胸椎伸展可動域の獲得|前鋸筋
抗重力伸展活動を促す上で胸椎伸展は必須となり、その可動性を獲得することは肩関節の可動域を広げるだけでなく、下肢へのモーメントを軽減する上で重要となります。
脊柱はS字の弯曲を呈し、その弯曲によって下肢への緩衝作用を発揮することができることから、弯曲の過剰な増減は下肢への負荷となります。
特に体幹全体が重力に抗することができずに屈曲傾向へと進み、伸展の可動性が低下する傾向にあります。
体幹全体の伸展可動域の中でも胸椎伸展可動域は20-25°程度で腰椎伸展可動域(15-20°)より大きいことから、脊柱の伸展運動を促す上で胸椎伸展可動域の改善が重要なポイントとなります。
1.胸椎伸展運動
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