[私]からはどんな言葉が溢れたのでしょうか?
[あなた]に想いを伝えたのでしょうか?

歌詞解釈本編では、
[私]から溢れた言葉、その台詞を
『』で示しましたが、あえて空欄にしました。
人によって色んな解釈があると思うので ( *´ -`).。oO


2Aメロの
[「いつも私の中のあなたは憧れでした
  星に恋をしているあなたに恋していました」]

最初、
これが1Aメロで溢れた言葉なのかな?
と思ったのですが…

( ´・д・)ん?ちょっと待った!
この言葉、過去形だな…

ということは、この言葉は

[あなた]の[何気ない一言]に対して、
その時に[私]から溢れた言葉
ではなく、

会えなくなった今、
遠くにいる[あなた]へ届けたい言葉なのでは??


このフレーズのたっくんの歌い方も、
なんとなく、遠くにいる相手に語りかけている?
そんな感じがしませんか??


[止まない静寂の中 騒がしくなる鼓動が]
[割れて 痛むことなど必然のようだった]

ここは1Aメロからの続きの展開だと考えます。
プラネタリウムの中で、[私]の[言葉が溢れた]後です。


[止まない静寂の中 騒がしくなる鼓動が]
このフレーズ、個人的にとても好きです。

[止まない静寂]と
[騒がしくなる]の対比がよいのです!

※ここから しばし、
 国語好き歌詞オタクの趣味にお付き合いください
 m(_ _)m


まず、[止まない静寂]!

「止む」という言葉は
「雨が止む」とか「騒動が止む」みたいに、
目の前で起こっていたことが終わるというニュアンスで使われることが多いと思うのですが。

今回は、逆の状況なのです。

[静寂]という何も音のない時間だけが続く様。

もう少し詳しく説明しますと、
[静寂]までは続いていた[あなた]との会話
がなくなった時間が終わらない様。

逆説的な表現で趣深いと思いませんか??
たっくん、ナイスフレーズですっ‼︎ (>ω<)b”☆


そして、[騒がしくなる鼓動]ですよ!
[止まない静寂]との対比ですよ!!

シーン……………
と静まりかえったプラネタリウムで、

ドクドクドクドク
ドクンドクンドクンドクン
バクバクバクバクバクバクバクバク

自分の心臓の音がどんどん大きくなってきて
[止まない静寂の中]で
響き渡っているんじゃないかって。
[あなた]に聞こえているんじゃないかって。
この沈黙、早く終わってくれ~って ( ;≧д≦)

[私]の心情を想像すると胸が苦しくなります。


で、その後の

[割れて 痛むことなど必然のようだった]
って……!

沈黙を破って返ってきた
[あなた]の言葉に胸が痛む。
それが[必然のようだった]だなんて……

あぁ…つらい、つらすぎます… (´;ω;`)ブワッ


とても切ない恋の展開があったのではないか⁈
と想像(妄想)します。

ちなみに、恐らく沈黙を破って返したであろう
[あなた]の言葉も「」として空欄にしています。
色々、想像(妄想)してみてくださいませ♡


私が妄想する[私]と[あなた]のやりとりは
一応脚本化してあるのですが(笑)
皆さんに妄想を楽しんでいただきたいので、
まだ載せないでおきますね (*ˊ艸ˋ)ウフフ


◇間奏から感じる遠さ、長さ

2Aメロの後の間奏、
ちょっと長いなと思いませんでしたか?
何秒あるか数えましたか?

2分15秒〜3分00秒くらい、約45秒間です。
小節でカウントしたら、24小節でしょうか?

私は、音楽の専門知識がないので
よくわからないのですが、
間奏って長くても16小節くらいの曲
が多いんじゃないかなと感じます。

今回、『あの星の下で』の間奏を聴いていて、
“さぁ、また歌い出すぞっ” と気合入れたら、
“まだ間奏あった!!”
と少し驚きました(笑)


でも、この長めの間奏がいいんですよね…♪

私は、この長めの間奏から
あなたとの距離の長さ、
会えない時間の長さを感じます。


間奏は2Aメロの後の時間を表現している
と考えます。
きっと、[あなた]と会えなくなった後。

その時間の[私]の心情に思いを馳せて
胸がキューンとしちゃいます (๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )キューン…


皆さんもぜひ、[私]の心情に思い巡らせ
間奏をじっくりと聴いてみてください (^^)♪


◇双星の光

歌詞解釈も長くなってきましたが、、、
この曲の歌詞の醍醐味はここからですよ!!
(と考えます)


重要キーワード[双星の光]。


作詞したたっくんが、
このフレーズにどのような思いを込めたのか
は明らかではありませんが、
私はとてもロマンチックな世界観を感じました♡♡


[双星]が意味するものは?

[双星の光]が象徴するものは?


[双星]
二つを組にして見る星。牽牛星と織女星の類。
(精選版 日本国語大辞典)


牽牛星とは
・わし座の首星アルタイルの漢名。
・白色の一等星で、銀河をへだてて、
 こと座の中の織女星と相対する。
・彦星。

織女星とは
・こと座のα(アルファ)星ベガの漢名。
・織姫星。

(精選版 日本国語大辞典)


つまり[双星]とは、
彦星と織姫星のことです。
そして彦星と織姫といえば、七夕伝説ですよね!


天の川を挟んで並ぶ、彦星と織姫星。

そして
わし座のアルタイル、こと座のベガときたら、
はくちょう座のデネブとあわせて
夏の大三角ですよね☆

https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2022/08-topics01.html


あの日[小さなプラネタリウムの中で]
[私]は[あなた]と2人で
夏の大三角を、並んで輝く彦星と織姫星を
[双星の光]を見ていたのでしょう。

[あなた]と並んで星を見ていた時間は、
[私]にとってきっと、ドキドキして
小さな幸せを感じる時間だったのではないかな
なんて想像(妄想)します  (*^^*)


[私]の胸にはずっと、
その時の想い出が残っていて。
[あなた]が、[あなた]への恋心が、
[まだ消えてくれなくて]…。

夜空を見上げ、[双星の光]を見つけるたびに
[私]を織姫、[あなた]を彦星に例えて、
[見えない星の 王子さま]を
会えなくなった[あなた]を恋しく想うのでしょう。


この曲には
こんなロマンチックなストーリー、世界観がある。
そう感じます (ღ*ˇᴗˇ*)。o♡


◇双星の光に込めた願い

地球は公転しているため、時間の流れとともに、
見える星や見える位置が変わっていきます。

上記サイトを参考にしますと、
彦星と織姫星を含む夏の大三角は
6月頃より東の空で見え始め、
10月頃より西の空へ移動し、
12月頃までは見える位置にあります。


[消えない恋のように未だ]
[片隅から繋いだ 双星の光が]
[いつの日か あなたに届いていますように]

七夕を過ぎても、居場所が変わっても、
星空の片隅から光っている彦星と織姫星が
この恋が繋がっていることを暗示している気がする。

七夕伝説において引き離されることになっても、
1年に1度、
天の川を挟んで会える彦星と織姫のように、
その時が来ればまた、あなたに会えますように…。

会えなくても想い合う彦星と織姫のように、
あなたと想いが通じますように…。




『あの星の下で』

切なさがありながらも、悲しさだけでなく
どこか希望を感じさせる歌詞とメロディー。
ロマンチックで幻想的な世界観。

大好きな1曲です (,,>ω<,,)♡

たっくん、
こんなに味わい深くて素敵な曲を
創ってくれてありがとうございます!!

ひそかにずっと
たっくんが創った曲を聴いてみたかったから…
とてもとても嬉しいです (*´ω`*)+゚*。☆

これからもずっと、
心から応援しております。


らべんだー



ここまで読んでくださり
ありがとうございました (* ᵕᴗᵕ)⁾⁾



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