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食と人生

6年ほど前、夜中寝ていると当然、原因不明の嘔吐と胃痙攣様の症状が数時間も続く日が、何日も続いた事がありました。
吐くものがないのに、胃が何かを搾り出すかのように吐かせようとしてきます。
本当に痛すぎて、辛すぎて、その場に立つ事も出来ず、崩れるようにその場で倒れていました。
病院に行っても原因は特定できず、特に何もされず、返されるだけ。
私の体の中で何かが起こっている。という事だけが、事実としてありました。
「私の体どうなってるんだろう。」
いつ来るかわからない吐きけと痛みに怯え、当時の私は漠然とした不安を抱えていました。
「なんとかしなければ」
当時0歳の娘をワンオペで育てていた私は、自分が倒れるわけにはいかないと言う想いが強くありました。
次いつ帰ってくるかわからない仕事の忙しい夫を頼ることができなし、実家もずっと頼れるわけではない。
そんな時あるご縁があり、自分が食べているものについて改めて考えるようになりました。
そして、食にまつわる様々な事を勉強して、生活の中に取り入れるようになり、あの原因不明と思っていた私の嘔吐と胃痙攣症状が治まっていきました。
原因がわかったのは、ある化粧品会社が出していた、人口ビタミンcのサプリメントをやめたことがきっかけでした。
その人工ビタミンの摂取をやめると症状が軽快し始めら再開すると胃痙攣と嘔吐が始まったからです。
当時の私は普通に食品として出回っている製品でこのような事がおきるのかと驚き、もっとちゃんと勉強しなければと、改めて食について学び直すきっかけとなりました。

学びたいと思うと、ご縁は自然と繋がれていくもので、私は沢山の人に出会い、それまで知らなかった食について色々勉強させて頂く機会を得ました。
最初はただ、自然のものを取っていればいいと思っていましたが、ある人の出会いでその考えは変わりました。
その方は食材は自然栽培のものを選び、添加物や農薬、化学肥料など、日々の食事にとても気を使っているのに、ずっと貧血症状が改善せず、慢性的な疲れで悩まされている、というのです。
そして、私は
「体にとって良さそうなものだけをとっていてもダメなんだ。」
と思うようになりました。
しかし昔のニュースで見たことのあるような「100キロ近く体重のある肥満体系の人が、栄養価失調で亡くなった」というような状態にはなりたくありません。

勉強中、私自身食べ物について色々悩んで、自然栽培もしくは農薬や化学肥料を使わない野菜や調味料を揃えて、ビーガンと言って動物性の食品(肉魚はちみつなど)を摂らない時期もありました。
もちろん外食もほとんど行かず、沢山の制約を自分に設けてきました。
しかし、一年たたないうちに標準体重の私がさらに10キロ近く減ってしまい、体力もなくなり、体も顔もガリガリになり、これは死ぬなと思い、動物性タンパク質もとるようになりました。

その後も食について学ぶのが面白く継続してきましたが、学べば学ぶほど私はある思考に囚われ始めました。
これは科学的なものだから悪、これは自然由来で毒性がないから善。というようないわゆるジャッジです。
家族が袋菓子を食べていると、どれだけ悪いものか一生懸命伝えたりしはじめました。
しかし、ある日私は気がつきました。
良い悪いとジャッジばかりしている自分は果たして、相手にとっても自分にとって生きやすい選択なんだろうかと。
そもそも、それは良いこと。それは悪いこと。の基準って誰が決めるのかな?

高次の存在は良いも悪いも無く、もちろん善も悪も存在していません。そう言う概念がそもそも無いんだそうです。

私は私がしてる、自分の中で正しいと思ったことを正義をかざして押し付けることについて、これは違うなと思うようになってきました。
私が相手の生き方を、相手の意思に関係なく、こちらが決めてしまうと言うのは、操作になるなと思いました。
何をするかは相手の自由であって、他人がどう生きるのかを決めるのも他人になります。
そして、たとえもし意見が違かったとしても、彼(彼女)はそう思うんだな。と思うように意識し始めました。
それは関心を示さないというわけではなく、良い悪いのジャッジをせず、相手が相手の心のままに表現したことを、自分とは少し距離を置いたところから認識するような感じです。
自分の人生もジャッジで選択せず、制限を設けず生きる事が大切なのではないかと思うようになりました。

食べる事は生きる事。

食も生き方も、それぞれがそれぞれとって心地よいと思える選択がとれ、感謝の想いが溢れるものになればいいなと思いました。

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