股関節伸展運動の獲得
股関節伸展は歩行において身体を前方に移動させるために重要な動作であり、股関節伸展運動の低下は、身体重心移動を他関節で代償することになります。
そのため歩行能力向上だけでなく、障害予防の観点からも股関節伸展運動を改善する必要があると考えます。
股関節伸展動作の改善
股関節伸展運動の改善には股関節における関節包内運動の改善、股関節屈筋群の柔軟性の改善、足関節との連動を考える必要があります。
歩行において、Tstにて股関節が伸展されることで抗重力筋である、腸腰筋が伸張され体幹-股関節の姿勢制御に貢献するとされているため、股関節伸展運動を獲得することは姿勢・歩行の安定化に重要な動作となります。
今回は股関節伸展運動の改善方法を、その改善の順序とともにご紹介していきます。
1.股関節内旋可動域制限
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