見出し画像

肩関節後方タイトネスの改善

オーバーヘッドスポーツにおいて肩後方タイトネスは肩関節疾患に影響し、その改善を図ることは多いと思います。

まず考えるべきはなぜ肩の後方が硬くなるのかを考えます。
スイング動作においてリリースやアタック後に、肩の動きを止めるために身体の後方の筋群でブレーキをかける必要があります。

投球動作で考えると、
リリース後に肩内旋、肩甲骨前傾・内旋、体幹回旋にて減速するため、肩後方(三角筋後部や棘下筋)、肩甲骨後方(広背筋や菱形筋)、体幹後面+対側股関節後方筋群の働きが必要となります。

画像1

つまり、リーチ動作同様に肩関節・肩甲骨・体幹の連動性及び柔軟性、その動きを制御する筋力によって減速動作を制御します。
この連動において肩甲骨や体幹の動きが不十分であると、肩後方のみのブレーキ動作となり肩後方に負担が加わり、タイトネスが生じてしまいます。

減速動作に必要な柔軟性の評価
リーチの距離を評価します。

画像2


肩後方タイトネスの評価

ここから先は

1,684字 / 2画像
【100記事以上読み放題・2回/月投稿】 評価・動作分析・徒手療法・運動療法・アスリハ・パフォーマンスアップトレーニングなど日々更新される知識・技術をタイムリーに配信します。

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnot…

よろしければサポートお願いいたします!