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膝関節を安定化させる半月板アプローチ

膝関節の構造上、骨による安定化が得られにくいため、周囲組織による安定化が必須となります。
特に膝関節では可動性を有する半月板があることから、半月板が膝関節運動に伴い可動することで膝関節の安定化を担っています。

その反面、周囲組織の滑走不全により半月板の可動性が低下することで、膝関節に加わる応力が分散できず、周囲組織の損傷をきたす可能性もあります。

膝関節運動の適正化を図るために、周囲組織の滑走性が改善することで半月板の可動性の適正化を図り、膝関節の構造的な安定化が得られると考えられます。


1.半月板の解剖

●半月板の構造
両端は前角および後角、さらに前節、中節、後節に分けられます。
半月板は線維軟骨組織であり、内側半月板は大きいC字型、外側半月板は小さいO字型である。

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