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オーバーヘッド動作に必要な胸郭安定性

投球動作、アタック動作で必要な胸郭安定性の評価とアプローチ方法をお伝えします。

胸郭は様々な関節で成り立ち、上半身質量中心があることから、柔軟性が確保されていることで姿勢・動作を安定させることに貢献するとされています。

しかし多くの場合、胸郭の可動性が低下することで呼吸機能の低下、肩関節の可動性の低下、さらには下肢疾患の原因となるなど、様々な問題の原因にもなりやすい部位とされています。

そのため胸郭の可動性獲得が優先され、可動性が改善することで多くの主訴が改善することを経験するのではないでしょうか。

胸郭柔軟性の記事はこちら

しかし、
柔軟性獲得だけでは支えるという脊柱の機能を十分に果たすことが難しく、床からの反力を適切に緩衝するためにも胸郭の安定性を獲得する必要があります。

また、呼吸機能の低下やインナーユニットの機能低下により呼吸補助筋やアウターユニットの代償により筋緊張が高まり可動性が低下しているケースでは、可動性改善に合わせて、筋機能の改善も必須となります。

●呼吸機能改善についてはこちら

今回は、
上肢機能としての胸郭に注目し、胸郭の安定性獲得に向けたアプローチについてご紹介します。


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