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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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#徒手療法

徒手療法|下肢編(足関節・膝関節)

メディカルフィットネスでのコンディショニングやスポーツ現場における徒手での対応で、頻回に用いる徒手療法をご紹介します。 徒手療法ではいわゆるリリーステクニックを多用します。 表層筋膜や深層筋膜、筋間、筋と他組織との滑走性を改善する目的でリリースを行います。 特にスポーツ現場においては即効性のあるアプローチが求められ、その手技を持ち合わせていることは重宝されますが、 そもそも即効性がある手技は、即効性がある部位にのみ効果があると考えます。 その部位とは軟部組織であり、周囲

肘関節の可動性改善のための徒手療法

肘関節の運動療法を行う前に、肘関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 特にグリップしながら物を持つトレーニングや手を地面につき支える際には前腕・肘の機能は必須となります。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 肘関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します

肩関節の可動性改善のための徒手療法

肩関節の運動療法を行う前に、肩関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 肩関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します。 肩関節可動性評価1st、2nd、3rdポジションで肩関節の可動性を評価します。 上腕骨頭を触知し

骨盤帯・股関節の可動性改善のための徒手療法

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膝蓋腱炎に対する評価・アプローチ

1.膝蓋腱炎とは膝関節の屈伸で起こる膝蓋腱の繰り返される伸張牽引ストレスによって、膝蓋腱付着部、滑液包、脛骨結節など周囲組織の微細損傷が生じる状態となります。 オスグッド・シュラッター病とは 脛骨粗面が力学的に脆弱とされる、10-15歳頃に発症する脛骨の骨端症となります。 不良動作や運動量の急増により大腿四頭筋のタイトネスが生じることによって、脛骨粗面への牽引力が増大して発症します。 また膝蓋腱炎は圧痛部位より以下の様に分類されます。 Blazina分類 1.大腿四頭筋

膝関節の可動性改善のための徒手療法

膝関節の運動療法を行う前に、膝関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 膝関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します。 1.下腿内旋|大腿脛骨関節内側評価|下腿内旋 軽度屈曲位で他動運動での下腿内旋、自動運動で下腿内

足関節の可動性改善のための徒手療法

足関節の運動療法を行う前に、足関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 足部・足関節の可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 足関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します。 1.足関節背屈|内旋可動性