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作家さんの“想いの葉”

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“つくる”ことに向き合う作家さんたちの想い、“言の葉”を集めたコラム集。
運営しているクリエイター

#作家

ガラス作家 ソウザ・ムリロさん

千葉県の鴨川市は、私の故郷ブラジルに似て暖かく、海や山、土地の文化が残っている場所です。 ガラス作家として“はじまりの場所にする”。その思いでここに来て、『ガラス工房アルコス』を建てました。 ですが、当時の私にはお金がなく、工房を建てたこの土地にも何もなかった。 だから、“どうやったら始められるか”を考え、そこに生えていた竹や土を使って、工房を建てたんです。周りに木を植え、庭も作りました。 ですから、ここに来て最初の作品はこの工房なんです。 文化の違いや生活、仕事、色々な問題

クリエイター 平山 佳歩さん

「『いただきまアース』というマンガ絵本を制作しています。 未確認生物や怪奇現象といったおどろおどろしいものが好きで、ある時池袋のサンシャインシティでやっている月刊ムー(オカルト情報誌)の展示会に行ったんです。そうしたら、びっくりするほど人がいなくて…。中年の男性が数名いるくらいでした。 その事がすごくショックで、“「こわい」が「かわいい」だったら…”と思ったんです。 子供の頃に“見た目が怖いから”という理由で、欲しかったUMA(未確認生物)の本を買ってもらえなかった思い

サイトクリエイター 髙田 冴里那さん

「私が作っている“etcoeur”は、“心地良いモノゴト”との付き合い方をテーマにしたWebサイト。 まだ制作途中で、私自身が心地良いと思ったアイテムや暮らしの習慣などを発信していく予定です。(2021年時点) 今の私の生活スタイルは大人になってからできたものなんです。 学生時代、家庭教師の先生が来ると母が毎回コーヒーを淹れてくれて、寛ぐ時にお茶を飲む習慣ができました。 26才の時に働いていたカフェでは、お花もあつかっていたので、朝にお店の庭に出てお花やハーブを摘んでい