◤018_ハンドバッグが教えてくれたこと◢
カバンの用途や目的によって、
求められるものは変わってくる。
これは常に考えていることですが、
一番私を悩ませたのは
《ハンドバッグ》でした。
ハンドバッグのメインユーザーは女性ですが、
時代の流れや流行に敏感なのも女性。
時代が変わっても本質は変わらない、
良い商品は変わらない。
と思いながらも、
同じものを作り続けていると
売れなくなってしまうのがハンドバッグ。
いやぁ、悩みました。
悩んだ末にたどり着いたのは、
カバンの本質は変えずに、
見た目だけを変えると言うことです。
というのも、
ハンドバッグに入れるものはある程度決まっていて、サイズはほぼ一定なのです。
カバンとしての機能は変える必要はなかったのです。
見た目となる表面のデザインや色を変化させていくことで、
世の中の変化についていきながらもカバンとしての機能と本質は伝えることができる。
ハンドバッグに頭悩ませた結果、
変わるものと変わらないものを
自分の中で仕分けることができました。
●カバンは《入れる》《運ぶ》の基本用途
●バッグは見せる(魅せる)ことも重要
流行に合わせて形を変えていけば良い
と言う簡単な問題ではない。
という、基本に忠実なものづくりのポリシーが生まれたのも、この頃だったかもしれません。
流行も大切。
でも、それだけに惑わされず、
良いものを丁寧に販売する。
この想いを改めて思い出しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?