アキレス腱炎に対する評価・アプローチ
1.アキレス腱炎とは
アキレス腱は腓腹筋及びヒラメ筋が停止し、踵骨に付着する腱組織となります。
アキレス腱周囲組織は血流に乏しく、組織修復が不十分な状態で牽引ストレス及び剪断ストレスを繰り返すことにより、炎症が慢性化しやすいことが特徴として挙げられます。
アキレス腱炎は疼痛発生部位により、踵骨付着部障害(アキレス腱付着部・滑液包)と腱実質部(踵骨付着部より2-3cm上)障害(アキレス腱内・アキレス腱周囲組織)に分けられます。
アキレス腱周囲組織として、血流豊富でアキレス腱との滑走を促す組織であるパラテノンが炎症発生しやすい部位となります。
以上から、
アキレス腱炎を慢性化させないためには、障害発生部位の特定と原因となる動作の特定をすることが重要となります。
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