ターン動作に必要な回旋評価
体幹回旋運動において回旋半径を小さくすることは、回旋角速度を高める上で重要になります。
大きく回旋することによって角速度の低下を招くだけでなく、その制御には大きな力を必要とします。
そのため回旋動作を評価し、トレーニングを行うことはターン動作含むスポーツにおける回旋動作のパフォーマンスアップには重要と考えています。
●ターン動作不良例
●ターン動作良好例
ターン動作のポイント❶|内脚減速
減速脚は次の進行方向に向かって股関節を外旋させ、股関節(内転→外転)、足関節(回外→回内)で減速します。
減速脚の股関節が外旋せず、つま先が進行方向を向いたままでは十分に減速できず、外脚に重心が流れてしまいます。
ターン動作のポイント❷|外脚接地
最後の切り返しの外脚は地面に対して斜めに接地します。
外側脚への重心移動を骨盤挙上にて制御し、過剰な重心移動を抑制します。
外脚接地後に内脚で加速する際に、接地面(外脚)に対して重心が遠くにある方が身体は倒れやすく、内脚の接地が早くなるため重心を内脚に残しておく必要があります。
ターン動作のポイント❸|内側加速
体幹の真下に内脚があり、トリプルエクステンションで加速します。
重心を内脚に残したままで、外脚で床反力を次の進行方向に向けたら、内脚の足関節・膝関節・股関節の伸展(トリプルエクステンション)にて加速します。
外脚からの反力があるため、内側に加速することができます。
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